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テーマ:浮世絵の世界(186)
カテゴリ:MUSIC+ART
会場の銀座SIX、オフィスエリアの方から
パスを持って入るところから非日常感があって、ワクワク。 お仕事出来る人になれちゃったみたい。 真新しいビル、いかにも現代的にピ!と カードをかざして、辿り着く優雅なウランジ ミスマッチのような空間で(それが楽しい) 「浮世絵」のお話に耳を傾ける貴重な60分 本日のお題は「じっくりたのしむ『冨嶽三十六景』」 36枚だと思い込んでいた「冨嶽三十六景」は 実は! 好評につき10枚追加で46枚あると聞いて へーッと感心したのは序の口 あとから、あとから興味深い話題と、 それを裏付ける珍しい資料の数々 ※ほんとに江戸時代まで取りに行っているのじゃないか、 この先生ならば、と私は半ば、確信している( ̄ー ̄)! 北斎が大作を仕上げていた70代。 それ以前の自分の作品なんてたいしたことない と豪語したエピソードも面白かったな (以前、もしかしたら本で読んだ気もしたけれど、 改めて耳から聞いた方が印象に残る気がする それと言うのも、先生の言葉のチョイスと蘊蓄が、 ほーんとにイイ塩梅) 版画なので最初に刷ったものと版を重ねたものは異なる そりゃそうだ。 色合いもそうだけど、掘り後の輪郭も崩れたりはさもありなん でも、目を疑うくらい別の作品になってるものもあって 北斎が「これを俺の作品と呼ぶな!訴えてやる!」 って逆鱗にふれそう! (映画で観た緒形拳さんの鉄蔵のイメージ(⌒∇⌒)) 富士の絵の青はベロ藍 「ベロ藍」って言葉は、浮世絵の話題の中でよく目にしていた 「ベルリン藍」→プルシアンブルーという科学的な顔料という説明があって 青といえばフェルメールのラピスラズリが有名だけど、 浮世絵の青ってのがあったのね 帰宅後調べたら、このベロ藍、簡単に作れて、使いやすいから 高価なラピスラズリにとって代わったそうです 赤を作るつもりで間違えて出来ちゃった偶然の産物、 作られたところの名前からプルシアンブルーと呼ばれます プロシアってどこだろう ロシアとは別の国 調べたら、16世紀から17世紀にかけて存在した、 ポーランドおよびドイツの歴史的な領邦の一つ、首都はベルリン それで、ベルリン藍なのね。 北斎の「冨嶽三十六景」、広重の「東海道五十三次」 印象的なこの青がなかったら、インパクトなかったかも! なーんて浮世絵のこと、ドンドン気になってきます
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