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カテゴリ:教科別の勉強法
「国語の読解問題って勉強して、意味あるの??」
こんにちは。坂本です。 受験生はもう入試目前ですね。 受験を目前に控えたお母さんお父さんにちょっとアドバイスを。 この直前の時期に、考えるべきことは 「体調管理」と「確認作業」です。 「体調管理」は、日々の手洗いうがい。 そして無理をしないということ。 「確認作業」というのは 特に算数(数学)や英語、国語なんかに言えることですが まだ理解できていない問題をできるように努力をするのではなく ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ もう既に理解している問題の確認作業に徹するということが大切です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ この時期は特にできない問題ばかりを中心にやってしまうと 「これもできていない」、「あれもできていない」というように 【ないもの】ばかりに目がいってしまい自信喪失に繋がりかねません。 特にスポーツなんかでは顕著ですが、 試合前というのは、皆、「必ずできる」「私なら勝てる」というように 自分をどんどん鼓舞して自信を高めていく工夫をしていますよね。 自分の実力を100%発揮するためには 「自信(自分を信じること)」がとっても大切なのです。 なので、問題集なども新たなものを使用するのではなく 今まで使ってきたものをもう一度やり直すようにしてください。 そして、【ないもの】ではなく、 もうすでに【あるもの】に目を向けていくようにしましょう。 -------------------------------------- それでは、今日のメインテーマに移っていきましょう♪ さて、今日は前回に引き続き、読者さんからの相談をもとに あなたのお子さんの日々の学習のヒントになる勉強ノウハウを お伝えしていきたいと思います。 今日の相談内容は、東京都にお住まいの小5のお子さんをお持ちのお父さん から、国語(読解問題)について質問がありました。 > > 坂本様 > > > > ユダヤ式を実践して4ヶ月が経ちました。息子の勉強に > > 向う意識が変りつつあります。小学校のあゆみ(昔の通知表) > > では、人の話を良く聞き意見を言えるようになったと評価 > > されました。(両親が子供の話を聞くようになったことが原因か?) > > また、1/6の試験(塾の冬季講習後の確認試験)では、算数と国語 > > の得点が上がった手ごたえがあったようです。満足そうに話してくれました。 > > 1/19に塾の定例試験があり、猛勉強中です。 > > (1/6と1/19の試験結果でクラス替えをするため) > > 先ずは、計画を立て算数は以前教えて頂いた方法 > > (出来なかった問題チェックして翌日解く。) > > を実践するつもりです。 > > 国語は漢字を完璧にすることしか、有効な方法がないと思いますが、 > > 何かアドバイスを頂ければと思います。 > > そして、私は次のようにアドバイスを差し上げました。 ------------------------------------------------------------------ ○○ ○○さんへ こんばんは。坂本です。 メールありがとうございました。 ユダヤ学習法の実践、うまくいっているようですね。 私もとても嬉しいです。 > > 小学校のあゆみ(昔の通知表) > > では、人の話を良く聞き意見を言えるようになったと評価 > > されました。(両親が子供の話を聞くようになったことが原因か?) そうですね。 ユダヤ式は相手に話をすることで理解力とディベート力が高まる方法です。 また、相手が話を聞いてくれることで 他人の話をしっかり聞くことの大切さも学べるのですね。 さて、国語の勉強に関してですが もし○○さんのお子さんが読解問題が思うような点が取れないのであれば 読解問題の解き方をお子さんに教える必要があります。 そのためには、 1.文章を読んで理解する能力 2.読解問題を解く際のコツ この2つを押さえていくことが重要です。 まず、1番の「読んで理解する能力」は日々の読書習慣で育てていきます。 毎日10~20分、時間をとって読書の時間を設けてください。 その中で「読む→理解する」という力を無理なく育てることができます。 それから次に 2番の読解問題を解く際のコツなのですが 一番大切なポイントだけお話しますね。 それは、「文章に書いてあることから答えを導く」ということです。 つまり、逆を言うと 「文章に書いてあること以外は不正解になる」ということです。 これは当たり前のようですが、実はとても大事なことなのです。 よく、物語文などの問題では登場人物の心情を選ばせる問題などが 出題されますよね。 例えば、 「まさおは花子を思い出すと、ふと視線を落とした」という文章が あったとします。 このときのまさおの心情を読み手が勝手に想像を膨らませて選択してしまうと 間違えてしまうことが多いのです。 そうではなく、文章中に必ずそのときの心情を表すヒントが書かれています。 なので、自分で勝手に予想せずに文章の中から答えを導き出す必要があるのです。 要するに「第3者の視点が必要になってくる」ということです。 つまり、客観的な視点で登場人物の心情を読み解くという力が必要なのです。 この部分を指導する際に教えていくと きっと国語の読解問題の点数も上がってくると思います。 がんばってください。 ありがとうございました。 坂本より --------------------------------------------------------------------------- 読解問題の成績は、一般に 「子どもの時からの読書習慣(つまり読解力)で決まる」 と言い切る人が多くですが、決してそうではありません。 実はここでお話したように 国語の読解問題を解くために必要なのは 「読解力」プラス「解き方の理解」なのです。 なので、「読書習慣があっても読解問題の成績が悪い」という場合は 良い問題集を選び、正しい読解問題の解き方を学ぶ必要があります。 また、「小さな頃から読書嫌い」というお子さんをお持ちの場合は、 今回の相談のように、2つの能力を同時に育てていくことが大切になります。 あなたのお子さんはどちらのタイプですか? お子さんのタイプに合わせた勉強法を実践してくださいね。 それでは、また次回。 ありがとうございました。 坂本より ▼『奇跡のユダヤ学習法 ホームスタディ講座』 http://e-homeschooling.net/factop.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/01/18 12:19:16 PM
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