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カテゴリ:MUSIC+ART
彼女の用事が終わるまで
ここで待つことになって (何年か前に一度連れて来てもらって二度目だから) 彼女はとても恐縮しているけれど (※撮影禁止の為、クリアファイルの絵を参照) ここでなら、何時間でも待てますよ、わたし♪ ここには16世紀~19世紀に作られたオルゴールと、 鍵盤楽器がたくさん集められていて、 無料で展示をみることが出来る だけでなく、一日に何度も実演もあるんだから 装飾的なピアノも、 ほぼ現代に近いピアノもすべて調律してあって 古い順から説明してくれ、その場でさわりだけ弾いてくれる チェンバロの生演奏なんて、 めったに聴く機会がないもの 絶好のチャンス オルゴールの歴史とピアノの歴史を辿ると 自然と一日中 コンサートを聴いているみたい 最後のカール・レーニッシュ(1868年制作)で 「わたしのお父さん」を弾いてくれた プッチーニのオペラ「ジャンニ・スキッキ」の中の曲で、 私の心を奪った野田歌舞伎「桜の森の満開の下」でも 使われている このシーンの七之助さんを観ていると、 そのお父さんの勘三郎さんが浮かんで泣きそうになった 想い出すとザワザワする忘れられない曲だ 次の回も、この曲演奏するかしらと ピアノの実演を聴くためホールに座ったら、 演奏者が変わって、デモの曲も異なった 曲は演奏者の好みで変わるのかしらと ちょっとガッカリして でも、3回目にもトライ出来たので、 曲の途中で彼女がお迎えに来ませんようにと祈りつつ お席へ 右端のペダルが、なんとドラムのような音がする トルコ行進曲にピッタリのピアノなんかもあるから 何度聞いても楽しい (ドラマの「阿修羅のごとく」の主題歌で印象的だった 軍楽隊の曲を想い出した!) でも、さっきとまた解説の女性が変わったので 曲もまた変わるかしらと思ったら、 最後は「わたしのお父さん」だった!(^^)! 私のお父さん〜オペラ・アリア集 【CD】 ダイジェストをずっと聞いていると、 最後まで聴きたい!という想いが募ってくる 人の欲望にはキリがないね (楽器がモチーフのグッズがたくさんあります。) ありがたいことに、展示してある現代の2台のピアノで 2曲フルに演奏してくださった 一台は齋藤秀雄教授の奥様が寄贈されたもの 有名な『サイトウ・キネン・フェスティバル(オーケストラ)』の 齋藤秀雄教授、小澤征爾さんの恩師である 2015年からは 『セイジ・オザワ 松本フェスティバル』と名称変更した そのフェスティバルが開かれるのはまつもと市民芸術館 もう一台のピアノは、なんとカザルスのもの 平和活動家としても有名なスペインの音楽家パブロ・カザルス まつもと市民芸術館の屋上に彼の胸像があり、そこは私の大好きな場所 カザルスのピアノを買い取った方からの寄贈なので この2台が並んでいるのは、偶然なのだけど 勘三郎さんが愛した松本(まつもと大歌舞伎も市民芸術館で上演) 私にとってはこんなウレシイ偶然はない JR信濃町から、すぐです。入場料は無料。 ※私が行った10月14日にいただいたものですので お出かけになる際には、変更があるかもしれません。 公式サイト等でご確認くださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 27, 2019 12:48:15 PM
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