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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2013/09/26
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カテゴリ:勉強のコツ

こんばんは、坂本です。


「夜、勉強を始めると、すぐ眠くなってしまう。。。」

今日は、そんなお子さんのための対処法をお教えします。


方法は3つあります。


1.ある方法で仮眠を取る

2.体のメカニズムを理解する

3.勉強のゴールデンタイムを利用する



1つずつ見ていきましょう。



■1.ある方法で仮眠を取る

 眠いときは、いくら勉強をしても集中できず、頭に入らないものです。

 そんなときは、仮眠をとることをおすすめします。
 頭がスッキリして勉強にも集中できるようになります。

 しかし、仮眠には、コツがあります。


(1)仮眠時は横になってはいけない

 仮眠をする時は、横になってはいけません。
 横になると、なかなか起きられなくなるからです。
 仮眠は、できるだけ座ったまま寝るようにしてください。

 ・テーブルや机の場合:机に突っ伏して寝る
 ・ソファーの場合:座ったまま腕を組んで仮眠をとる
 ・体育座りでもOK


(2)30分以上寝てはいけない

 仮眠では深い眠りに入ってはいけません。
 深い眠りに入ると、起きるのが大変つらくなり、起きた後も
 しばらくは頭がぼーっとして働かなくなるからです。

 小中学生の場合、理想の仮眠時間は、15分。
 長くとも20分まで。

 深い眠りに入るまでの時間は、若い人ほど、時間が短いと言われています。
 もし、20分後に起こそうとしたら、なかなか起きないという場合は、
 仮眠時間を短縮してみて下さい。


(3)仮眠後の目覚めをよくする方法

 仮眠後に目を覚ますのに有効な方法をいくつか紹介します。

 ・ガムを噛む(噛むという動作は、覚醒物質セロトニンの分泌を促進します)
 ・部屋を明るくする(暖色系よりも蛍光色がよい)
 ・カンタンな計算問題や漢字練習をおこなう(頭の回転がよくなる)
 ・シャワーを浴びる、顔を洗う



■2.体のメカニズムを理解する

 体の仕組みを理解することで、眠気を回避することもできます。


(1)食後は脳の働きが鈍くなる

 食事をとった後というのは、消化吸収のために胃や腸に血液が集まり、
 脳への血流が減ることで、脳の働きが鈍くなり、眠くなりやすくなります。

 夕食後に勉強をしている人は、できるだけ夕食前の時間帯を活用してみて下さい。


(2)こうすれば入浴後も眠くならない

 人間は上がった体温が一気に下がると眠くなる性質があります。
 そのため、入浴後に勉強をすると、眠くなりやすいのです。

 しかし一方で、シャワーは適度な刺激を体に与えるため、目を覚ます効果があります。
 外国人がよく朝にシャワーを浴びていますが、そうした目覚めの効果もあるのでしょう。

 入浴後に勉強をしている人は、湯船につかるのではなく、シャワーで済ませると
 目がさえて勉強にも集中しやすくなるかも知れません。
 

■3.勉強の4大ゴールデンタイムを利用する

 眠気は、勉強時間を変えるだけでうまくいくこともあります。

 勉強のゴールデンタイムは、私の本『小学生の学力は「計画力」で決まる!』
 でも紹介していますが、集中力が高まりやすい時間です。

 勉強時間を変える際の1つの参考にしてみて下さい。

 <勉強の4大ゴールデンタイム>
 ・食事の前
 ・習いごとに行く前
 ・登校前
 ・帰宅直後

 「前」の時間帯は、締切効果があるため、集中して勉強しやすい。

 また、夜どうしても眠くなる人は、「登校前」の朝の時間帯を利用するのも
 おすすめの方法です。




以上が、勉強をはじめると眠くなってしまう子のための

おすすめの対処法となります。


ぜひ参考にしてみてください。


坂本 七郎




追伸:

じつは、きょう紹介した3つの対処法は、
「枝葉」にあたるテクニック的な方法になります。

科学的で経験にもとづいた方法ですので、
これはこれでやれば効果があります。

しかし、より上位の「幹や根」にあたる重要なものがあることを
あなたはお気づきでしょうか。

眠気を吹き飛ばすいちばんの方法。

それは・・・
「目的意識を持って勉強をすること」なのです。

目的意識もなく、ただ何となく机に向かえば、
どんな人でも、眠くなるに決まっています。

「やらされ勉強」も同様です。

その日の勉強をはじめる前に、
「今日はここまで終えるぞ」
「今週中(今月中)に、この手の問題をマスターする」
「ぜったいにあの志望校に入って勉強したい!」

そんなハッキリとした目的を持つ人は、
不思議と眠くならないものです。

子どもが勉強をするとスグ眠くなってしまう。。。

そのときあなたが見つめるべき問題は、
眠気を回避する方法ではなく、子どもに目的意識を持たせること
なのかもしれません。





追伸:

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 発行: 株式会社ドリームエデュケーション 坂本七郎
 ホームページ  http://www.dreameducation.co.jp
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Last updated  2016/04/25 02:38:24 PM
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