夢は実現する。
シェリーマンの嘘ロマンに失望した日に、偶然、バスマスタークラッシクで日本人が初優勝!という記事が飛び込んできました。凹な気分がスグに終わりました。このサイトに遊びに来ている方で、ブラックバスやバスプロ・トーナメントをご存知の方は少ないと思います。少しだけバスプロ・トーナメントについて書きます。舞台はアメリカ。釣ったブラックバスの総重量で優劣を競うのがルールです。プロ資格を持ったバスプロ達が、各地のトーナメントで競い、年に1回行うのがバスマスタークラッシクです。マスタークラッシクとか、試合のマチイメイクは、ゴルフに似ています。このマスタークラッシクに出場できるバスプロは、各トーナメントの優勝経験者ばかりです。トッププロが競う最高の大会で今年8月に日本人が初優勝しました。彼の名前は、大森貴洋。彼は1987年13年前に初めてアメリカへバスの武者修行から帰国した際に、これからの15年の目標を紙に書き残しました。「BASSER」10月号(日本版)でその目標を見ることができます。予定では来年1位ですが、1年早く実現してしまいました。魚釣った賞金なんて、バスプロなんて見下している方がいるかもしれませんが、優勝賞金は207,000ドルでした。昨年の賞金は152,850ドル。彼はトッププロでチーム・ヤマハのメンバーです。世界に挑戦しているスポーツマンは色々いますが、英語も話せないまま、キャンプ生活でトッププロになった、大森氏の13年かけて到達したドリーム カムズ ツルーに、その昔、バスフィッシングにのめり込んだ自分としては、非常に感激しました。夢は実現する。あの神田昌典氏の手法ではないですけど、大森氏の夢は紙に書いた通り実現しました。ハンディだらけのなかから、外国人が始めて優勝したのですよ。バス・サムライ大森氏に乾杯!今度の休みには古いバスタックルを出してみます。