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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2024/04

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2014/03/05
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坂本です。

いつもありがとうございます。


ときどき、男の子のお母さんから

「子どもの字が汚いので困っている」
「数字も乱暴に書くので、読み間違えて、計算ミスをする」

といった相談を受けることがあります。


今日は、このお悩みについて、

私なりの解決策をお話ししたいと思います。



■学力の高い子は、字が汚い?
───────────────────────


あまり知られていない事実として、

「学力の高い男子には、字が汚い子が多い」

というものがあります。


ご存知でしたでしょうか?


学力の高い子、あるいは頭の回転の速い子は、

字が汚くなっていく仕組みがあるのです。。。



たとえば、何か文章を書く場面をイメージしてください。


あるとき、書くことがひらめいて、

じぶんの頭の中で、あれこれ書きたいことがあふれ出てくる。


それを文章としてどんどん書き出していきたい。


しかし、書くスピードが頭の回転についていけないので、

多少 字を雑に書いてでも、どんどん書き出していく──。



その結果、字がどんどん雑になり、汚くなっていくのです。

本人の中では、なんとかじぶんで読めればいいだろうと考えています。

(女子の場合は、そもそも字が汚いことをよしとしない土壌があるため、
 男子のような潔さを保てる子は少なくなります)



実際、私がこれまで教えてきた成績優秀な男の子の約半数は、

とても字が汚かった(笑)

しかし、その反面、問題を解くのも、字を書くのもとても速い。

勢いやスピード感があるのです。



こうしたことから、

「急いで書いた結果として」字が汚くなった場合は、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
甘めに見てやってもよいと言えます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~


ここで、いちいち子どもを叱ったり、

字を書く練習をさせたりすれば、どうなるか?

子どもはどう感じるでしょうか・・・?



きっと、子どもはお母さんと勉強することがキライになります。

お母さんのいないところで、勉強をするようになるか、

勉強自体をあまりやりたがらなくなります。



子どもの才能ややる気の芽を

つぶしてしまうことになりかねません。


単に字が汚いという「結果」だけを見るのではなく、

雑になってしまった「過程(理由・経緯)」を考えてあげてください。






■では、どうやって字を改善していけば良いのか
─────────────────────────


ここまでで、字が汚くなる1つの原因が分かりました。

多少、目をつむることも必要であることも理解できたと思います。


しかし、そうは言っても、少しでもきれいな字が書けるようになって欲しい。

そう願うのが親心ってもんです。


特に、テストや入試などにおいては、

採点者に読んでもらわないとなりませんし、

自分自身で数字を読み間違えていたら、計算ミスにもつながります。



そこで、

・字をていねいに書かせるための上手な声のかけ方

・数字を速く、読みやすく書かせるトレーニング法

の2つについて説明していきましょう。



■字をていねいに書かせるための上手な声のかけ方


普段、ついつい

「もっとていねいに書きなさい!」
「字が汚い!もう一回書き直しなさい!」

と声をかけてしまうという人、多いと思います。


この言い方は、字が汚いという「結果」だけをとらえた声がけです。


厳しく何度もこうした声がけをしてしまうと、

子どもを勉強から遠ざけてしまいます。



では、どう声をかければよいのでしょうか?



カギは「読み手」にあります。


お子さんが現在、書いているノート、作文、答案。

そこに第三者の読み手がいる場合は、子どもの字を指摘するチャンスです。


読み手がいる場合は、相手の立場に立って、

相手が読みやすい字を書くことが大切ですよね。


このことを、その場でやさしく伝えてあげればいいのです。


お母さんから見て、読みにくい字があれば、

「この「う」の字は、人によっては「つ」に見えるよ」
「この「4」は、人によっては「9」に見えるよ」

というように、あくまで第3者から見たときに、こうだよと

伝えるようにすればよいのです。



最初に紹介した声がけと比較してみてください。

「もっとていねいに書きなさい!」→ 命令的、上から目線

「○は人によっては×に見えるよ」→ 気づきを与える声がけ、横から目線

というように、受け取り側の印象がだいぶ違ってきます。


これなら角も立ちませんし、素直に聞き入れやすいです。


子どもに、ていねいに字を書かせたいときは、

「伝えるタイミング」と「横から目線の声がけ」

この2点を意識してみてくださいね。




■数字を速く、読みやすく書かせるトレーニング法


次に、数字の場合について説明します。


数字に関しては、計算で多用することもあり、

速く・読みやすく書くことは、学力アップのきっかけともなります。


とても重要です。


そこで、数字を書くトレーニングについて

おすすめの方法がありますので、ご紹介します。



まず、こちらをご用意ください。

・数字練習用紙(暁出版)105円
 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4750426504


B6サイズで、16枚の練習用紙が入っています。

数字だけを練習する「練習帳」のようなものです。


切り離しができるので、ピリッと破いてすぐに使えます。

ウラ面は少し字が小さいので、慣れるまではオモテ面だけを使えばよいです。


鉛筆を用意したら、キッチンタイマーなどで2分に設定して、

2分以内でどこまで書けるか、それを毎日、勉強前にやるのです。

(兄弟姉妹がいるようなら、いっしょに競わせると良いです)


こうして、お手本を見ながら書く練習を続けていくと、

自然と読みやすく、速く数字が書けるようになります。


お子さんが書き終わったあと、全体をざっと見てあげて、

読みにくい数字が見つかれば、先ほど紹介したように、

「この「4」は、人によっては「9」に見えかもね~」

などとサラリと指摘してやれば良いでしょう。


数字が汚くて困っている!という人は、

ぜひ、この練習帳を参考にしてくださいね。


それでは、またメールします。



坂本 七郎





追伸:

じつはこの「数字練習用紙」。
私も小学生時代、そろばん教室で同じものを使って、練習していました。

毎回毎回、授業のはじめにやるので、1つの習慣のようになっていました。

これをやると、自然と字が矯正されていきます。
値段も安く、2分でできるものなので、ぜひトライしてみてください。




追伸2:

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 発行: ドリームエデュケーション 坂本七郎
 http://dreameducation.co.jp










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Last updated  2016/04/25 02:37:11 PM
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