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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2010/02/24
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カテゴリ:学習塾の活用法


こんにちは、坂本です。

今や全国、そして世界に広がっている公文式。


今日は、そのメリットとデメリットについて

考えていきたいと思います。




公文式の基本的な考え方。

それは、基礎からの徹底反復です。



算数・数学で言えば、

問題を解くパターンを覚え、

類題を数多くこなしていくことで

基礎から自分のペースで

学力を高めていくことができます。



公文式の良いところ。


それは(たとえば算数であれば)

算数が苦手な子どもが

自分のつまずいたところから

学びなおせるところにあります。



分数が苦手、小数の割り算が苦手。

そんな理解があやふやな部分を

徹底反復で基礎から積み上げていくことができます。



そのため、算数に自信がない子、

どこかでつまずき授業が分からなくなっている子、

そんな子に公文式はぴったりなのです。



マルをもらい満点を取る。

分からないところが、できるようになっていく。


そうした事実が、

子どもの自信を育てていきます。



「基礎からの徹底反復による自信の積み上げ」

これが公文式の強みであり、メリットなのです。






しかし、一方で公文式にも

デメリット、苦手な部分があります。


どんなものにも

メリットとデメリットがありますが、

公文式もその例外ではありません。



公文式で勉強を続けていると、

ある日、大きな壁にぶつかるときがあるのです・・・。




 公文式のデメリット。



私が小学生の時、小4くらいまでは、

だいたい次の公式が成り立っていました。



 算数のできる子 = 公文に通っている子



しかし、それが小5、小6、中1・・・

と学年が上がるにつれて

公文式の子の存在感が薄れていきました。



W H Y?

さて、なぜなのでしょうか?



「受動的な学習」など塾特有の理由もありますが、

私が考える、大きな原因として、

「トレーニング式学習の限界点」があると考えています。



つまり、こういうことです。



公文式のような、

「解き方を覚える → 問題演習 → 徹底反復」

というトレーニング式学習を進めていくと、

それなりの結果が出ます。また自信もつきます。



しかし、こうした勉強「のみ」させていると

あるとき成績の伸びなくなる日がやって来るのです。



その理由は、

トレーニング学習のみをさせていると、

変化に対応する力が育たないからです。



料理でたとえるならば、

レシピ通りに料理を作るのは上手だけれども、

冷蔵庫にあるものだけでアレンジした料理は作れない。


・・・そんな感覚に近い。



あらかじめテスト範囲が決められている試験では

良い結果が出るが、範囲が決まっていない試験、

模擬試験などではさっぱり点が取れない。。。


今回は「つるかめ算」のテストを行いますといった

問題は得意だが、無作為に出題された文章問題には

どう解答していいか分からなくなる。。。



そうした現象が起こりやすいのです。



また、プリントをどんどん与えられ・こなしていく

受動的な学習のため、自宅で学習するときに

何を、いつ、どのように学習すべきかを

「自分で考え・行動する力」がすっぽりと抜け落ちています。



もちろん、公文式の経験者で

優秀な子がいることを私は知っています。


しかしながら、公文式や大手進学塾が採用している

トレーニング式学習「だけ」では

こうしたモレが出てきてしまうこともあるのです。



公文式にも良い面もあれば、苦手な面もあります。



こうした知識を私たち自身が持っておくことで

子どもを上手にリードし、バランスのよい学力を

育てていくことができるようになります。



では、公文式や塾などで抜け落ちている部分を

どう補っていけばいいのか?



その部分を補っていくのが

学校、あるいは私の役割だと感じています。



これからもサクラサク勉強法をはじめ、

書籍やセミナーを通じてお子さんのそうした

本当に大切な部分を身につけてもらうべく

活動していきたいと思います。


それでは、また次回。

ありがとうございました。



家庭学習コンサルタント

坂本七郎より




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 サクラサク「中学受験」勉強法

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Last updated  2010/02/24 02:13:28 PM
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