|
テーマ:落語!&演芸!(1477)
カテゴリ:芸能【歌舞伎以外】
落語研究会、昭和の名人 弐 ってことで観て(聞いてまいりました)
歌舞伎を観るようになると自然と落語に興味が湧いてくる。 音楽座のたまさんが落語好き、だったり 歌舞伎で知り合ったドラミちゃんが落語を聴きに行くと知って 身近に感じてきたせいもあるかな~ 着物を着たおじさんがしゃべるだけ、 の落語の良さは子どもの頃には わからなかったけれど (ご無礼申し訳ありません<(_ _)>) 最近、とみに興味の増した私にはピッタリでしょってことで・・・ この日は明治座からだったので地下鉄を降りて、東劇方向へ。 落語より25日からのニザ様の「女殺油地獄」の看板の方が目立つ! お花が見ごろの植え込みには「ウェルカム」の文字も。 さて、東劇到着! 透明のドアを押し開けると、ニザ様お出迎え! おっと、見とれてちゃいけねえ、今日は落語だ! 全席自由。 首が痛くならない程度の前方席、 前の人の頭がないところに座った。 東劇のシートはハイバックで座り心地がいいけれど、 寝心地もいいのがミソ! さてさて、最初は志ん朝さん。 わー、この人知ってる~。 (そうです。全出演者、テレビでよくお見かけした方ばかり。 懐かしいし、お若いし、ここで、すでにテンションあがる♪ でも、落語でなく、NHKの鞍馬天狗。高橋英樹さんが素敵だった ドラマで共演していた隼の長次の記憶なんですが) シネマ歌舞伎の時と違って、 固定した画像が多かったかな。 座ったままなのですものね。 出囃子とともに、舞台へ上がって、 座布団に座ってお辞儀をして 枕、でしたっけ? オリジナルの話から 本編へと話していくんですよね。 落語、CDで何度か聞いたことあるけれど、 それほどでもなかった。 話芸は話しだから、 (音声)だからCDで十分なのに。 けれど、身ぶり、手ぶりがつくと 楽しさが全く違います。 座ってから羽織を脱ぐのはお約束? なんか、不思議。 確かに美しいお召し物なのですけれど すぐ脱いじゃうなら着なくても良さそうなもの。 4人、それぞれの個性も楽しくもっと聞きたい♪ 「壱」が好評だったので 「弐」ができたそうですが 「参」が楽しみです。 ○上映期間:5月21日(土)~6月10日(金) ○上映時間:11:00/13:30/16:00/18:30 全席自由席・入替なし 料金2000円均一 ※各種割引は利用不可 ○出演者と演目 三代目 古今亭志ん朝 『船徳』(33分) 十代目 金原亭馬生 『臆病源兵衛』(29分) 六代目 三遊亭圓生 『引越しの夢』(25分) 八代目 林家正蔵 『中村仲蔵』(34分) 手拭や扇子など、限られた小道具を使い 気持ちの良い江戸っ子弁で語られる軽妙な噺の数々。 なんといっても、 一番感動したのは正蔵さん。 この話は知っていました。 実は歌舞伎を知って、中村屋のファンになり、 なんでも知りたくて(*^-^*)歌舞伎と関係のあるもの 全てを調べられたわけではありませんが、 中村とつく「中村仲蔵」なものですから。 そして、浅草の平成中村座の忠臣蔵の時、 橋之助さん演じる斧定九郎の色っぽさにドキドキし その衣装は中村仲蔵の考案と知り 更に興味が増してたので 一番楽しみにしていました。 勘平の義父から大切な50両を奪う定九郎。 もともとは、 山賊のような格好でわき役扱いだったその役を 変えたのは仲蔵の工夫。 白塗りに黒い着物の今のような拵えになってから 悪い人なのにセクシーで目を、心を奪われる役 色悪の代表となり、立ち役が演じるような役になったのです。 そもそも、名優なのに、なぜ定九郎を当てられたかと言うと 作家と演出をめぐってもめ、作家の嫌がらせゆえと言うから 面白いですよね。 この定九郎が江戸っ子の度肝を抜いて大評判。 以来、仲蔵は前にも増して大人気の役者になったというオチまで すっかり知っているのに、正蔵師匠の話に引き込まれ・・・ 仲蔵夫妻の心情に想いを馳せ、 語る師匠の噺の素晴らしさに泣いてました。 落語だから、もちろん 一人で仲蔵と奥さんを話し分けるんだけど 二人、ちゃんと見えてくるんです。 二人の想いが見えてくるんです。 あー。思いだしても泣けてくる。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。 正蔵さんを聴けて良かった! 撮影当時、すでにお年なので たとえば機械で測ったら、 100点満点ではないかもしれないけれど こちらに訴えかけてくる気迫は褪せるどころか 円熟実を増し、これこそ「話」の「芸(術)」と実感。 スゴイ人がいたもんだ! (5月21日 東劇 スクリーンで観る高座・シネマ落語「落語研究会 昭和の名人 弐」) あら、こんなもの見つけちゃった! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 8, 2017 01:21:10 PM
コメント(0) | コメントを書く
[芸能【歌舞伎以外】] カテゴリの最新記事
|