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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2012/11/16
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カテゴリ:勉強のコツ

こんにちは、坂本です。

久しぶりのブログ更新となりました。


少し時間が空いてしまいましたが、

お変わりありませんでしょうか?



以前に告知した、漢検合格キャンペーンも一段落し、

あとは合否の連絡を待つのみとなりました。


一人でも多く、合格しているといいなぁ。


これを機に、漢字の勉強、漢字の暗記に

自信を持ってくれると嬉しいです。



それでは、いってみましょう!!




―――――――――――――――――――――――――
■受験生はいま、何をやるべきか
―――――――――――――――――――――――――


日々、多くの相談が私のもとに寄せられます。


この時期、特に多いのは、

受験生の親御さんからの相談です。


よくあるのが、つぎのようなもの。


----------

 志望校があるのですが、偏差値が○ポイント、足りません。

 過去問演習、模試の復習、苦手克服、まだ手つかずの問題集、
 塾の宿題などやるべきことは山ほどあります。

 これから受験日まで何を、どのように勉強していけば
 よいでしょうか?(要約)


-----------


入試まで残り数ヶ月。


親も子も

焦り、迷い、余裕がなくなる時期です。

しかもやるべきことは山積み。。。


親子で言い争いが増えたと感じる

ご家庭も多いのではないでしょうか?



では、このような時期に、

受験生はどんな勉強をすべきなのか。



何も考えず、ただ机に向かうだけでは

成果も出にくく、無駄な時間を過ごすことになります。



時間のない時期だからこそ、

確かな芯、正しい軸をもった勉強が必要なのです。



今日はこの時期の勉強で

「特に」気をつけてほしいことを1つお話しします。



それは、

<自分の学力レベルに合わない問題に手を出さない>

ということ。



さらりと書きましたが、

大切ですので、よく聞いてくださいね。



たとえば、算数や数学における

(自分にとって)難易度の高い問題。


こうした問題を理解し、ものにするのに、

何時間もかけることは、正しいことでしょうか?



受験生でなければ、それも意味があるのですが、

追い込み期の受験生にとって、それは時間の浪費でしかありません。



具体的には、

◎自分にとって、むずかしすぎる問題

◎自分にとって、カンタンすぎる問題

これらは、飛ばす。はぶく。



こうしたルールをつくり、

常に意識できるように、

紙に書いて、机の前に貼っておくのです。



これだけで、だいぶ時間を浪費せずに済みます。



たとえば、塾等で宿題が出ると思いますが、

宿題をぜんぶやっている人はいませんか?



学校の宿題は、全部やるべきだと言う

暗黙のルールがありますが、

塾の場合は、必ずしもぜんぶやる必要はありません。



先ほど書いたように、

◎自分にとって、むずかしすぎる問題

◎自分にとって、カンタンすぎる問題

こうした問題はどんどん飛ばして良いのです。



本当に集中すべきは、

【自分の現状レベルよりも少し上の、

 少しがんばれば、ものにできる問題】なのです。



こうした、言わば“お宝問題”に集中することが、

お子さんの学力を短期間で大きく引き上げてくれるのです。



では、どのように“お宝問題”を

見つければ良いか?



ひと言でいうと、

【できなかった問題で、かつ、解説を読んだら理解できた問題】

こうした問題を探すのです。


つまり,それ以外の

・マル付けをして正解した問題

・解説を読んでも、サッパリ分からない問題

・むずかしすぎる問題

・やさしすぎる問題

これらは無視してOK。



大切なのは、間違えた問題で、かつ、

解説を読んでわかった問題。


これが、お子さんにとっての

貴重なお宝問題なのです。



そうした問題については、

その問題をしっかり理解するだけでなく、

他の手持ちの問題集から類題を見つけ、

いくつか解いてみて、確実にできるようにしてください。


「分かる」を「できる」に変える。

「不安」を「自信」に変える。


これが何よりも大切なのです。



こうして、1日1題でもよいので、

これならできる!という問題を増やしていく━━。


これが短期間に成績を伸ばす1つのコツなのです。

(※受験生でなくてもこの考え方は有効ですよ)




●自分のレベルに合わない問題は(今は)飛ばして、

 少しがんばればできるよな問題に一点集中する。




ここにフォーカスしながら、

日々の努力を重ねてみてください。


数ヶ月後、

きっと良い未来が待っていることでしょう。



坂本 七郎





追伸:

いまやネット環境があれば、
いつでもどこでも大量の情報を
手にできる時代となりました。

“ユビキタス”という言葉をはじめて
耳にしてから約12年くらい経ったでしょうか。

当時は、そんな便利な世の中になるのかと
安易に思っていましたが、ふたを開けてみると、
大量の情報が手の中で溢れ、個人が情報の価値を判断し、
取捨選択をするというスキルが重要になってきました。

子どもたちの受験勉強1つとっても
大量の宿題やたくさんのやるべきことなど
情報の取捨選択が必要とされています。

これからの未来を思うと、やはり
いかに大事なものを残し、重要でないものをはぶくか。

こうした情報の取捨選択スキルが
どんな仕事をするにも、生きていく上でも
重要になるのではないかと考えています。

●自分のレベルに合わない問題は(今は)飛ばして、
 少しがんばればできるよな問題に一点集中する。

お子さんが、何をやったらいいか、どう勉強していいのか
迷っている方は、ぜひ、今日の選択基準を教えてあげてくださいね。



追伸2:

先月、3歳の息子が、高熱のため、
熱性けいれんを引き起こしました。

今回はけいれん時間が30分ほどと長く、
熱が下がってからも、疲れたと言ってほぼ一日中寝ている、
歩くのもしゃべるのもおぼつかないなど
このまま元に戻らないのではとひどく心配しました。

元気がなくフラフラしたその姿を見る度に、
涙が溢れてくる━━そんな日々でした。

さいわい脳波に異常はなく、
いまは以前の元気を取り戻してくれましたが、
ちょっとした知識不足、情報不足で、大きな代償を払うことも
ありえるのだということを経験させてもらいました。

子どもに幸せになってほしいと願うのは、
すべての親が持つ思いだと思います。

ですが、その前に、
子どもが元気でいてくれるだけで、ありがたい。

当たり前のようで、じつはとても大切なことに
気づけた10月でした。



追伸3:

私への質問や感想、要望などがあれば、
左メニュー「● 坂本七郎への問合せはこちら」より
ご連絡ください。

最後まで読んでくれてありがとうございます。




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 発 行      ドリームエデュケーション 坂本七郎
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Last updated  2012/11/16 11:48:05 AM
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