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カテゴリ:イエメンひとり旅
今年のリフレッシュ休暇はイエメン旅行です。 朝はやっぱり大音量のアザーンで起こされました。 モスクは徒歩15分のところにあるので、やっぱり大音量!! テレビではアルカイーダの放送もやっていますし、やっぱりイスラム国に来たのだと実感します。
ホテルから大迫力の光景!! 「やっぱりきてよかった!!」と思った瞬間です。 それにしてもすごいテーブルマウンテンです。 テーブルマウンテンの直ぐ下がサユーンの街になります。
今日はサユーン→タリム→アイナット→シバーム→サユーン(泊)と観光をします。
ここはサユーンの街のど真ん中にあるアルカシーラパレスで、北ハドタムウトのスルタン「アルカシィーリ家」の王宮でした。 お城は高台に建てられ、サユーンの 街を一望できます。 当時のシルバーアクセサリーや、武器、キッチン道具などが分かりやすく展示されていました。
サユーンのスークはきれいで、ブラブラするのも楽しい♪ 去年のインドはあんまりそういうことが怖くてできなかったので、イエメンではすることができて満足♪ ベビーベッドや、イスラムチックな物入れはとてもかわいい。
次はタリムに移動します。 道中に日干し煉瓦で建てられたお城のような建物がありました。 今は誰も住んでいないようですが、雰囲気に存在感がありますね。
タリムは、17世紀から19世紀にかけてスンニー派イスラム教の中心地だったそうです。 数多くのモスクの他にも図書館などがあり、多くの宗教家がここで学んでいたようです。 アルムフダールモスクです。 タリムで最も古く、最も美しく、高いミナレットがあります。 ミナレットは円形が多いのですが、これは四角くてとても優美な姿をしています。 日干し煉瓦の建物が多いサユーンですが、実はこれも日干し煉瓦で造られていて、それに漆喰が塗られています。 漆喰は高価なので、普通の家はちょっとだけ使っていたり、お金ができたら塗り足したりして、家を丈夫にしています。 ここを歩いていると、コーランを読む声が聞こえてきます。 タリムの人々の信仰心はいつまでたっても変わらないようです。
アルカフ宮殿のカマリヤ窓です。 イエメンはこのカマリヤ窓が本当に美しいのです。
次はアイナットです。 アイナットは「お墓の街」と言われ白い立派な聖者廟があります。 もちろんkikomataroはイスラム教徒ではないので中に入ることはできません。 アイナットの街はあまり観光客の来るところではないらしく、kikomaが住宅街に近づくと 子供達が蜘蛛の子を散らすように逃げ出しました。 久しぶりに、ショック 子供達が逃げ出すなんて・・・。 と言っても、勝手に進入して驚かしたのはkikomataroの方なので文句は言えません。 このまま、観光化されないことを祈ります。
サユーンで小鳥を打ち狙っていた少年!! kikomataroに当たったらどうすんの!! でも弾は入っていないんですって
さて次は世界遺産シバームです。 シバームは『砂漠の摩天楼』とか『砂漠のマンハッタ ン』としてよく知られているところです。 シバームの旧城壁都市として1982年文化世界遺産として登録されました。 この街の始まりは紀元前4世紀と言われる古代のハドラマウトの廃墟の上に構築されたと言われます。
旧市街には高層建築500棟ほどが密集し、約9000人の人が住み、狭いのに9つのモスクがあります。 他からの進入を防ぐために、1.2階は窓をなくしたり、小さい窓に限られたり、建物と建物の間に渡り廊下を作ったり工夫がされています。 画像ではとてもノスタルジックな綺麗な映像に見えるのですが、実際はヤギの糞尿が舞い上がり、臭いがひどい場所です。 ぜひ世界遺産の威厳を保てるように整備して欲しいなと思います。 そうすれば、観光客も増え、きっとシバームの人々の生活も向上するのではと思います。 でも、勝手に生活しているシバームの敷地に入ってくるのは外国人で、綺麗に整備することが彼らのためになるかという本当のところはkikomaにはよく分かりません。 でもイエメンはそういうところがちょっと遅れているなと、他の国と比べて思いました。 だって他の国だったら『世界遺産』っていうプレートが建っていたりするでしょ? そういうのが全くないのですもの。
シバームの夕暮れ時は、美しい 明日は首都サナアに戻ります。 イエメン砂漠地帯は今日で終わりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/02/13 11:10:07 AM
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