
クララとお日さま [ カズオ・イシグロ ]
<内容紹介より>
人工知能を搭載したロボットのクララは、病弱の少女ジョジーと出会い、やがて二人は友情を育んでゆく。生きることの意味を問う感動作。愛とは、知性とは、家族とは?ノーベル文学賞受賞第一作、カズオ・イシグロ最新長篇。
若い方からおすすめされて読みました。
正直、一度読んだだけでは正しく理解できていないのではないかと思っています。
他の方はどんなふうに理解されたのかしらと思い
読み終わってからブックレビューを読み漁りました。
バッドエンドなのか、メリーバッドエンドなのか。
相対的にメリーバッドエンドとの声が多いようでした。
まあ、そうだろうと私も思います。
AF(人工親友)のクララは満足しているけれど、人間ゴがあちこちに描かれています。
ジョジーの母が顕著なのはわからなくもないけれど
自分のAFはクララしかいない!とクララを切に欲したジョジーでさえ
あなたは人間の友達とは違う、と言い切るなんて。
そして最後の節。
ここをどう読みとるかによっても違ってくると思います。
クララが「あの場所」に来たのはジョジーと別れてどれくらいたってからなのか。
店長さんの身体的特徴から読みとってもいくつかの解釈がありました。
私としては、それなりの年月が経ってから、と思いたいのですが、
同じ場所で、店長さんがクララのAF仲間のローザと2年ほど前に会った。
ローザの生活はクララほどうまくいかなかったようだ。
というところから推し量れば、ジョジーと別れて間もなくなのではと思われます。
また、人間とA Fだけでなく人間の中でも「処置済み」と「未処置」に区別され
学歴、就業等の差別がされていることも読んでいて苦しくなります。
でも、それではこの作品が嫌いなのか?と問えば、そうでもない。
不思議な作品です。
2024年に映画撮影され2026年公開予定のようです。
記事を読みました。
そこに画像がいくつかありました。
ん・・・?
「あの場所」でクララと店長さんと思われる女性が話している画像も。
私が思っていた店長さん像よりも大分年配のよう。
ということは・・・?それとも元々店長さんは年配だったのか。
気になるところです。