それほど親しいわけではない。
むしろ 偶然出会っただけの人に親切にしたり
されたりする時に使うのに便利な言葉
「袖擦り合うも...」 よく聞きますよね。
この言葉には大切な思い出があります。
2005年
blogを始めたばかりの頃、
私の目指していた職業の先輩に
アドバイスをいただいたことがあります。
なんてウレシイ! と感激したワタシ
「袖擦り合うも多少の縁」の私にまでありがとう
そんな趣旨のコメントを返しました。
だけど!漢字で書くと
「袖振り合うも(擦り合うも)他生(多生)の縁」
多少ではないのでした。
多少ではないですよ
言葉は優しかったのですが
詳しく説明を加え、
きっちりと直してくださったその方
忘れられない想い出です。
袖振り合うも多生の縁とは、
知らない人と
たまたま道で袖が触れ合うような
ちょっとしたことも、
前世からの深い因縁であるということ。
いしゃがよい (幼児絵本シリーズ) [ さくらせかい ]
前世からのご縁 でパッと浮かんだのは この絵本
どんな出会いも大切にしなければならない
という仏教的な教えに基づく深い言葉でした。
小さい頃から幾度となく
「ソデスリアウモ タショウノエン」と
聞いて覚えた言葉なので
「多少の縁」と覚えてしまったの。
袖が触れるくらい近くにいた人には
ちょっとは縁があるって。
そして、疑うこともなく今日に至る。
心から!
誤用を教えてくださったことに感謝です。
多生の縁は前世で結ばれた因縁のことだし、
他生の縁は何度も生まれ変わる=輪廻のことだから
どちらにしても、ちょっと(多少)じゃなくて、
深い縁なのにね。
赤面の至りです。
知らずにいた時は仕方ないけれど、
間違ったと気づいたからは
即刻訂正したい。
自分の恥もそうだけど、間違いを広めてはいけないですもん。
私が間違えていたら 教えていただけると嬉しいです。
どうぞ よろしくお願いいたします。