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テーマ:吹奏楽万歳(1)
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本日は投資とか不動産とか関係なしの番外編です。
このところ少しだけコンサートづいています。 先月末の日曜は、妻の実家の磐田に程近い静岡県浜松市での小澤征爾音楽塾公演=喜歌劇こうもりを見てきました。 タータン三才を実家に預け、演奏と、小澤さんの指揮ぶり(三階席で小さい人物を追うのは大変でしたが500円でオペラグラスを借りていたので見えました)と、地元出身の元タカラジェンヌのユーモアたっぷりの出演演出を楽しみました。 その後、同じビル内のイタリアンで3200円のコースとグラスワインで余韻を堪能。 地方都市の物価の安さはいいですね。 夏休み第一弾をこうして終え、実家での休養を楽しむ妻子を残して翌月曜、一人で車で帰京し、ゆっくり早めの晩酌を一人で楽しみました。実家のお父さんお母さんありがとうございました。 8月2日(土)は姪っ子が入っている大学オーケストラ(K大Wソサイアティー)の親子のためのコンサートに7月31日で三才になったばかりの息子連れ行ってきました。 家内は用事が出来て二人で出かけました。 姪っ子はK大生ではありませんが、この大学はオーデションに受かれば、他大学生でも団友という資格でオーケストラに入れてくれるのです。 おかげでオケのない女子大に通う姪っ子もバイオリンパートで、オケの経験ができるわけです。ここら辺はW大生のみが団員になれるW大学交響楽団と違うところです。 さて、 コンサートの方は、二階席に座ったとたん、息子が、ティンパニや大太鼓、トロンボーンなどが音合わせをしている音の響きが怖かったらしく、"コワイコワイ、コワイカラ~"を連発し、臀部の筋肉を硬直させながらエビゾリで泣きわめきます。 見かねた案内の団員さんに"ロビーでモニター画面がありそこで演奏会の模様が見られますので、落ち着くまでそちらでご覧になってはいかがですか"と助け船を出され、結局演奏会冒頭はロビーでモニター鑑賞となりました。 タータン組以外に、もうひと組男の子とお母さんがモニターにいらっしゃいました。この展開がこのお母様は頭に来たらしく、結構冷たく息子を注意しながら、結局関心を示さない息子さんともども退場されました。 モニターでは怖さを感じないわが息子でしたが、演奏よりもカーペット敷きの広いロビーで走り回るのに夢中になってしまい、結局三才でのクラシックコンサートデビューは幻と終わり、ジュースとパンを買って、車で帰ることとなりました。 チケットプレゼントしてくたI子、ごめんね。 三題噺の最後は、 先日の7月31日木曜、上記のコンサートより少し前、息子の三才の誕生日を祝うべく、午後半休をとった小生は、友人との昼食会帰りの家内と銀座で待ち合わせをしました。 時間が余ったので、HMVでクラシックコーナーをのぞいていた時です、ふと、"ザ課題曲"というCDが目に留まりました。何と全日本吹奏楽コンクールに昭和50~60年代に採用されていた課題曲の名曲集が売っているではありませんか。 試聴したところ"あの"懐かしい曲たちが東京佼成ウインドオーケストラの演奏で収められています。 中一のときに先輩の演奏にドキドキしながら聞いていた"高度なテクニックへの指標"や中三の時、トランペットのパートリーダーとして神奈川での全国大会に臨んだ、"メインストリートで"もあり、懐かしくてその場から動けなくなりました。一期一会です。早速買いました。 中三の全国大会の本番前のことははっきり覚えています。 リハーサル会場での演奏時はいつもより調子がよく、課題曲のキーとなる高音部の伸びも何の問題もありませんでした。 本番出演のために、45名の一団が、舞台裏まで行く途中に、ちょうど渡り廊下があり、吹きっさらしになっていました。 小生の前後は渡り廊下の前か後で、建物の中で数分を待ち、45名の出演部員のうちの一部の人間のみがこの渡り廊下の外気にあたる部分で本場の演奏順番を待っていました。 この数分が魔の時間でした。 神奈川の11月はそれほど寒くありませんがこのときの数分間は小生の顔面、頬、唇周りの筋肉を凍えさせるのに十分であったようです。 舞台に上って調子が悪いと思い、音合わせのとき高音をだしてみましたがうまく音程がとれません。 1st trumpet のもうひとりの奏者、野島君に"どうも高音が出ない、前半部のロングトーンは頼む"と言ったのを覚えています。とはいいながら、彼の音だけではいつものバランスが崩れるのは必至でしたから、神に祈りながら、"うまく唇があたたまりますように"と、唱え、演奏を開始しました。 案の定問題の部分ではまだ十分唇が温まらず、結局この部分はうまく音程がとれませんでした。 銅賞に終わり、すべてをかけて全国大会に来たのに結果が出せませんでした。帰りのバスでおれのせいだと皆に謝ったのも覚えています。 "千日の練も万日の練も、勝負は一瞬"という人生の真実を教わった一日でした。 あれから三十数年、城南中学校のブラバンのみんな、どうしてる? 秋田高校の先輩後輩の皆さん元気ですかー、などどいうきもちが駆け巡った一日でした。 HMVの隣のコーナーには、同じように名曲と言われた課題曲をプログラムに入れた、佐渡裕指揮、シエナ演奏のDVDもあり、それも買いました。ショスタコーヴィッチの5番の最終楽章、祝典序曲も最高です。 さらに高校のS先輩が、(クラリネットで音大に行きその後音楽を教えながら、吹奏楽コンクールの全国大会常連指揮者として活躍していらっしゃるらしい)指揮した、秋田と神奈川の一般団体が全国大会で金賞を取っているDVDも衝動買い。 夜、一人で、息子の誕生会が終わった後、夜中じゅうCDとDVD鑑賞(感傷?)大会となってしまったことでした。 DVDに刺激され、しまい込んでいたYamaha の Cornetを取り出し、高音は全く出ないながら、"ポープー"とならしてみました。基礎練習は辛いけど、またラッパやってみようかなと思っている今日この頃です。 考えてみれば、酒飲みオヤジと癇癪持ちおふくろの喧嘩の中で、小生の情操を養ってくれたのが吹奏楽と楽器でした。 ありがとう"わが吹奏楽部の思い出と先生、仲間たち、"と言いたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.10 20:18:35
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