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待ちに待った初雪。
土曜に雪が降り始め、日曜は降り積もっていた。 そして今日。 もう溶けてなくなっているものだと思っていたのだけれど、思いがけず、わずかに残っていて嬉しくなった。 溶けかけて再び凍った氷が道路にこびり付いていたのは、滑りそうで恐かったけど。 空は快晴。 昼になって、きらきら光る暖かな陽光が氷を溶かしているさまは、きれいだった。 冷たい風に吹かれながら歩いていて、雪は溶けてなくなるのだと思った瞬間、幼い日のことを思い出した。 雪の降らない地域で生まれた私たちは、幼い日、雪に憧れ、真っ白な発泡スチロールを削って、雪を再現するのが好きだった。 後に残って汚くなるので、大人は怒ったけれど、こどもたちは大抵、そういう遊びが好きだった。 無心になって、削ったっけ・・・・・・。 本物の雪は、跡形もなく、なくなる。 そのことに、ほんの少しの寂しさと潔さを感じた、午後の昼下がりであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月23日 22時54分23秒
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