ダニエル・ペナック「人喰い鬼のお愉しみ」
【中古】 人喰い鬼のお愉しみ / ダニエル ペナック, Daniel Pennac, 中条 省平 / 白水社 [単行本]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】<内容紹介より>マロセーヌの仕事はデパートの苦情処理係。ところがそのデパートで謎の連続爆破事件が起こり、疑いの目を向けられた彼は捜査に乗り出すのだが……。ベストセラーの傑作ユーモア・ミステリ。なんとも不気味な、でもちょっと気になるタイトル。図書館で書棚配架ではなくワゴンにあり、ダークファンタジーなのかしら?とタイトルにのみ魅かれて借りてみました。正直、微妙に読みにくかった。登場人物が多すぎてこの人誰だっけ?状態。主人公の家族をはじめ、職場の人もが一癖もふた癖もあるひとばかり。途中で読むのをやめようかとも思ったけれど、年の初めに読み始めた。それがこのタイトルって…とも思うけれど、挫折すると今年一年が挫折年になったら嫌だし。後半いやもっと進んでかな、ようやく何となく全貌が見えてきて進みが早くなりました。なんか漫画で読んだらもっとわかりやすくて楽しめたのではと言うのが一番の感想。それもスパイファミリーみたいな絵柄で。思い込みが激しくて突っ込みどころ満載の登場人物とか、何故か読みながらヨルさん、シルヴィア、フランキー、デズモンドさん等の顔が思い浮かんだりしたのですよ。ユーモアミステリーと説明があるけれどシニカルな面が強い気がする。これ本国ではシリーズ化されるほど人気だったそうで、行間が読める、フランス人の笑いのツボが理解できるならもっと楽しいのでしょう。私には向いていなかった。次は日本人作家の作品を読もう。