ピクニックとスパゲッティ
昼。いつもよりちょっと豪華なお弁当を作って、電車に乗り込んだ。行き先は新宿御苑。ゴールデンウィークの東京は、人が少ない。新宿御苑の入園者は多かったけれど、それでも普段の週末より少ないであろう。ビニールシートの代用の新聞紙を敷いて彼とお弁当を食べた。野外で食べるお弁当は格別。だから、ピクニックって素敵だし、考えるだけで楽しい☆食べ終えてからは園内をぶらぶらしたり、草花を観賞したりした。リフレッシュしたのもつかの間、新宿駅周辺は普段より人が少ないとはいえごみごみしていて、せっかくの気分転換が台無しになってしまった。そこで。八王子に向かうことにした。特に何があるわけではないけど、とにかくごみごみした所から抜け出したかった。電車に揺られて1時間半。ほとんど寝ていたのでよく分からないけれど、景色がひらけてきた。こういう雰囲気、好きだなあ。八王子に着いたのは、夕方になっていた。ぶらぶら歩く。ちょうといいくらいに人が少なくて、いいくらいに栄えている。公園に行って、駅で買ったアップルパイを食べて、しばし談笑。ゆるやかに時間が流れていく。再び、駅に戻り、スパゲティ屋を見つけて中に入った。ここの若いおかみさんがまた、いい雰囲気を出していた。サービスとは違う、きめ細かな気遣い。好きでこの店をやっているという感じだった。いいなあ、私もこういう店を出したい。。。ミートソースのスパゲティーも、牛肉100%の手作りソースで、とてもやさしい味がした。ほっこりする。店を出る時の、おかみさんと厨房の方(ダンナさんかな?)の笑顔が心に染みわたる。本来あるべき、人と人とのふれあいという気がした。何かがある街というわけではないけど、また、行きたい。