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カテゴリ:夏休みの勉強法
7月10日(金)
こんにちは、坂本です。 いよいよ暑くなってきましたね。 今年も、もうすぐ夏休みがやってきます。 受験生の子どもたちには、 悔いのない夏休みを過ごしてもらいたいものです。 そこで、今日は 「夏休みの学習計画を立てよう」 というテーマで話していきたいと思います。 それでは、最後までお楽しみください。 ───────────────────────────── ■夏休みの学習計画を立てよう ───────────────────────────── 「あっという間に夏が終わってしまいました(泣)」 「夏休み最終日、子どもと徹夜で宿題を終わらせました」 「こんなはずじゃなかったのに・・・夏」 と、こんなメールが毎年 夏休みが終わるころ、私のもとに届きます^^; いいですか。 (脅すつもりはありませんが) 夏休みの40日間というのは 「あっ」という間に終わってしまいます。 だからこそ、 そして悔いのない夏休みにするためにも 目標や計画を立てておくことがとっても大切なのです。 何も考えずに、過ごせば、 何も残らない夏休みになってしまいます。 もし、まだ目標や計画を立てていないのであれば、 今週末にでも目標を決め、学習計画を立案してください。 ───────────────────────────── ■「夏休み3ターム目標設定法」 ───────────────────────────── そこで今日は、あなたに 夏休みの目標設定に効果的な 「夏休み3ターム目標設定法」 を紹介しようと思います。 この目標設定法は、子どもたちが 40日間という夏休みを有意義に過ごし、 かつ、大きな目標を達成するのに とっても有効な方法なんですよ。 ぜひ、今日はこの 「夏休み3ターム目標設定法」 を覚えてしまいましょうね! 夏休みの最初に、 目標を立てる子は多いと思います。 しかし、子どもたちのほとんどは、 自分の立てた目標を達成することができません。 「絵に描いた餅」状態で 終わってしまうのです。 では、どうして ほとんどの子は目標を達成できないのでしょうか? 実はこれ、 目標の立て方に原因があるのです。 普通の子どもは、 「夏休み中に達成したい目標は・・・」というように、 夏休みを通して達成したい目標を立てようとします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ たとえば、次のように。 目標:○×問題集(計200ページ)を夏休み中に終わらせる! そして、計画はこんなふうになります。 計画:全200ページ÷40日=5ページ ・・・「ということは、1日5ページずつ進めていけばOKだな! そしてもし、3ページしか進まない日があっても、 次の日に7ページやればいいや!」と。 どうですか、この計画の立て方、 身に覚えはありませんか・・・? 実は、私自身も、小中学生のころは、 このように計画を立てていました。 しかーし! この計画の立て方では、残念ながら目標を 達成することはできないのが普通です。 進研ゼミなどの通信教材を毎回きっちりこなし、 添削課題も毎回提出しているという鋼のような意思を 持っている子であれば、この計画でも問題ないでしょう。 でも、私の子ども時代のように 行き当たりばったり的な意志の弱い子であれば、 間違いなく7月中に挫折してしまうはずです(笑) そして夏休みが終わるころには、 大量の宿題に追われる日々が待っているのです。 嗚呼、無念・・・。 では、このようなことにならないように! 目標の立て方「夏休み3ターム目標設定法」 を今からお話ししますね。 よろしいでしょうか? はい。 まずは、この方法ですが、 目標の立て方からして、ちょっとユニークです。 まずは、夏休みを3つの期間に分けます。 第1ターム 夏休み開始~7月末まで 第2ターム 8月1日~15日まで 第3ターム 8月16日~末まで そして、期間ごとに目標を設定していくのです。 「この夏に、問題集を5冊終える」 という大きな目標を夏休み全体で1つ立てるのではなく、 第1タームで、2冊終える。 第2タームで、2冊終える。 第3タームで、1冊終える。 というように、期間ごとに小さな目標をたてるのです。 このように目標を期間ごとに分けた方が、 最終的に自分が思い描いていた目標を 達成しやすくなるんですね。 達成しやすい理由は3つあります。 理由1:目標を達成するための集中力を維持しやすい 40日後の目標よりも、10~15日後の目標の方が やりがいがあり、集中力を維持しやすくなります。 理由2:日々の勉強量が計量化しやすい すぐ先の目標なので、毎日の勉強計画をたてやすいですよね。 理由3:計画の遅れに気づきやすく、計画変更もしやすい もし、計画がずれてきても、短期間での計画なので挽回もしやすい。 また、多少遅れていても、次のタームで目標を再設定できるので 当初の計画から大きくずれることは少なくなる。 というように、 夏休みを3つの期間に分けて目標を設定する方が 最終的に得られる成果が大きくなるのです。 参考: 夏休みを3つの期間に分けるという考え方は、 去年の夏にメルマガで書いていますので、 こちらも参照してみてください。 http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/200807240000/ また、上記の私のブログでは左側のメニューに 「夏休みの勉強法」というカテゴリがあります。 そちらも参考になると思いますので もし、時間があればすべて読んでみてください。 ───────────────────────────── ■「夏休みの目標2009シート」をプレゼント! ───────────────────────────── 「夏休み3ターム目標設定法」。 この夏、この方法で具体的に目標をたててみたい! という意欲的な人もいると思います。 そこでつい先ほど、 「夏休み3ターム目標設定法」に準拠した カンタンなワークシート(表)を作ってみました。 「夏休みの目標 2009」シート http://dreameducation.co.jp/present/natu-plan.pdf (右クリック→「対象をファイルに保存」によりデスクトップ等に 保存してからご覧ください。ささやかなプレゼントです。) この表にあるように 3つのタームに夏休みを分けて、 それぞれ目標を設定してみてください。 ただし! このシートを使う際の注意点があります。 それは、 「すべての教科での目標を設定する必要はない」 ということです。 このシートには、5教科それぞれに3ターム分の ますが書かれています。(合計15ます) これら15個の目標をたてても、 きっとすべての目標を達成することはできないでしょう。 目標はフォーカスすることが大切です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ おすすめは、 この夏に本当に達成したい目標を2つ、あるいは3つ決め、 その目標を3つのタームに振り分けていく。 そのくらいがちょうどよいでしょう。 これなら、目標達成もイメージしやすいはずです。 目標は「絞る」ことが大切ですからねー。 この夏は「夏休み3ターム目標設定法」を有効活用して、 お子さんにとって有意義な夏休みとなることを願っています。 目標がうまく達成できたら ぜひ、私にも教えてくださいね。 楽しみに待ってます。 それでは、また次回。 ありがとうございました! 坂本より ▽このような記事をあなたのメールボックスに無料で配信します。 詳しくはこちらをご覧ください。→ メールマガジン登録 ■新刊キャンペーンやってます。 『ユダヤ式学習法』(大和出版) http://www.dreameducation.net/book.html (クリックすると新しいタブが開きます) ■発行:株式会社ドリームエデュケーション お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/07/21 07:41:17 AM
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