まりことリンリン~♪

2019/02/25(月)22:56

『メリー・ポピンズ リターンズ』

宝塚・観劇・鑑賞etc.(334)

観てきました、『メリー・ポピンズ リターンズ』 ​ メリー・ポピンズ リターンズ(オリジナル・サウンドトラック/英語歌唱盤) [ (オリジナル・サウンドトラック) ]​ 子どもたちが小さい頃、DVDを繰り返し見てたんですよ1作目。 普段あまり映画館へは行かないのですが、これは早く観たくて娘と行きました。 人気作の続編というと前作の人気に乗じて、あまり間を置かずに勢いで作った。 という感じの作品も少なくはないと思っています。 ですがこれは1作目から50年以上経って製作された作品。 監督がメリーには「きみとでなければやりたくない。きみがやりたくないなら他の企画を探す」 そう主演のエミリー・ブラントに言ったそうです。 前作へのリスペクトと、新作への意気込みが尋常ではなかったのだと感じられます。 観終わった第一声は、「良かったね〜凄く良かった、観に来てよかったね〜」でした。 私も娘も、一番印象に残ったのは、点灯夫たちのナンバー。 このシーンは前作で言う、煙突掃除人たちのナンバーにあたります。 街灯や自転車を使ってのパフォーマンスは素晴らしく迫力がありました。 つい癖で、思わず拍手しそうになっちゃいましたよ。 劇場で観たら、間違いなく拍手大喝采のシーンです。 この点灯夫たちの活躍が凄いのです。 バンクス家の窮地を救うための爆走も物凄かった。 一つ間違えば撮影中の大事故に繋がる自転車の大群の大暴走でした。 主演のエミリー・ブラントはジュリー・アンドリュースよりクールに見えました。 ジュリーのメリーは子どもたちに厳しくもお茶目なところがたっぷりありました。 今作のメリーは、子どもたちの前では物凄くクールな感じがするのです。 もちろん厳しくも優しいのは前作と変わりません。 母を思う子どもたちへ歌うバラードはとても暖かく心揺さぶるものでした。 笑ってるところもあるのだけれど、でもどこかクールなんだなあ。 メリーという役への二人のアプローチの仕方が異なっているのですね。 どちらが良い悪いということではないのですが、そこがとても印象的だった。 エミリーが話していますが、原作はずっとダークで深い背景がある、と。 原作を読んだことがないので、原作を読んでみたくなりました。 点灯夫のジャックは前作のバートの役どころ。 実はバートの元で見習いをしていたことがあるのだそうです。 だからバートのように陽気で寛容で優しいのかな。 人の善さが全身から滲み出ているのですよ。 演じているのはリン=マニュエル・ミランダ。 スクリーンよりも舞台の方で有名な方なのだそうです。 どこかで見たような、誰かに似ていると思ってずっと考えていたのですが なんか石川禅さんに似てませんかね?面長だけどちょっと丸い輪郭とか。 前作でバート役を演じたディック・ヴァン・ダイク。 彼は同作で銀行家のミスター・ドース・シニアを演じていたのですよね。 今回はその息子のドース・ジュニアで登場しました。 御年93才だそうですが、お元気そうでコミカルでお茶目で素敵なおじい様でした。 びっくりしたのが、息子たち。 父親の子ども時代にそっくりで、よくこんなに似た子を見つけてきたものだ と娘と話していました。 他にもメリル・ストリープ、アンジェラ・ランズベリーとそうそうたるメンバー。 メリルがこんなに滑稽なというか突飛もない役を演じているとは。 少しふくよかになられましたね。 奇抜な衣装に濃いメイクで・・・ちょっとですね ロバート秋山さん演じるデザイナーYOKO FUCHIGAMI に似ていると思ってしまいました アニメーションを使ったシーンも良く出来ています。 不自然さがないんですよね、さすが本家本元です。 今でこそよくありますが、それでも視線がアニメキャラと上手く絡んでいなかったり どこか不自然な部分を見ていることってあるじゃないですか。 でもどのシーンもバッチリなんです。 暴走する馬車に子どもたちが乗っているシーンも良かった。 今日発表されたアカデミー賞、いくつかの部門でノミネートされていたけれど 残念ながら受賞まではなりませんでした・・・ でも、是非是非ご覧になってくださいませ。 楽しくて、泣けて、そして幸せな気分にさせてくれる作品です 字幕がもちろんお薦めですが、小さいお子さんがご一緒なら吹き替えもお薦め。 声優陣がミュージカル界でメインキャストとして活躍されている方が揃っています ​ メリー・ポピンズ リターンズ(オリジナル・サウンドトラック/日本語歌唱盤) [ (オリジナル・サウンドトラック) ]​​

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