火曜日は喬太郎さんの二人会、木曜日は浮世絵night
喬太郎さんファンの友人のピンチヒッターではじめて内幸町ホールに行きました。喬太郎さんは、音楽座のたまさんが大好きな落語家さんなのでだいぶ前から 知っていました。それほどお好きなのはどんなお方?とテレビで放送するたびに観ていましたら今では私の好きな噺し家さんでもあります。喜んで代参(⌒∇⌒)さん生さんは初めてでしたけれど持ち味が違うので バランス良い二人喬太郎さん 足が良くないらしく講談のような台を用意しているのもテレビで観て存じておりましたが実際 目の当たりにすると痛々しい堀こたつみたいな楽に座れる仕様にできないのかな落語はいいな半分以上が男性なので休憩時間にトイレが混んで行列なんてことありませんさて、ひと月楽しみにしていた浮世絵night『べらぼう』がらみになるのかしらと思いきや浮世絵のはじめ、師宣の「見返り美人」や鈴木春信のお話をしてくださいました私もその方が良かったな。『べらぼう』無理やり合わせた展開よりふだん通りの浮世絵nightでいろいろい知った絵のことがあとでドラマで観たほうがウレシイなんでも、便乗商品で売り出す商魂たくましいのはちょっといただけません最近 『べらぼう』のあやかり商品を目にすること多くて辟易。さて田沼意次と同時代を生きた春信面白かったのは絵暦この絵の中に文字と数字があるのわかりますか?大の月と小の月がいつだかわからないと不便なので(今と違って毎年 変わるので覚えきれないから)今のカレンダーと違うのは実用的なものでなく好きな絵を飾りその絵の中に「大」「小」が忍ばせてあるの。 ちょうどこの👆 大 なのわかります?左は六とか 五とか読めるよねそのうちに暦だと一年限りしか使えないので文字を消して鑑賞用の絵として再販されたり江戸っ子って楽しいしたくましい鈴の中に文字入りと文字なしもひとつ今日の先生の話で印象的だったのは『べらぼう』の初回は明和9年の大火の時迷惑年(めいわくねん)って覚えやすい意次の屋敷も焼けたこの火災ゆえ「明和九年」は「めいわ九の年」(迷惑の年)と揶揄され、元号は明和から「安永」と改元された。ということです。さて、春信のお話の続きは4月の10の木曜日。会場は 同じく銀座SIXの11階。一回だけ参加も毎月参加も自由な気安さと中身の濃さでお気に入りの浮世絵nightです