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KIKIの山行き・・・ 山と山の花

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2019.09.29
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《カヤトの丘より御嶽山》

27日(金)
御嶽展望の山、上松町の風越山へ6年ぶりに登ってきました。
この地方では、風越山という名の山は
他に飯田市の風越山(権現山)があります。
初めて登ったのが1998年6月で、2004年、2013年と登って、今回で4回目です。

林道登山口から登るのは今回で3回目
2回目に登った2004年6月は、木曽駒ヶ岳の登山コースの一つ
駒ケ岳神社里宮の奥の敬神から登って、中央アルプスの宝剣岳から流れて来る
冷たくて広い川を、靴を脱いで肩にかけて渡渉して登りました。
15年前でまだまだ若く、膝も故障していなかったので
渡渉も楽しく、元気に登ったのを覚えています。

2014年の9月27日、今日と同じ日に御嶽山は
噴火警戒レベル1の状態から突然噴火したのでした。
数日前から新聞やテレビニュースで御嶽噴火の記事が出ていましたが
今回この山に登るにあたり、御嶽山噴火の日であるということは認識していましたが、
今まで、天気の関係からこの山から御嶽がきれいに見えたという印象が薄く
登りながら御嶽のことはいつか頭から消えていました。
カヤトの丘の手前で樹林から出たら
突然目の前に御嶽山がドーンと見えて富士山
ワー素晴らしい~~と、自然に声が出たのです。
そしてあらためて今日御嶽が噴火した日だった、
そのお山を見ているんだ~~と思いました。
たくさんの人が慰霊登山で今日は登っているのだと
見えるはずもないのに無意識に登っている人を探してしまいます。



林道の簡易トイレのある少し広い所に、
すでに一台車が停まっている横に車を停めて歩きだします。




すぐに分岐があって、右はBコース
左の直登はAコースです。
悩みましたが、Aコースで登りBで下りて来ようということで
直登を選びました。




いやいや、本当に直登で水平に足を置くところがありません。




ミヤマアキノキリンソウ
花は無いかと思ったら、ミヤマアキノキリンソウがカヤトの丘まで続いて咲いています。




何の木かわかりませんが、大きな洞があります。
梟の穴と名付けて・・・




変わった枝ぶりの赤松




ヤマハッカ




セキヤノアキチョウジ




たくさんの群生




この写真で斜面の傾斜がわかりますね




九月も終わりなのに フシグロセンノウ
この後いっぱい咲いていてくれました。




ホソバトリカブト

ゆっくり休憩することも出来ないほどの急斜面を直登して
樹林の間から



恵那山(2191m)
その前の南木曾岳(1679m)




少しズームで





空がだいぶん近くなったと思ったら
「カヤトの頭」に到着




ツリガネニンジン




カヤトが出て来ました。
左の大きな山は、糸瀬山(1867m)です。

そして数歩登って振り返ったら バーン



御嶽山の全容が見えています。
なかなかこの方向からの御嶽山は見ることはありません。




剣ヶ峰のズーム
頂上の小屋がたくさんあったところは
噴火で崩壊した小屋を撤去してシェルターを作っているようで
うっすら見えるのはそのシェルターでしょう。
去年黒沢口から登った時に、その工事にたずさわった方と八合目手前から
山頂直下までご一緒しました。
その方は工事用の資材を背負って運んでいらっしゃいましたが
シェルターの窓枠のサッシを数本束ねて背負っていました。
すべてヘリコプターで運ぶのだと思っていましたが
人力でも運ぶのですね、頭が下がります。




マツムシソウ
なぜか好きなマツムシソウです。
秋を感じる花です。




少しづつ高度を上げたら、御嶽山から右に乗鞍岳まで見えています。
今まで何度も登って来て居ますが、これほどの展望は初めてです。




タカネナデシコ




兜をかぶった人が並んでこちらを見てる




とても有毒とは思えない




フシグロセンノウ
もう終わっているかと思ったけれど、まだまだきれいです。




カヤトの丘の一番上に向かってカヤトの中を歩きます。
以前より草丈が伸びてモシャモシャしています。




カヤトの丘の展望地に到着
初めてここに登った時はここで休んでいたら
遠くに雷鳴が聞こえて雨が降って来てしばらく様子を見ていたら、
雷鳴が近くなってきたから大急ぎでAコースを下山しました。




ノコンギクがいっぱい咲いています。
後ろは風越山の山頂




カヤトと御嶽山
一番左が継母岳、剣ヶ峰、摩利支天山、一番右は継子岳




カヤトの丘から下は国道19号線沿いの町
左の方は大桑かしら・・・




糸瀬山や南木曾岳、恵那山方面を眺めて




ノコンギクの群生




ノコンギク




これはタカネナデシコというよりカワラナデシコかな




今から山頂に向かいま~す ⇑




自然林の中を緩やかに登って行くと標柱
「風越の頭」と書いてます。




手つかずの原生林が広がっています。




ヒノキかな~結構大きい




サラシナショウマ




ここから斜度が増していよいよ山頂に近づきます。

前回はこの先でクマの子供が目の前を横切って
可愛い~~と思ったけれど、母クマが絶対近くにいると思ったら
次の瞬間ゾーっとして、北海道のトムラウシより前にクマにニアミスしていたのです。
(北海道のトムラウシ山でのヒグマに遭遇は、2017年7月30日のブログをご覧下さい)




敬神からのコースとの分岐
以前2004年に登った時はここに登って来たのかしら・・・




そこからすぐに通路のような風越山山頂(1699m)




二等三角点




反対側から見た山頂

お腹が空いて気持ち悪くなるほどでしたが
展望地に行って見よう。
そこで昼ごはんを食べようということで進みます。




5分で展望地だと思っていたのに、10分も掛かって目の前の高い所が展望地
でもここから見てもとても展望地に見えないけれど・・・



中央アルプス展望地に到着




後ろに壁のように聳えているのは・・・




右から三ノ沢岳、谷の真ん中の奥に宝剣岳、
風越山から続く尾根の一番高い所が木曽前岳で、
その右奥が木曽駒ケ岳




ズームで、右の尖がり宝剣岳、中岳、左端が木曽駒ケ岳




見ているうちに木曽駒ケ岳の左から雲がかかってきました。

ここでランチを食べようと思ったけれど虫が付きまとって離れないので
カヤトの丘まで下ります。
お腹が空きすぎて、不機嫌になって歩きます。




カヤトの丘まで下りて来て
日陰でやっとランチします。




帰りはBコースで下ります。
以前、分岐に有った表示が無かったので不安になりながら
たぶんここだと思った所を少し下って、振り返ったら
モシャモシャ伸びたススキの中で傾いた表示が見えました。




リンドウ




すごい急下りが続き
Aコースが急登で、長いけれど緩やかなBコースというのは嘘かと思うほどです。




ハッピャクガリ
カタカナなので意味不明



まだまだ急斜面です。




やっと緩やかになって来た
シラカバの混じった自然林は気持ちが良い




ここはオオマキ
これも意味が分かりません




涸れ沢を横切ります。
前回ここを通った時はフシグロセンノウがいっぱい咲いていました。




牛首展望台
御嶽山の展望地ですが、もう雲がかかって見えません。

直登のAコースと違って、Bコースは大きく迂回して
下の方ではAコースよりは斜度が緩やかなところがありますが
A、Bとも一長一短です。
登山口の林道に戻ってきたら雲が空一面覆い尽くして
雨がパラパラ・・・
久しぶりの風越山でしたが、この山は今まで登るたびに思い出ができ
何度登っても楽しい山でした。
思いがけずきれいな御嶽山が噴火の日に見ることができ、感無量でした。
早く王滝コースが整備され、再び田ノ原から登れる日を待っています。
そんな御嶽山を今日は綺麗な全容見ることができ、
また風越山に素敵な思い出ができました。





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Last updated  2019.09.29 23:00:26
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