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テーマ:DVD映画鑑賞(14127)
カテゴリ:映画・テレビ・本
わー、なんで知らなかったんだろう。去年なのに!
人気作家の西加奈子さん原作、行定勲監督だから 相当話題になったでしょうにね。 普通にシアワセな家庭。 大家族で、円卓を囲んで食事をするこっこの家。 だけど、小学校3年生のこっこにとって、 あたりまえなんて、つまらない、カッコいいのが一番。 突拍子もないことを言ったり、するの、こっこは。 長くつ下のピッピみたいに、風変わりで行動的だけど こっこの周りの大人は、やみくもに叱ったり、 閉じ込めたりしない、今では少なくなった本当の大人。 それでも怒りにまかせ、してはいけないことをした時の おかあちゃんの毅然とした態度は良かったな~。 羽野亜紀さんの全盛時代を知らないので、 関西弁のおかあさんがとっても良かった。 みんな関西弁のネイティブスピーカーなのも自然だったし、 芦田愛菜ちゃんの天才ぶりが浮かないくらいのベテランの皆様。 好奇心旺盛のこっこを「変な子」と面倒がらず、 理解に努め、個性を損ねないよう関わっていく担任を演じた 関ジャニの丸山君が、こんな先生がいたらいいなって思うほど。 フレンドリーではある。 しかし、教師と生徒の立場の違いは キッパリとけじめをつけている。 自分の不得意なこと、知らないことは、素直に 「先生も、もっと勉強せなあかん」と悪びれない。 お隣に住む、クラスメイトのぽっさん。 伊藤秀優君が演じていました。 この子が、なんとも素敵な子でね。 押さえつけられそうになると、 いじめっ子の男子だろうが、 複数だろうが、断固として戦うこっこが ぽっさんの言うことは素直に聞く。 そこが微笑ましくて、可愛らしくて。なんとも(^o^)💛 穏やかだけど、とても強い気持ちを持った子。 こんな彼と一緒に成長できるこっこがうらやまし。 モトは、音楽座にいらした世界的なダンサーの森山開次さんがねー、 トラウマになりそうな妙な役でご出演。 ものすごいインパクトあり。 ただね、それだけで終わらないのは、 その後こっこが おじいちゃんから教わったイマジンを働かせようと 真剣に向き合っていて、そこが涙が出るくらいステキだった。 ※おじいちゃんが言うところのイマジンっていうのは、 「相手の立場に立って考えてみる」 「相手の立場になって想像する」ということ 西さんの書く世界って。 こんな感性の人がいるんだ~、原作読みたい。 それにしても、大好きな女優さんオススメだったので 観る気になった円卓。 心に残る作品に出合わせてくれて ありがとうございます。 監督インタビュー記事 【円卓 こっこ、ひと夏のイマジン [ 芦田愛菜 ] (円卓 ~こっこ、ひと夏のイマジン~ 製作年:2014年113分) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 30, 2015 04:24:50 AM
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