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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2010/06/07
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カテゴリ:学習塾の活用法




「本当にこのまま通い続けて良いのだろうか・・・?」


私は日々、多くの保護者から

学習相談を受けています。


そうした相談者の声に耳を傾けていると

子どもが現在通っている塾に対して

上記のようなモヤモヤとした感情を

もっている方が多いように感じるのです。



確かに塾を変える、塾を辞めるといったことは

思い切りやちょっとした勇気がいりますからね。



そこで今日は

良い塾かそうでないかを見分ける方法を

塾の内部事情を知る一人として

話してみたいと思います。



あ、一応念のため書いておきますが、

子供の学力アップを目指すのなら、

最初に塾ありきじゃないですからね。


ベースとなる家庭学習、自主学習があってこそ。

あくまで家庭学習をフォローするための塾であることを

くれぐれもお忘れなく。




閑話休題。



それではここから話をはじめましょう。


まず、一概に「良い塾」と言っても、

人それぞれ、いろんな考え方が存在します。


人生、いろいろってやつですね。


たとえば、次の要素をもってして

良い塾と考える人は比較的多いのではないでしょうか。


・合格実績(合格者数)の多さ

・授業が分かりやすい

・面倒見がよい

・質の高い講師(講師はすべて正社員的なアピール)

・成績を上げてくれる

・母体の大きい塾

・保護者の評判がよい



塾側もこうした要素をあることないこと(?)

アピールして塾生をかき集めようとしています。


しかし、私が思うに、

その塾の本当のところ、本当の実力というのは、

こうしたアピールポイントなんかでは、

ましてや新聞チラシなんかでは判断できないんですね。


じゃあ、いったい坂本的に良い塾とはなんぞや

と言った話になるのですが、


私が考える「良い塾」というのは

決して奇抜な意見ではなく、

いたって王道をいくものだと思います。


とってもシンプル。


良い塾とは、

「生徒本人のことを大切に考え、

 目配り・心配りのできる塾」

です。



ね、王道でしょ。



じゃあ、そういった塾を

私たちはどうやって

見分ければよいのでしょうか。



良い塾を見分けるリトマス試験紙。



それは、

【クラス担任の配置を見る】

ことです。


その塾のクラス担任の配置を見れば、

・塾の考え方

・塾長の子どもに対する想いのバロメーター

が見えてきます。




見るべき具体的な箇所としては、

【その塾の最下位クラスの担任】です。


できればすべての学年で調べてもらいたいのですが、

最下位クラスの担任が、塾長あるいはその塾で評判のよい講師が

担当しているのであれば、その塾は信頼できます。



「担任配置」というのは

その塾の考え方が如実に表れる部分なのです。



もし、最下位クラスすべてにおいて

若手の担任、経験の浅い担任ばかりを

配置しているのであれば、その塾は

内向きの塾、つまり子ども中心ではなく

本音では合格実績や売上を第一に考えていると

見てよいと思います。



実際のところ、

もっとも教えるのがむずかしいのは、

最上位クラスではありません。


教える内容は高度になりますが、

上位層は自分から勉強ができる子たちです。


ポイントだけ見てあげれば

そんなに手をかけなくても

自分で学力を上げていける力を持っています。



しかし、最下位クラスの子どもたちの中には

勉強に対する自信を失い、

自学自習できる段階にまで達していない生徒がたくさんいます。


つまり学習に対する傷が深いのです。



こうした生徒をその塾がどう考えているのか、

そこがハッキリと見えるのが、担任配置というわけです。




この「担任配置を見る」という方法は

これまで恐らく誰も言っていないことですし、

塾に入るまでは誰も教えてくれない

いわばブラックボックスともいえる要素だと思います。


しかし、塾選びをする際

今後参考にすべき重要な評価基準の一つ

だと私は思います。



特に、現在の成績を何とかしたいと考えている

成績中位以下のお子さんがいる場合は、

必ずチェックしておきたいポイントです。



これだけで投資すべき塾かどうか

塾側の真意は何なのかが

すぐに判断できると思います。




一方、成績上位のお子さんの場合ですが、

まずは上記のポイントをチェックします。


そこでもし、最下位クラスに優秀な先生を

置いていない場合はひとつだけ注意が必要です。



注意すべきポイントとは

「進路指導」です。


下位クラスをないがしろにする塾の金科玉条は

なんと言っても「合格実績」ですから

塾の合格実績にとって都合の良い

進路指導が水面下で行われている可能性が高いということです。



その子の性格や志望校の校風など一切考慮せず、

ただただ、成績だけで受験校を決めようと

してくるかも知れません。


あるいは行くつもりのない学校の受験を

あれこれ理由を付けて受けるよう説得してくるかもしれません。



こうした塾というのは、

冬季講習しか参加していないのに、

合格発表直後に、合格校を電話で聞いてきて

自分のところの合格実績を水増ししようとする

恥知らずな一派です(笑)


気をつけましょう。



まぁ、あまりいろいろと書いていると

ゴルゴ13を送り込まれそうなので

この辺でやめておきますが。。。



とにかく。



合格実績ばかりにこだわる塾では

そのゆがみによる影響が

こちら側にも及んでくることを

肝に銘じておきましょう。




意識の高い方が多く、

私の誇りでもあるこのメルマガ読者さんの中には

まずいないと思いますが、

最近では合格実績で「しか」塾を判断できない

保護者も増えているようです。



そうした保護者からの情報や口コミなどは

話半分ぐらいに聞いておき、

自分のアタマと正しい目で、

子どもたちを導いていきましょう。


私がそんなあなたの役に立てれば

サイコーにうれしいなぁ。


これからもここだけでしか聞けない

そして私にしか書けない

有益な情報を出していきたいと思います。


今日も最後までお付き合いいただき

ありがとうございます。



坂本七郎より



ツイッターもやってます。
http://twitter.com/shichiro7







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Last updated  2010/06/10 11:06:55 AM
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