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<夢発信> az☆我が道を行く

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ラズベリー&ベリー@ Re:おめでとうございます!(11/02) ノノ子さん、大分日がたってからの返信で…
2004年03月20日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
午前零時、先ほど家に戻ってきた。
ルームメートが帰省したこの家はとても静かだ。
ただ、外の雨の音だけが聞こえてくる。

興奮して何から書いていいか分からないが、とにかく私は今日、歴史の一ページに居合わせたのだ。
それがたまらなく嬉しい。

阿扁が見事再選を果たした。

確定得票、阿扁・647万対連戦・644万(無効票33万あまり)。
得票率、50.12%対49.88%の接戦だった。
投票率は80.28%(前回82.69%)。
(中央選挙委員会発表、台湾時間午後9時現在)

国民投票は、残念ながら全有権者数の半数に達せず、成立しなかった。

私はこの日、午後から近くの小学校へ投票の様子を見に行き、その後友人と落ち合って、他の投票場の様子を見た。
そこは、珍しく、空き家を利用した投票場だった。
道に、たくさんの人が並んでいた。

投票終了時間の4時前、民進党総本部へと向かう。
5時過ぎに到着。
すでに人がたくさんで、後からもどんどんやってくる。
ステージ前に行こうとしたが、人波の途中で進めなくなって引き返した。
その時点で、阿扁が2万票ほどリードしていた。

グッズなどを一通り見て楽しんだ後、国民党総本部に行ってみることにした。

両陣営の総本部は、大通りを2つはさんだ向こう側。
その距離約1キロ。
楽に移動することができた。
が、その間2箇所に二重のバリケードが設置されていた。

暴動防止というか、両陣営の衝突をさけるためだろう。

国民党総本部に着くと、そこはコンサート会場のようだった。
友人の話では、本物の歌手を呼んで盛り上がるようなのだ。
ちゃっかり「連戦頑張れ」と歌っている歌手もいた。

そこでは、連戦がややリードしていた。
後で分かったことだが、民視と中天など以外は連戦リードの集計を出していたらしい。
ネット朝日新聞も終盤で逆転という風に報道していた。
現場にいた私の認識とは違うので、かなりの違和感があったが。

7時過ぎ、阿扁陣営のすぐ近くの食堂で、テレビを見ながら夕食を取った。
群集の歓声や花火の音などが聞こえる。
依然として阿扁リードだ。
未開票地域は27地域中8地域(だったか?)になっていた。
それが、4地域、2地域となった。
心がはやり、「まだ大丈夫よ」という友人をせかして、店を出る。

民進党本部に戻ると、もうテレビの集計は映し出されていなかった。
観衆が沸いている。
前にも後ろにもたくさんの人がいる。
その長さ300メートルくらいか、もっとか、よくわからない。
8時頃、すぐ後ろで突然爆竹が鳴り出し、花火が上がった。
火の粉がこちらにまで降り注いでくる。
皆が叫んでいる。

当選か?

アナウンスはその時まだなかった。

間があって、司会者が勝ったのだと叫び始めた。
再び群集が沸く。
花火があがる。
司会者が、明日新しい台湾に向かって「おはよう」と言おう、と言った。
皆、晴れ晴れとした顔をしていた。

その後、国民投票の結果が出るまで話は続いた。
けっこう待った。
友人が、結果が悪くて、中々発表しないのかもしれないと言った。

結果、その通りになってしまった。
「失敗」、だった。
この結果が今後の台湾にどう影響するのか、実はよく分からない。
見守っていくだけだ。

10時前、副総統・呂秀蓮が車椅子で現れ、松葉杖を使って立ちながら話し出した。
その中で、前日発砲された時、爆竹が当たったと思った、と語った。

その後、阿扁が現れた。
始めの演説では元気がないように見えたが、2回目の時には、いつもの調子を取り戻したようで、両こぶしを上に突き出しながらスピーチしていた。
それとも、始めの方は正式なものだったのかもしれない。
元気そうで、安心する。

後で連戦が投票無効を訴えていることを知ったが、大人気ないと感じた。
民主制の選挙で結果が出ているというのに。
今後を見守ることにしよう。

この2日間、どぎまぎしたが、吉報が得られて本当によかった。
明日起きたら、「台湾、おはよう」と言おう。
新しい台湾の始まりだ。





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最終更新日  2004年03月21日 11時12分20秒
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