2015/07/04(土)20:34
平成中村座 千穐楽、朝から浅草寺裏!
千穐楽が観たいなー!と思っていたら
楽の平場を一枚、譲りましょうと天の声!
「一度観てみたい」
と言っていた静岡のお友達の分はゲットできたので
私は当日券の列に並んで一枚だけチケットを買えばOK。
二人で並ぶこともないので、待ち時間に
公開中の伝法院散策を提案したら、
美味しいお寿司の差し入れが届いて、
持ちつ、持たれつ、いいカンジ。
この日も勘三郎日和のいいお天気。
暑くて、ちょっとへたった時、
小屋の中から、附けの音が聴こえました。
やまさきとおるさん、渾身の勧進帳の附け。
スーッと風が通った気がしました。
この音を!
この平成中村座の歌舞伎を!
この小屋で楽しむために来たんだと思ったら
並ぶのも(座っているしね)苦じゃありませんでした。
でもね、列に近づいてきた上品な年配のご夫婦。
気分が悪くなったそうで、観劇をあきらめざるを得ず、
「どなたかに差し上げます」と声をかけていらっしゃいました。
列の若い人じゃなく、並ぶのがつらそうな人に声をかける
配慮もあり、ああ、この方たちに観ていただきたかったな!
お気の毒でした。
さて、いよいよ。千穐楽の夜の部がはじまり、はじまり~。
結局、三幕観ると彼女は、新幹線の時間に間に合わないので、
妹背山は平場、高坏は立見して帰ることになりました。
席を交代して、平場から振り返ると、
高坏を嬉しそうに観ている彼女が見えました。
けれど、
高坏が終わった後の、鳴りやまない拍手に終演時間が延び
もう一度、振り返った時は、姿が消えていました。
「送らなくていい」と言われていたけれど、
幕間に見送ろうと思っていたので、最後にご挨拶できず、心残り。
センチメンタルな気分を引きずって戻れば、
平場のお席の隣は偶然、大好きなお友達\(^o^)/
最後まで楽しく観られてました。
ありがとう!チケットを譲ってくれたり、
一緒に並んで観てくれた友達。
ありがとう!平成中村座の皆さん!
今年の平成中村座にさようなら!
また、お会いできる日まで、お元気で!