2020/11/07(土)22:35
デボラ・ハークネス「魔女の目覚め」他 三部作
魔女の目覚め 上ロマンス【電子書籍】[ デボラ・ハークネス ]
いやー自分でもびっくり。
読書のカテゴリー、なんと3年ぶりくらいの更新だった
読んでないわけではないのですよ。
老眼が進んで、移動中とかに読む時間がかなり減ったのは事実ですけれど。
そもそもブログの更新自体がかなーり減っているので、読んでもアップのタイミングが無かった。
もう少し頻繁にアップせねばですね。
<内容紹介より>
その本は図書館の奥でひっそりと眠っていた。彼女を待ちわびるように…。イェール大学の若き歴史学教授ダイアナは、錬金術の研究中にオックスフォードのボドリアン図書館で一冊の写本を手にする。褪せた金箔が放つ虹色のきらめき、鼻をつく不思議なにおい。それは彼女に何かを語りかけているように見えた。由緒ある魔女の家系に生まれながら魔法を否定して生きてきたダイアナはすぐに本を返却するが、やがて周囲で奇妙な事が起きはじめる。すべてはあの写本が原因なのか?ダイアナはオックスフォードの教授で天才科学者と名高いヴァンパイアのマシューと共に壮大な謎に取り込まれてゆくが―。
「オール・ソウルズ・トリロジー」として
「魔女の目覚め」「魔女の契り」「魔女の血族」各上下巻 計6冊。
ヴァンパイアが登場する話と言えば、何年か前に「トワイライト」シリーズが人気でしたね。
こちらも気にはなっていたのですが、若い子がこぞって読んでいた印象だったので
何となく触手が動かず結局読まず。
それに対してこの「魔女の…」シリーズは登場人物の年齢設定が比較的高めで
本屋で何度も見かけてはそのたびに気になっていた本です。
コロナで家にこもっていた間に、ついに読むことにしました。
著者は現役の歴史学教授。
16ー18世紀のヨーロッパにおける魔法と科学の歴史を専門としているそうで、
細かいことは覚えてないけれど、確かに歴史で習ったぞーという人物や出来事が出てきたり
DNAやら生物学的な内容も説得力がある(本当はその辺よく理解できないけど)ものでした。
ただのファンタジー、異種間ラブロマンスかと思って読んだら印象結構違うかも。
「オール・ソウルズ・トリロジー」だそうで、直訳すると「全ての魂の三部作」
確かに数世紀にわたる時代を通じてクリーチャー(魔女、ヴァンパイア、デーモンetc.)
そして血の温かい者(人間)の異種間の軋轢、共存、起源、そして未来への希望。
ピッタリなシリーズ名だと思います。
とても壮大で、そしてとても身近なテーマ。
読み始めたらぐいぐい引き込まれ、続きが気になってとまならい。
やっぱりもっと早く、気になった時点で読んでおくべきだったーーと思いました。
面白いから娘にも薦めたいけれど、うちの娘って長編が好きじゃないらしい・・・
勿体ないなあ。
スピンオフも1冊でているので、そちらもそのうちに読みたいと思います。