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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2012/07/17
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カテゴリ:成績アップのコツ


こんにちは、坂本です。

毎日暑い日が続いていますね。


今日は、夏休みの学習に役立つトピックを

1つ紹介したいと思います。




■あの勉強法の本当のところ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



あなたは学生時代、先生から

「1冊の問題集を暗記するくらい何度もくり返せ!」

と言われたことはありませんか。



恐らくほとんどの方は

耳にしたことがあると思います。


私もその1人です。


学生時代、先生のこの言葉を信じて、

何度も何度も1冊の問題集を

くり返した人もいると思います。


しかし、この方法。


本人の努力次第である程度まで

学力を伸ばすことができますが、

成績はどこかで必ず頭打ちになります。



勉強量の割に、成績が伸びない。

がんばっているのに、成果が出ない。


そんな、努力型の人に多い、勉強法なのです。




ではなぜ、成績が伸び悩むのか?


それは、この方法には、

ムラ・ムダが多いからです。




■「勉強の定義」をもう一度思いだそう。



私は、勉強のことをよく

「勉強とは、できないものをできるようにすること」

と伝えています。


言い換えるとこれは、

・すでにわかりきっている問題

・自信のある問題

は飛ばして良い。


と言っているのです。


つまり、現在まだできない問題。あやふやな問題。

そうした問題に注力しよう、と伝えています。



このような「できない→できる」に変えていく過程が

勉強なのです。




そこで改めて、今回紹介した、

「問題集のすべての問題をくり返す」

というやり方に注目してみてください。


すべてをくり返すのですから、

当然、やらなくてもよい問題を解くことになります。



標準的な学力の子であれば、

この方法でもムダはそこまで多くありませんが、


学力が上がれば上がるほど、できる問題は

増えていくわけですから、ムダがさらに増えていきます。



結果として、ムダな勉強時間が増え、

努力の割に成績が上がらない、

成績が頭打ちになってしまうのです。




では、勉強をするとき、どんなことを子どもに

意識させながら、反復させればよいのか。



これには、2つの段階があります。




■第1段階:正解・不正解で2分する


1つめの段階は、

単に、できなかった問題に

印を付けるというものです。


問題番号に○印を付けておけばよいでしょう。


こうすることで、2回目の学習時に、

どの問題をくり返せばよいかがハッキリわかります。


まずは、この「できない問題」に意識を向けて、

この「できない」を「できる」に変えることが

勉強なんだという思考グセを身につけていきます。




■第2段階:2つの正解・2つの不正解に分ける



次に2つめの段階。


この段階は少し判断しにくい方法となりますので

「できない問題」に日常的に印がつけられるように

なってから教えるようにしてください。


これをやることで、より効率よく、

少ない時間で成績を伸ばすことができるようになります。



まず問題を解きながら、

正解した問題、不正解の問題を

それぞれ、次のように4つに分けていきます。


そして、4つに分けた問題を

【印なし、○印、×印】という

3つのグループに分けていきます。



<問題の分け方(イメージ図)>


・正解した問題   → 次やってもできると思う問題   → 印なし

          → 次できるかどうか不安な問題   → ○

・できなかった問題 → 解説を読んだら理解できた問題  → ○

          → 解説を読んでも理解できない問題 → ×



この3つのグループのうち、

○印のついた問題に集中して学習する。


ここに集中することで、

勉強が効率化され、成績が伸びやすくなるのです。



正解をして、さらに次やっても自信があるような問題は、

2度3度とくり返す必要はありません。


さらに言えば、1回目の学習時においても

わかりきっている問題は飛ばしても良いくらいです。



また、×印のつく、理解できない問題は

まだその問題を解く段階に達していないと言えます。


そうした問題に時間をかけるよりも、

○印のついた、少しがんばれば、ものにできる問題に

手持ちのエネルギーをすべて投入すべきなのです。



○印の付いた問題に関しては、

・解説を読んでしっかり問題の解き方を理解する

・別の問題集から類題を見つけて類題演習をする

・後日、もう一度、○印の問題を復習をする

といったように、ねばり強く問題に取り組むことが大切です。



このような学習を続けていくと、

あるとき、急に×印の付いた問題がわかるようになります。



子どもの学力段階に応じて、

集中すべき問題を選ぶ━━。


ここが短期間に成績を伸ばすカギになります。




現在、問題に印をつける習慣がない子は、第一段階から。


すでに印をつける習慣がある子は、第二段階を

実践させてみてください。



勉強をがんばっているのに成果が上がらない。


そんなお悩みをお持ちの方は、

今日書いたことを実践してみましょう。


印の付け方1つで、成績の伸びは変わります。

この夏休みから、はじめてみてください。



坂本 七郎









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Last updated  2016/04/25 02:41:43 PM
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