2115937 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

KIKIの山行き・・・ 山と山の花

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2020.10.08
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
4日(日)
このところ毎週、紀伊半島に出かけています。
今回は世界遺産 「紀伊山地の霊場と参詣道」熊野古道 伊勢路の
馬越峠の石畳を歩いて、天狗倉山(てんぐらさん)に登るため
紀北町の「道の駅 海山」から出発




歩きだしたらこんなところに、四等三角点があります。
山でもないのにちゃんと石で囲われて保護されています。




海山の道の駅にある熊野古道 馬越峠の看板

馬越峠(まごせとうげ)は紀北町と尾鷲市の境界にある峠で
天狗倉山(てんぐらさん)と便石山(びんしやま)の間に位置しています。




道の駅から600m歩いて鷲毛のバス停に熊野古道 馬越峠への登り口があります。





写真付きの看板
見どころが書いてあってわかりやすい
峠から便石山(びんしやま)にも行けるようですが
全く調べてなかったので今回は、天狗倉山(てんぐらさん)だけにします。




熊野古道随一と言われるほどの、長く整ってきれいな石畳が
馬越峠のいちばんの見どころです。
峠までの2kmに渡り敷き詰められた石畳は
それはそれは見事です。
重機も無い時代に、よくぞここまで整地できたと感心するばかりです。




大きいのやら小さいのやら
びっしり敷き詰められています。
昔は草鞋ぞうりだったので、山道のガタガタや、小石があると歩きにくく
敷き詰められた石畳は足の裏にやさしくて良かったのでしょうね。
でも、登りはともかくとして、山靴で下りの場合
苔の着いた石は滑りやすくて恐くて、
事実何度も帰りに滑りそうになりへっぴり腰で下りてきましたよ。



右下の石は畳一枚ほどもあり、これは初めからここにあったのを利用したのかと・・
それにしてもきれいです。
ヒノキの美林とシダに囲まれて石畳が続く




「夜泣き地蔵」に到着
もともとは旅人の無事を祈る地蔵だったが、やがて子供の夜泣き封じを祈り
「夜泣き地蔵」と呼ばれるようになったそうです。





祠の中には自然石の地蔵さまがまつられ
哺乳瓶が供えられています。




畳一畳ほどの平らな大石を橋にしています。
この先は斜度が増して、斜面を登っていく感じですが
石畳は滑りやすく歩きにくい
若いカップルも、「いや~この石畳は帰り恐いですよね~」と言いながら追い越して行かれた




夜泣き地蔵の後から先は、こんな苔の着いた石が多く
とても滑りやすい
何度も何度も、ストックすら滑ってバランスを崩して見た目とは違って
石畳おそるべし!!




ヤマジノホトトギスが石畳のあちこちで咲いて
慰めてくれます。




これは一番色がきれいでした。






林道と交差するところに出たら広場になっていて
ベンチが二つ、そこで休憩




今日は曇りの天気予報ですが
なんとか今のところ良い天気です。
(ここで帰路はランチです)




岩を削ったような溝状の細井道を少し通って
(こういうところは、馬はどうしたのかな?)




12/22の表示




峠が見えてきた




13/22の表示が峠です




馬越峠にあった茶屋の説明
確かに広くて茶屋があっても不思議ではなく
ここに茶屋があったら旅人は助かるでしょうね。




江戸末期の俳人 可涼園桃乙の句碑の説明
熊野巡礼の旅の途中、ふもとで夜桜見物の際に詠んだ句が石に刻まれている。




桃乙の句碑と峠の表示
馬越峠は標高332m




峠の全景




右に行けば便石山(びいしやま)
左に行けば天狗倉山(てんぐらさん)
まっすぐ下れば、尾鷲市へ
今日は天狗倉山へ行きましょう。




こちらの石畳を下ると尾鷲市に向かいます。
帰りにこちらに下るか、来た道を戻るか・・・悩みましたが
車を「道の駅 海山」に停めているので
車に戻るには、尾鷲市から一時間に一本のバスしかなく
今日中に名古屋の自宅に戻らなければいけないので、同じ道で戻りました。




天狗倉山への山道
やっと登山靴が活躍する道です。




ヒノキの森とシダの道




大岩の間から成長したヒノキの根がすごいことになってます。
まるで根が幹のように太く岩の割れ目から出ています。





幹を支えるため必死で太くなったんですね




ここから階段がずーっと続きます。




北コースと南コースの分岐
追い越して行った人が北コースへ行ったので
我らもついていきました。
帰りは南コースで下りましょう。




頭上に覆いかぶさるように巨岩が出て来ました
あの岩が山頂です。




岩の裏に回り込んだら
こんな風になっているとは思いもよりませんでした。
右の巨岩には鉄梯子が上までついているので、後で登ることにして
左の塀のような長い岩に登ってみたら




眼下に尾鷲市の町と尾鷲港




尾鷲港と熊野灘




さあ、鉄梯子を登って山頂の大岩へ




登りきったよ~~
相棒は鉄梯子が恐いと言って登って来ません。




登りきったら、想像以上の広い岩の上です。
広さ10畳以上の平らで、普通に立てます。





天狗倉山(てんぐらさん)山頂 522m
岩の上に登って来たほかの人に写してもらいました。




尾鷲港や尾鷲市、熊野灘の絶景!!!
岩の上だから遮るものが無く、グルリと大展望




下に下りて、壁のような岩の方に立つと、岩の下は絶壁
たくさんの人が登って来ては下りて行きます。
ここは狭くて、ひっきりなしに人が登って来るのでお昼ご飯を食べないで下ります。




南コースで下ると
尾鷲港が近くに見えて




尾鷲市も、山頂から見るより近く見えて

峠まで下って来ましたが、峠のベンチもたくさんありましたが
たくさんの人が入れ代わり立ち代わりやって来るので
林道交差のベンチまで下りて、そこでお弁当を食べて下山します。





登る時に気が付かなかった一里塚の表示
シダの中に隠れるように立っているのでわかりにくい。




石積が塚の跡らしいけど、長い年月でシダが生えて石積みだとわかりにくく
看板が無ければ「一里塚」の塚だとわからないでしょう。




このあたりで、突然雨が降って来て
ただでさえ滑りやすい石畳で、特にこのあたりは苔が付いているので
へっぴり腰で恐る恐る下りて来ました。
黒っぽい石が特に滑りやすく、このあたりはすべての石が黒い苔が付いています。
何度も何度も滑りそうでバランスを崩し、全身に力が入って疲れました。
鈴鹿のザレザレ道もいやだけど、石畳は見るのは良いけど、下りは嫌いです。
雨はすぐに止んだけれど、石畳の中で一番滑りやすい所で雨が降ったので
ヒヤヒヤしました。




下りて来て国道沿いの道を歩いていると
脇の崖に生えているススキの足元にナンバンギセルがいっぱい!!




ゲンノショウコ




これほどたくさんのナンバンギセルは見たことが有りません





一つ目小僧がみんなこちらを見ているみたい





ナンバンギセルを見ながら歩いたら、意外に早く道の駅に到着

この後、途中で降って来た雨の中を、紀勢道の無料区間もあるのですが
国道42号線で道の駅巡りをしながら、のんびり帰ってきました。

二週続けて熊野古道を歩きましたが、
世界遺産に登録されてよけいに人が多くなったようで、
思ったよりも多くの人が登っているのに驚きました。
熊野古道 伊勢路は馬越峠以外に、たくさんの峠道があるので
また歩きたいと思っています。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.10.08 22:32:29
コメント(8) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.