サイド自由欄
今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
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引っ越しの夜。
わたしはなぜか
すみだトリフォニーホールにいた。
家族だけになったところで
妹のスミレちゃんがニコニコして
「今日、泊まって行けるでしょ」
「うん、しっかり手伝うつもりだよ。」
「よかった。じゃつきあってね。
引っ越しが決まる前にチケット取ってたの。
いっしょに行く友達が行けなくなっちゃって」
思いも寄らぬその言葉の2時間後
私はホールにいた。
フジコ・ヘミングとモスクワフィルを聴くために。
受付で発見、
フジコさんの弟、ウルフ大月氏。
その昔、ウルフご夫妻のバレエスクールに
アカネちゃんの友達が通っていた。
習っていた間は発表会を見に行くたびに
お見かけしたなつかしい顔。
そう言えば、あの頃聞いたことがあった。
「ウルフ先生のお姉様はピアニストで
外国にいらっしゃるのよ」って。
今はそのお姉様の方がすっかり有名。
モスクワフィルのロザムンデ序曲が終わると
ピアノを中央に設えて
いよいよ
フジコ・ヘミングの登場。
後ろの席なので
衣装がよく見えず残念だけど
オレンジと水色の
ショールかな、
首に巻いた長い布の鮮やかな
色がとてもよく似合っていた。
曲は"ベートーヴェンの皇帝"
演奏が終わって去っていく彼女を
引き止めるアンコールの拍手。
最初は"ショパンのピアノ協奏曲。
第1番ホ短調作品11より第2楽章"、
"モーツァルトのトルコ・マーチ"。
三度目の拍手に応えて弾いたのが
"リストのラ・カンパネラ"
魔法のように動く
彼女の指ばかり見ていた。
後ろの席のいいところは
オーケストラ全部を見渡せること。
そして真正面だったので
フジコさんの指遣いも
覗き込むような形で
しっかり見られたので満足。
弾くというよりも
音楽が彼女の中から溢れ出す、
ほとばしるカンジ。
うまく表せないけど
今まで聴いたピアノとは
ちがうのだけはわかったよ。
私がピアニストなら
嫉妬するんだろうけど
私はフツウの人なので
ただその奇蹟の前に
ひれ伏すのみです。
演奏中、大きく見えた彼女は
それとは対照的にうつむきがちに
猫背気味に舞台を去って行きました。
さて、今度は
モスクワフィルの単独演奏。
失礼だよね!
フジコが終わったら
帰ってしまうお客さん多数。
ユーリ・シモノフさん、
あなたの指揮する"白鳥の湖"(組曲の中から指揮者が抜粋)
心して聴くよ~
フジコ・ヘミングだけじゃなくて
モスクワ・フィルだって
すごいんだぞってカンジの
力の入った演奏だった(と感じた)
特に私は
クラリネットに注目してたんだけど
(友達がクラリネット吹きなので)
私の席からは見えにくかった(x_x)
人数も少なかったみたい。
ハープも憧れの楽器なので
見ていたけど出番はホンの少し。
しかたなく小学生の頃
ほしくって買ってもらった
トライアングルを見てた。
"白鳥の湖"はトライアングルの
出番いっぱいで嬉しかった。
この曲は私の子守歌だったので
楽器の代わりにソッと指で膝をたたいて
いっしょに演奏しちゃった!
楽しかった!
アンコールも白鳥の湖からで
"4羽の白鳥の踊り"
こんなにアグレッシブ、
パワフルな"白鳥"は
聴いたことなかったので
その迫力にビックリ。
モスクワの人にとって
チャイコフスキーは"おらが国の誇り"だろうから
コダワリがあるんだろうなと思いつつ。
シアワセいっぱいの気分でホールを出る。
ここは道に敷いてあるタイルや壁面も楽しくてスキ。
フジコさんの描いた絵はがきを買いました!
絵も味があって私の好きなカンジでした。
夢のような夜の思い出にね。
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