埼玉県危機管理・災害情報

2014/02/17(月)18:31

平成26年2月14日からの大雪に伴う救助事案について(最終報)

  平成26年2月17日 16時00分現在  2月14日からの大雪により、道路に立ち往生した車両の人等を救助するため、県、県警が次の対応をとりました。 ● 車両の立ち往生等の救助事案(全て秩父市内)  (1)  国道140号(黒文字橋付近)・ 車両5台 (当初8名、現在7名)2月15日早朝、除雪業者から、自分達を含めた除雪用重機1台とレッカー車1台、普通車3台が、倒木や深雪に阻まれ立ち往生しているという連絡が秩父県土整備事務所に入った。同日15:50に県防災ヘリが現場へ到着し、救援物資を受け渡すとともに、救助を希望していた普通車の女性一人(藤岡市在住の27歳女性)を、県防災ヘリに収容し、飯能日高消防署へ搬送した。2月16日7:40、食料などの物資を防災ヘリにて投下し、さらに13:40、軽油・食料を投下した。除雪車が昨日の昼から除雪を進めており、秩父市街地方面からの除雪車が23:55に現場に到達し、17日2:15には全員自力で脱出、無事避難完了。  (2)  国道140号(大滝大橋付近)・ 車両10台 (22名)ループ橋付近でトラック7台、バス1台、普通車2台が立ち往生しているという連絡が秩父県土整備事務所に入った。秩父市街から除雪を進め、2月15日15:15に現場に到着。バスに乗っていた高齢者3名を救助し、搬送した。2月15日20:10、残る10台19名は自力で脱出、無事避難完了。  (3)  中津川三峰口停車場線(仏石山トンネル) ・ 車両6台 (14名) ※ 第1報の15名を訂正ニッチツの社員13名と自動車修理工の軽トラック1台が立ち往生し、仏石山トンネル内に避難しているという情報が秩父県土整備事務所に入った。2月15日15:55、救援物資の輸送のため、県警ヘリで付近まで飛行したが、滝沢ダム付近の霧のため物資の投下ができなかったため、再度17:15、県防災ヘリにより、毛布及び食料を投下した。2月16日、県警ヘリで救助を試みるが、強風のため現場付近に進入することができない状態であったため、11:20、食料などの物資を防災ヘリにて投下した。携帯電話で確認したところ、全員無事で体調の悪い人は出ていないという話である。16:45、食料や携帯用カイロ、衛星携帯電話を入れた救援物資を投下した。その後、避難者から衛星携帯電話を使って、受領した旨の電話があり、男性14名で体調不良なしと連絡があった。17日は風が収まり次第、県警ヘリによる救助を実施する予定である。ヘリによる救助が困難である場合を考慮し、併せて国道140号からの除雪も進める。2月17日13時頃から県警ヘリにより救助を開始し、14:53、14名全員を救助し、秩父市内道の駅ちちぶ臨時ヘリポートまで搬送した。   (4)  中津川三峰口停車場線(出合トンネル付近) ・ 車両3台 (3名) ※ 第2報の車両2台を訂正ニッチツ鉱山から軽自動車1台、ダンプ1台、タンクローリー1台で出合トンネルへ進行中、出合トンネル付近で立ち往生した。うち1名は出合トンネル内に避難。携帯電話は通じず、仏石山トンネルに避難していたニッチツ社員が、3人の目撃情報を県に通報した。2月15日15:55、救援物資の輸送のため、県警ヘリで付近まで飛行したが、滝沢ダム付近の霧のため物資の投下ができなかったため、再度17:15、県防災ヘリにより、毛布及び食料を投下した。受領した形跡がみられる。2月16日、県警ヘリで救助を検討するが、強風のため現場付近に進入することができなかったため、16:45、食料や携帯用カイロ、衛星携帯電話を入れた救援物資を投下した。17日は風が収まり次第、県警ヘリによる救助を実施する予定である。ヘリによる救助が困難である場合を考慮し、併せて国道140号からの除雪も進める。2月17日7時頃から県警ヘリにより救助を開始し、9:25、3名全員を救助し、秩父市内道の駅ちちぶ臨時ヘリポートまで搬送した。  (5)  出会いの丘管理棟(雁坂トンネル入口付近) ・ 避難者1名2月16日、出会いの丘の管理をしている山口組社員1名が管理棟に取り残されているため、救助の要請が県にあった。15:17、県防災ヘリにより救助し、秩父市内道の駅ちちぶ臨時ヘリポートまで搬送した。  (6)  大陽寺(秩父市大滝) ・ 避難者10名積雪で国道に出られず、裏山からの雪崩が建物にかかっており危険であると連絡が入った。県警ヘリが現場付近の偵察を行ったが、強風により飛行の継続が困難になった。そこで、国道140号から寺に至るまでの林道の除雪の準備を開始した。避難者は秩父署と電話連絡を取っており、本堂に避難している状態で、今夜は過ごせるという話である。明日は風が収まり次第、県警ヘリによる救助を実施する予定である。ヘリによる救助が困難である場合を考慮し、併せて国道140号から林道を歩いて、地上からの救助も進める。2月17日7時頃から県警ヘリにより救助を開始し、10:38、救助を希望する8名を救助し、秩父市内道の駅ちちぶ臨時ヘリポートまで搬送した。 ※下線は第3報から更新した内容です

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