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August 3, 2011
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そんなに好きじゃなかった「頼朝の死」

ところが今回、冒頭、御簾ごしの染さん@頼家から始まった
その光と影の演出が孤独な頼家の気持ちを映し出しているようで
美しくて、悲しくて、すっかり物語の世界に引き込まれてしまった。


皆、初役の中で、
孝太郎さんの小周防はさすがに安定感アリ。

そして、やはり哀愁の王子様の愛之助さんもステキ。

小周防に付く梅枝君は一段と綺麗になったけど
背が高いせいか、つっ立っている感じになるので
そこら辺を工夫したらいいのにね。

楚々とした美人、
優美なイメージの時蔵さんが
尼御台所政子で迫力を見せ、
大江広元@歌昇さんが終始無言なのに、
多くを表現して秀逸!

            
二、「梶原平三誉石切」(かじわらへいぞうほまれのいしきり)

名刀だってことを表すのに石の手水鉢を試し斬りするってのが
楽しいし、親孝行の娘の役を芝雀さんが好演していたこともあり
最初から大好きな演目。



ただ、ただ楽し。
松浦の殿様とかこの役の吉右衛門さんは絶対ステキ!
1106ebp01.jpg
それぞれ、素晴らしく堪能いたしました♪

それにしても、やっぱり染さんは好きだわ。ドキドキするわと
再認識。染さんの「趣向の華」来年は観に行きたいです。

(2011年6月25日 新橋演舞場 六月大歌舞伎 昼の部)
               





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最終更新日  May 31, 2016 11:09:07 PM
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