新年度にしたいこと~その1~■「ことば」の指導「教室にあふれさせたい言葉」「教室からなくしたい言葉」 を毎学期アンケートにとり掲示していました。 これからはもう少し細かく実態をみていこうと考えています。 そのためにアンケート項目を以下のように工夫します。 ・自分の・みんなのやる気をなくす言葉 ・自分の・みんなのやる気をわき起こさせる言葉 ・思わず「ホッ」と安心する言葉 ・思わず「エッ」と耳を疑う言葉 ・自分の考えを深めたり広げたりする言葉 ・自分を表現する言葉 といった項目で調べようと考えています。 言葉を意識するということは、 ・自分自身を見つめる ・相手との関係を考える ことになるだろうと思います。 自分理解と相手との人間関係作りです。 それらをプラスの方向に意図的に持っていこうと考えるのです。 そして、言葉に敏感になれば、 ・思考が深まる ・学級共通の「ものさし」ができ風通しのよい集団ができる という効果も期待できます。 ■日記指導 今までは「時々」でしたが、4月からは「毎日」にします。 中心テーマは、 『今日、新しく知ったこと』 です。これはほぼ決定です。 後は、段階的にどのように書かせるか?です。 ・書かせ方 ・内容の選び方 の2つを指導していきます。ここがポイントです。 書かせる時の、 ・規模(分量、時間など)の示し方 ・課題の与え方 は、 内容面で大きく分ければ、 ・楽しい作文 ・論理的な作文 の2つです。 この2方向を、授業内容や生活の実際とからめて書かせていきます。 私の評価(処理の仕方も含む)も重要になってきます。 子ども達が継続できるように工夫しなければなりません。 ■新企画の指導 新しい取り組みを子ども達の中に起こします。 今まで多く行われてきた、 ・めあてを決めて ・係や当番を決めて ・「普通」に授業をして ・・・・ とは別の魅力ある取り組みを導入したいのです。 学級の毎日がマンネリ化しないようにするのです。 ここ数日、あれこれ考えています。 「うんっ!!」 というひらめきはあります。 ・スピーチ力検定 ・学級全国組織の他団体との連携 ・学級CD化推進委員の設置 ・・・・ ■具体的に考えさせる 子どもの作文やスピーチの中によく出てくる言葉があります。それは、「すごい」「楽しか った」などです。そのような表現から伝わってくる情報は「あいまい」です。 このような「あいまい」な情報に具体性を持たせる指導を徹底したいと考えています。 具体的には以下のような指導を、授業や日記、作文、スピーチで行います。 ・ 1枚の写真や絵を見て「分かること、思ったこと、考えたこと」を箇条書きでたくさん 書かせる。 ・ 「あいまい」な言葉や1文を示し、「何が考えられるか」を思いつくまま箇条書きで書 かせる。 ・ ある子どもの行為を取り上げ、「何がよいのか」「何がよくないのか」を考えられるだけ 出させ、それをいろんな視点で分類させる。 ・ 「あいまい」な情報を与え、何がわかれば「正確」な情報になるのかを考えさせる。 ・ 「あいまい」な言葉を示し、その定義づけをさせる。 正確に情報を集められる場合と、その人の価値判断をともない主観的な場合とがあります。 どちらの場合も考えていきます。継続すると力になるはずです。 ■質問力を鍛える 次のような学習の流れを考えています。 1. 何が知りたいのかを考える ・ 自分が知りたいこと ・ みんなが知りたいこと 2. もっと知りたいことは何か ・ 1次調査から掘り下げたいこと ・ 「なぜ?」「たとえば?」で追究したいこと 3. あることへの質問を3つ以上準備させる ・ 質問の仕方にバリエーションを持たせる ・ いろんな角度で同じ事柄への質問を3つ以上準備させる 4. 新しい情報は何か ・ 初めて知ることを聞き出すことを目標とさせる ・ 新しい情報の価値付けをする 5. 質問の構成を考えさせる ・ 骨格となる質問の組み立て、筋道を書かせておく ・ 質問、インタビューの目的との整合性を常に意識させる 今までの質問、インタビューに関することを整理する必要があると考えています。 ジャンル別一覧
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