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21世紀の教育をめざして・・・

21世紀の教育をめざして・・・

新年度にしたいこと~その1~

■「ことば」の指導

「教室にあふれさせたい言葉」「教室からなくしたい言葉」
を毎学期アンケートにとり掲示していました。
これからはもう少し細かく実態をみていこうと考えています。
そのためにアンケート項目を以下のように工夫します。

・自分の・みんなのやる気をなくす言葉

・自分の・みんなのやる気をわき起こさせる言葉

・思わず「ホッ」と安心する言葉

・思わず「エッ」と耳を疑う言葉

・自分の考えを深めたり広げたりする言葉

・自分を表現する言葉
といった項目で調べようと考えています。

言葉を意識するということは、
・自分自身を見つめる
・相手との関係を考える
ことになるだろうと思います。
自分理解と相手との人間関係作りです。
それらをプラスの方向に意図的に持っていこうと考えるのです。

そして、言葉に敏感になれば、
・思考が深まる
・学級共通の「ものさし」ができ風通しのよい集団ができる
という効果も期待できます。

■日記指導
今までは「時々」でしたが、4月からは「毎日」にします。

中心テーマは、

  『今日、新しく知ったこと』

です。これはほぼ決定です。

後は、段階的にどのように書かせるか?です。
・書かせ方
・内容の選び方
の2つを指導していきます。ここがポイントです。
書かせる時の、
・規模(分量、時間など)の示し方
・課題の与え方
は、
内容面で大きく分ければ、
・楽しい作文
・論理的な作文
の2つです。
この2方向を、授業内容や生活の実際とからめて書かせていきます。

私の評価(処理の仕方も含む)も重要になってきます。
子ども達が継続できるように工夫しなければなりません。

■新企画の指導
新しい取り組みを子ども達の中に起こします。

今まで多く行われてきた、
・めあてを決めて
・係や当番を決めて
・「普通」に授業をして
・・・・
とは別の魅力ある取り組みを導入したいのです。
学級の毎日がマンネリ化しないようにするのです。

ここ数日、あれこれ考えています。
「うんっ!!」
というひらめきはあります。

・スピーチ力検定
・学級全国組織の他団体との連携
・学級CD化推進委員の設置
・・・・
■具体的に考えさせる

子どもの作文やスピーチの中によく出てくる言葉があります。それは、「すごい」「楽しか
った」などです。そのような表現から伝わってくる情報は「あいまい」です。

このような「あいまい」な情報に具体性を持たせる指導を徹底したいと考えています。
具体的には以下のような指導を、授業や日記、作文、スピーチで行います。

・ 1枚の写真や絵を見て「分かること、思ったこと、考えたこと」を箇条書きでたくさん
書かせる。
・ 「あいまい」な言葉や1文を示し、「何が考えられるか」を思いつくまま箇条書きで書
かせる。
・ ある子どもの行為を取り上げ、「何がよいのか」「何がよくないのか」を考えられるだけ
出させ、それをいろんな視点で分類させる。
・ 「あいまい」な情報を与え、何がわかれば「正確」な情報になるのかを考えさせる。
・ 「あいまい」な言葉を示し、その定義づけをさせる。

正確に情報を集められる場合と、その人の価値判断をともない主観的な場合とがあります。
どちらの場合も考えていきます。継続すると力になるはずです。

■質問力を鍛える

次のような学習の流れを考えています。
1. 何が知りたいのかを考える
・ 自分が知りたいこと
・ みんなが知りたいこと
2. もっと知りたいことは何か
・ 1次調査から掘り下げたいこと
・ 「なぜ?」「たとえば?」で追究したいこと
3. あることへの質問を3つ以上準備させる
・ 質問の仕方にバリエーションを持たせる
・ いろんな角度で同じ事柄への質問を3つ以上準備させる
4. 新しい情報は何か
・ 初めて知ることを聞き出すことを目標とさせる
・ 新しい情報の価値付けをする
5. 質問の構成を考えさせる
・ 骨格となる質問の組み立て、筋道を書かせておく
・ 質問、インタビューの目的との整合性を常に意識させる

今までの質問、インタビューに関することを整理する必要があると考えています。





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