標野凪「本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。」
本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。 (ポプラ文庫 日本文学 463) [ 標野 凪 ]<内容紹介より>札幌にある『本のない、絵本屋クッタラ』はインクブルーの三角屋根が目印の、店主・広田奏と共同経営の八木が切り盛りする本屋兼カフェ。メニューは季節のスープセットとコーヒーのみだが、育児に悩んだり、自分の今の立ち位置に迷った客が今日もやってくる。名の通り店に本はないが、奏は客の話に静かに耳を傾けると、後日悩みに寄り添う絵本をそっと差し出す。それは時に温かく、時に一読しただけではわからない秘密をもっていて…。不思議な温かさを感じます。クスっとすることも。それは店主の奏と共同経営者の関係が大きいと思います。八木くんの正体を知った時は、軽く、いや、かなり驚きました。え???マジ?すごい設定だけれど、舞台が北海道というところでもしかしたらこういうお店もあるかもね、と思えてきます。馴染みのある絵本でも、見方、受け止め方で全然違った世界が見える。子どもも大きくなり絵本の大半は処分してしまったけれど、何冊か残っていたはず。引っ張り出してきて読んでみようかな~なんて思える一冊です。ところで・・・八木くんは何故にお店に出てきてはいけないの?別に出てきてもかまわないのではないかと思うのですが・・・飲食店を兼ねていると制限があるのかな。