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October 31, 2009
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カテゴリ:ミュージカル

屋根の上のヴァイオリン弾き」Fiddler on the Roof )
シャガールはつながっていました!


「バイオリン弾き 1912-1913」

バイオリン弾き

どうして屋根の上のヴァイオリン弾きなのか、わからなかったの」
と友達が言いました。

「屋根の上のヴァイオリン弾き」を観てきた友達から
「どうしてだか、ご存じ?」と聞かれて答えられませんでした。

「青のバイオリン弾き、1947」
青のバイオリン弾き

「どうして?」って考えたことありませんでした。

だって、私がお芝居を観るようになるずっと以前から

森繁さんが屋根の上のヴァイオリン弾き」に出演してたんだもの。
(今は市村正親さんですが)

ヴァイオリン弾きったら
屋根の上にいるもんでしょって感じ。


それでちょっと調べたら こんなことが分かりました。

劇の中でユダヤ人は迫害され、国外追放されるでしょ。
主人公のテヴィエたちの生きた時代に大いに関係あり。

ユダヤ教徒のテヴィエ。

「屋根の上のヴァイオリン弾き」という題名は、

昔ローマ皇帝ネロによるユダヤ人の大虐殺があった時、
逃げまどう群衆の中で、ひとり屋根の上でヴァイオリンを
弾く男がいたという故事からきていました。



「緑色のバイオリン弾き、1923」

緑色のバイオリン弾き

舞台でも、ユダヤ人の不屈の魂の象徴として

「屋根の上のヴァイオリン弾き」を

要所要所に登場させています。

こんなことがこちらに書いてありました。

そもそも

「ユダヤ教の教えで、
屋根から落ちずにいつも平静を保とうとする
心の表れでゆったりとヴァイオリンを弾く」

なんだそうですが、
実際に屋根の上で弾くわけでなく、
あくまでも象徴でしょうけれどね。

シャガールは「緑色のバイオリン弾き」を
その故事からヒントを得て
原作者ショーレム・アレイヘム作品のために
描いたそうです。

ヨーロッパを放浪(亡命)しながら
絵を描き続けたシャガールの絵本を
数か月前に読みましたが、

ヴァイオリン弾きのことは
書いてなかったので、
知ることができて良かったです。

ヴァイオリンはユダヤ人の生活に密着していたからですね。

同じユダヤ人であるシャガールの絵にはよく出てきます。

我が家のカレンダーの中にも3枚ありました。

「緑色のバイオリン弾き」はうれしいことに
今、鹿児島にある長島美術館で見られます。
(ブログを書いた当時はね、
通常は

グッゲンハイム美術館)


↓は、今年のカレンダーの中で私が一番お気に入り手書きハート

「Concert bleu、1945」
Concert bleu

※追記 「屋根の上のヴァイオリン」は
Fiddler on the Roof )

フィドルってアイリッシュ音楽の時のあのフィドル?
違いを調べたら構造は一緒
専門家でなく、一般人の区別としては
クラシックで用いられるのはヴァイオリン
それ以外の音楽の時はフィドル

室内でお上品に奏でられるヴァイオリンと
屋外で奔放に演奏されるフィドル

なんとなくわかるでしょ。

そして有名な言葉があるそうです。
この表現が言い得て妙。

「ヴァイオリンは歌う、しかしフィドルは踊る」
(ヴァイオリンは音色、フィドルはノリ)

そして長島美術館で
シャガールに会えなくて
ガッカリした人=私に朗報

高知県立美術館

に行けば、いつでも
シャガールの作品に会えるんですね。
いろんなシリーズがあって、今はコレ!

マルク・シャガール展
《アラビアンナイトからの四つの物語》
1月24日(火)~3月20日(月・祝)





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最終更新日  February 7, 2017 09:24:17 PM
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