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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2024/12

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2014/01/06
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カテゴリ:入試対策


坂本です。

明けましておめでとうございます。


受験生はもうすぐ入試本番を迎えます。


今日は、そんな受験生の保護者に向けて、

「いま」どんなことを意識すべきか、を5つの項目にまとめました。


受験生の保護者はもちろん、そうでない人も来年以降のために

ぜひ参考にしてください。




入試直前、残り1ヶ月、意識すべき5つのポイント
────────────────────────────────────



■1.学習内容は「出そうな分野&ものにしやすさ」で考える


入試直前のこの時期、優先して取り組むべき所は、
【志望校の問題に出そうなものの中で、少しがんばればものにできそうな分野】です。

まず、過去3~5年分の入試問題を見ながら、よく出る分野や問題を書き出し、
リスト化します(30分程度でおこなう。あまり時間をかけない)。

その中で、得意な分野や自信のある分野は省く。
ニガテ意識のある分野の中から、少しがんばればものにできる分野を、
出やすいものからつぶしていきます。

こうすることで、より早く合格に近づくことができます。

そしてここでもう1つ。
時間的に余裕のない人は、思い切って捨てる分野を決めることも重要です。

出そうな分野だけれども、ものにするのにかなりの時間を要すると思われるもの、
あるいは取り組んでかえって自信を失うかも知れないものがあれば、
思い切って「捨てる」決断も必要になります。

残り時間に限りがあるからこそ、効率的に取り組むことが大切になります。




■2.あまり新しい教材に手を出さずに、これまで使ってきたもので復習する


これはよく言われることですが、大切なので言っておきます。

この時期に大切なのは、お子さんの自信を高めていくことです。
過去に取り組んできた問題集を復習するなどして、じぶんの過去のがんばりを
もう一度、振り返ることを基本としていきましょう。

このとき、1でアドバイスした「出そうな分野」を中心に復習するとよいでしょう。

また、この時期から新しい問題集に取り組む場合は、薄く、2週間程度で終わりにできる
ものを選ぶようにしてください。
そしてその時、必ず明確な目的をもって取り組むようにしてください。
この分野を克服するために、この新しい問題集を使うという目的意識です。




■3.テスト当日のシミュレーションをする


入試当日は、できるだけ「はじめてのものをなくす」ことが大切です。
この「はじめてのもの」が少なければ少ないほど、当日の緊張が抑えられます。

具体例を挙げますと

・会場までの交通手段と道順
 実際に行動する時間帯に電車に乗るなど事前に体験できるとよい

・学校内の設備や様子
 まだ校舎(受験会場)を見たことがなければ、実際に行って外見だけでも見ておく
 また、受験生でない人は、学校見学やその学校でおこなわれる模試などを利用する
 こともいまのうちに検討しておこう。

その他にも、事前準備としては
・雪が降るなどして交通機関が乱れた場合はどう行動するか
・テスト前の休み時間はどのようにして過ごすか
・テスト中の時間配分はどうするか
 (過去問を使って、どこまでをだいたい何分で解くかを考えておく)
も決めておきましょう。



■4.親は子どもの自信の維持・向上につとめる


この時期いちばん大切なのは、お子さんの「自信」を高めること。
自信があるだけで、当日の点が伸びることはよくあることなのです。

現在、自信がない子の場合は、あまりむずかしい問題をさせずに、
復習中心に、できるものを確実に取れるような勉強をする。

現在、自信がある子の場合は、苦手な分野も取り入れながら、
できる分野、できる問題をさらに増やしていき、その努力・がんばりを
ほめていく。

お子さんの自信度を、親子の対話の中で判断しながら、その子にあった対応を
していきましょう。




■5.本番では、じぶんの力を出してくればよいと言い送り出す


本番でアガる人、アガりやすい人がいます。
アガるという現象は、「よい点をとろう、絶対に合格しなきゃ」という
強い気持ちから起こるものです。

だからこの時期の、子どもへの接し方として大事なのは、
「入試本番では、じぶんの力を出せればそれでいい」
「入試なんて、たいしたことじゃない(実際にこれだけでは人生は決まりません)」
という安心感を与える声がけです。

こうした声がけをすることで、お子さんは本番でもじぶんの実力を
大いに発揮できるようになります。

「絶対に合格しようね」などといった声がけは、不要であり逆効果になることも
あります。気をつけましょう。




以上、5つが入試直前に意識すべきポイントになります。

プリントアウトをして何度も読み返すなどして
常に意識できるようにしておきましょう。

お子さんの家庭学習を、最後まで応援しています。
それでは、また次回まで。


坂本 七郎


ドリームエデュケーション
http://www.dreameducation.co.jp







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Last updated  2014/01/06 09:25:18 AM
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