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倒産防止・与信管理で審査マン走る「10年後も稼ぎ儲け続ける会社」

倒産防止・与信管理で審査マン走る「10年後も稼ぎ儲け続ける会社」

(1)信用調査報告書

大日本帝国デートバンク(仮称)の信用調査報告書を参考に見てみましょう。

1枚目には、まずは対象となる会社名。ここからスタート。

■日付

日付が会社名の横と下にもあったりします。
(横)がこの調査報告書の提出日。
(下)が調査報告書が作成された日付。
ですから、当然(下)の日付の方が古いと思います。
新規調査の場合は同じ日付ですので、横にしか日付が書かれませんが、
過去にどこかの企業が調査をしていて、そのコピーを発行してもらう時に
2つの日付がつきます。

調査報告書の料金は新規調査とコピーでは価格が大きく異なりますので、
いつの日付のものがあるかを聞いてから発注しましょう。

■料金

興信所によって多少差がありますが、
新規調査で3~3.5万円(超特急、面談有で)
コピーは半年以内が1.5万円
半年を超えると0.7万円
紙1枚の簡易版は0.1万円程度

■所在地

登記住所と現在地が違う場合は商業登記簿謄本で確認するなりして、念のため注意します。興信所報告書の記載を何も考えずに読み飛ばさない事。理由は詐欺に合わないためです。解説はここでは省略しますが、詐欺会社は頻繁に住所を換えています。登記住所と現住所が異なる企業はたくさんありますが、問題がないのか確認するために点検をします。

■設立年月

最近は老舗倒産も多いので、古いから安心という事はなくなりました。
多くの企業を見ている審査マンには企業の設立時期と会社の大きさに何ら関係がない事に気づいています。

■従業員数

これが適当なので、是非現場情報があったら横にメモ書きして下さい。
5名と書いていても、役員を含めた人数なのか、パート従業員も含めた人数なのかが不明なのです。1名当たりの売上高(生産性ですね)でも企業判断が出来たりします。

業種によって1名当たりの売上高が異なるでしょうが、経験的にいくら売上があればトントンなのか黒字なのか想像がつくはずです。
1名当たり5千万の売上げでトントンな業種であれば、1名当たり4千万しか売上高がなければ多分赤字ですよね。

■評点

ここがこのページのポイントです。

いろんな項目が書いてあって、点がついていますね。
これの合計点が評点だと思いますよね。普通はそう思います。
実は違うんです。先に合計評点が決まるんです。
興信所によって普通ランクのCと要注意ランクのDの評点が異なります。
ですけどCとDの差は大きいので、評点をつける際は調査会社内部で
相当検討した上で決めています。
例えば51点でCランクなのと50点でDランクの差は1点差ですが
3点位の差が実際あるような印象です。

評点のもっと詳しい解説はセミナーで。


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