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カテゴリ:舞台【ストレートプレイ】
チェーホフ四大戯曲上演シリーズ KERA meets CHEKHOV
『かもめ(2013)』 『三人姉妹(2015)』 『ワーニャおじさん(2017)』 の 最終章なのに 間が空いてしまったのは コロナ禍のせい。 ![]() 今年の話をしている時、 何度も出てくるので検索したら あら、ほんとに半分変わっちゃったんだね。 こちらのキャストにも そそられますが(^-^; 3作目迄スルーしていたのに4作目を観る気になったのは 今年 数少ない井上芳雄出演のため そして幼い頃から宝塚に親しんでいた彼が 初めて宝塚を 観た時の主演が天海祐希さんというエピソードや 薔薇サム以外の、しかもチェーホフの天海さんを観たかった! ![]() 『桜の園』のラネーフスカヤ夫人といえば東山千栄子さんと 試験勉強の暗記のように ただお対で覚えているだけ。 (東山さんは小津監督の『東京物語』のおっとり上品なおかあさんですよ) 興味を持ったのはこまつ座の『ロマンス』で チェーホフの生涯を観たから。 作者の井上ひさしさん曰く ![]() 叙情劇のようにみられる『三人姉妹』も『桜の園』も 馬鹿なことをいっぱいやっているボードビルなんです。 この切り口でチェーホフを書こうと思いました」 初めはチェーホフに尽くした妹マリヤ(松たか子)と、 妻になった女優オリガ(大竹しのぶ)の葛藤を軸にするつもりだったが、 「素晴らしい男優陣(木場勝己、段田安則、生瀬勝久、井上芳雄)を、 女優激突の間で便利に使うのは申し訳ない」と、 チェーホフの生涯を年代ごとに4人が演じるスタイルを考えた。 ![]() ここでは、プリンス(ミュージカル界の)ではなく 最年少俳優の井上芳雄氏、初々しく❣ 汗をかきながら (老獪な先輩方に立ち向かい) 一所懸命に演じていた姿が印象的で 以降、 「こまつ座×井上芳雄」を観るのが楽しみになった私にとって チェーホフに出演する井上芳雄は見逃せない。 ![]() 👆 パブリックシアター、ソワレの時は早めに行くとサンセットも楽しめます 👇 上演中止になった2020年 ![]() 2020に勝るとも劣らない魅力的なキャスト (池谷さんと峯村さんは こんな役も難なく やりこなしちゃうんだ!とビックリしたり 『しびれ雲』でケラさんデビューしたワタシは 今まで、ただクールな美人さんという認識だったのが すっかり緒川たまきさんにハマったので それに加えて山崎一さん、浅野和之さん、峯村リエさん といちいち名前を挙げるまでもなく 好きな人だらけなので 今年のキャスト、大満足です) 前置きが長い!(^-^; ![]() 今日の席は3階だけど1列目。 ど真ん中! 一度だけ観るなら 障害物なく全体が観える &コスパも良い この席最高! そう言えば、くだんの 『ロマンス』の時もこのあたりだったっけ。 結論 えー!えー!と目を疑いたくなる プリンスのお姿と 闊達とした天海ラネーフスカヤを 観ていて思ったのは 「チェーホフが書いたのは悲劇じゃないボードビル!」 という井上ひさしと ケラさんの解釈が一致していて それを見事に具現化出来たのは 天海祐希だから!だと そして『ロマンス』以来 チェーホフについて一家言あるだろう 井上芳雄の作品への理解と いつものキラキラした役とは 真逆の役が妙に似合って (最初はショックだったけど、だんだん可愛く見えて来た) ![]() 『桜の園』で初めて知る感覚 笑われることの喜び (井上芳雄)日経クロストレンド
その声の響きも話し方も 改めて好きだなーと 再認識した 『桜の園』 荒川良々さんが 私が今まで観ていた作品とは 違うキャラだったのに、 繊細さを感じ、とっても沁みました。
🌸🌸🌸🌸🌸 🌸🌸🌸🌸🌸 3階からだからこそ 見えた桜の木 シンボルのお庭は建物の外だから 正面からだと見える部分が少ないでしょう 美術 ステキでした。 松井るみさんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
December 28, 2024 09:44:59 PM
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