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テーマ:中学生ママの日記(17722)
カテゴリ:成績アップのコツ
こんにちは、坂本です。 毎日暑い日が続いていますね。 今日は、夏休みの学習に役立つトピックを 1つ紹介したいと思います。 ■あの勉強法の本当のところ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ あなたは学生時代、先生から 「1冊の問題集を暗記するくらい何度もくり返せ!」 と言われたことはありませんか。 恐らくほとんどの方は 耳にしたことがあると思います。 私もその1人です。 学生時代、先生のこの言葉を信じて、 何度も何度も1冊の問題集を くり返した人もいると思います。 しかし、この方法。 本人の努力次第である程度まで 学力を伸ばすことができますが、 成績はどこかで必ず頭打ちになります。 勉強量の割に、成績が伸びない。 がんばっているのに、成果が出ない。 そんな、努力型の人に多い、勉強法なのです。 ではなぜ、成績が伸び悩むのか? それは、この方法には、 ムラ・ムダが多いからです。 ■「勉強の定義」をもう一度思いだそう。 私は、勉強のことをよく 「勉強とは、できないものをできるようにすること」 と伝えています。 言い換えるとこれは、 ・すでにわかりきっている問題 ・自信のある問題 は飛ばして良い。 と言っているのです。 つまり、現在まだできない問題。あやふやな問題。 そうした問題に注力しよう、と伝えています。 このような「できない→できる」に変えていく過程が 勉強なのです。 そこで改めて、今回紹介した、 「問題集のすべての問題をくり返す」 というやり方に注目してみてください。 すべてをくり返すのですから、 当然、やらなくてもよい問題を解くことになります。 標準的な学力の子であれば、 この方法でもムダはそこまで多くありませんが、 学力が上がれば上がるほど、できる問題は 増えていくわけですから、ムダがさらに増えていきます。 結果として、ムダな勉強時間が増え、 努力の割に成績が上がらない、 成績が頭打ちになってしまうのです。 では、勉強をするとき、どんなことを子どもに 意識させながら、反復させればよいのか。 これには、2つの段階があります。 ■第1段階:正解・不正解で2分する 1つめの段階は、 単に、できなかった問題に 印を付けるというものです。 問題番号に○印を付けておけばよいでしょう。 こうすることで、2回目の学習時に、 どの問題をくり返せばよいかがハッキリわかります。 まずは、この「できない問題」に意識を向けて、 この「できない」を「できる」に変えることが 勉強なんだという思考グセを身につけていきます。 ■第2段階:2つの正解・2つの不正解に分ける 次に2つめの段階。 この段階は少し判断しにくい方法となりますので 「できない問題」に日常的に印がつけられるように なってから教えるようにしてください。 これをやることで、より効率よく、 少ない時間で成績を伸ばすことができるようになります。 まず問題を解きながら、 正解した問題、不正解の問題を それぞれ、次のように4つに分けていきます。 そして、4つに分けた問題を 【印なし、○印、×印】という 3つのグループに分けていきます。 <問題の分け方(イメージ図)> ・正解した問題 → 次やってもできると思う問題 → 印なし → 次できるかどうか不安な問題 → ○ ・できなかった問題 → 解説を読んだら理解できた問題 → ○ → 解説を読んでも理解できない問題 → × この3つのグループのうち、 ○印のついた問題に集中して学習する。 ここに集中することで、 勉強が効率化され、成績が伸びやすくなるのです。 正解をして、さらに次やっても自信があるような問題は、 2度3度とくり返す必要はありません。 さらに言えば、1回目の学習時においても わかりきっている問題は飛ばしても良いくらいです。 また、×印のつく、理解できない問題は まだその問題を解く段階に達していないと言えます。 そうした問題に時間をかけるよりも、 ○印のついた、少しがんばれば、ものにできる問題に 手持ちのエネルギーをすべて投入すべきなのです。 ○印の付いた問題に関しては、 ・解説を読んでしっかり問題の解き方を理解する ・別の問題集から類題を見つけて類題演習をする ・後日、もう一度、○印の問題を復習をする といったように、ねばり強く問題に取り組むことが大切です。 このような学習を続けていくと、 あるとき、急に×印の付いた問題がわかるようになります。 子どもの学力段階に応じて、 集中すべき問題を選ぶ━━。 ここが短期間に成績を伸ばすカギになります。 現在、問題に印をつける習慣がない子は、第一段階から。 すでに印をつける習慣がある子は、第二段階を 実践させてみてください。 勉強をがんばっているのに成果が上がらない。 そんなお悩みをお持ちの方は、 今日書いたことを実践してみましょう。 印の付け方1つで、成績の伸びは変わります。 この夏休みから、はじめてみてください。 坂本 七郎 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/04/25 02:41:43 PM
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