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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2024/04

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2015/11/19
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カテゴリ:やる気の高め方

こんにちは、坂本です。


前回は「勉強にやる気は必要ない」というタイトルで、

やる気は「あるもの」ではなく、「作るもの」という話をしました。

http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201510280000/


大切な視点ですから、ぜひ復習しておいてください。




■A4紙1枚で学習習慣を身につける方法
──────────────────────────────



「やる気は作るもの」ではありますが、

そこに至るためには、1つ大きな壁があります。



「学習習慣を身につけること」です。



多くの親子が悩む部分ではありますが、

今日はここを “紙一枚” で解決してしまう具体策を

あなたに紹介したいと思います。



学習の習慣化のために、いちばん大切なのが、

勉強を「毎日」すること。


勉強時間は、短くてもよいです。

慣れていない子は、1日5分でもいいのです。


土曜も日曜も、クリスマスも正月も、

とにかく「毎日」すること。


ここがスタートとなります。




では、どうすれば毎日継続できるのか?


勉強の継続をサポートしてくれるツールを用意するのです。



何となく毎日やりたくなる、継続したくなる。

勉強をするごとに達成感を感じることができる。

そんなツールを用意するのです。


それが今回紹介する「11ますシート」です。

まずは実物をご覧下さい。

11ますシート2

■「11ますシート」

 PDF版  http://www.dreameducation.co.jp/present/11masu-sheet.pdf

 エクセル版 http://www.dreameducation.co.jp/present/11masu-sheet.xlsx

※PDF版は11月のものなので今月しか使えませんが、
エクセル版を編集すると、来月以降の「11ますシート」も
カンタンに作ることができます。



何の変哲もない、よくありそうな表ですが、

このツールを毎日の勉強の中で使うだけで変化が起こり始めます。


日々の達成感が得られ、何となく勉強を継続しようという気になるのです。


では、具体的な使い方を説明していきましょう。




<「11ますシート」の使い方>


「11ますシート」の使い方はとてもカンタンです。


タテにずらっと日付が並び、

横に「11個のます」と「学習時間を記入する欄」があります。


1.その日の学習がスタートしたら、

・学習開始時間に時刻を記入する


2.その日の学習内容に応じて、

・ますに○印をつけていく(チェックマークでもよい)


3.その日の学習が終わったら

・学習終了時刻を記入する


これだけ。



このシートを使い、○印を付けていく作業をこなすだけで、

勉強を毎日するということに意識が向き、

達成感が得られ、日を追うごとに勉強を継続したくなっていくのです。




では、○印は何を基準に書き加えていけば良いのでしょうか?


○印をつける基準は特にありません。

家庭ごとに自由に決めてOK。


たとえば、

・プリント1枚やったら○を1つ付ける

・漢字を1字覚えたら○を1つ付ける

・算数や数学の大問を1つやったら1つ○を付ける

・音読を1ページやったら○を1つ付ける


あるいは、比較的時間がかかる勉強内容については、

・問題集1ページやったら、○を3つ付ける

・苦手分野を1つ攻略したら、○を5つ付ける

としてもいいでしょう。



全部でますが11個ありますから、

このますが毎日8個程度 埋まるような基準で

○印をつけていけばよいです。


(○印を付ける作業は忘れやすいので、

 1ヶ月ほどは保護者の方がサポートしてあげてください)





ところで、なぜ「11ます」なのか?

そんな疑問を持たれた方もいるかもしれません。



じつはコレ、つくってみたらたまたま11個になった

というだけなのですが・・・笑、


でも、これを使ってわが子に試してみたのですが、

少なくもなく、多くもなく、ちょうどよい量なのです。


5個や6個では達成感を得るには少しもの足りない。

しかし、15個くらいになると食傷気味になる。


11という数字はたまたま生まれたものですが、

いまではちょうど良かったなと思っています。



勉強が終わったときに「やり切った感」を出すためには、

11個程度のまとまった数が必要になります。


もちろん、毎日11個すべて埋める必要はありません。

2,3個の日があってもいいのです。


大切なのは、毎日継続して学習すること。

ここを第一の目的として、取り組んでみてください。


そして、1週間、2週間、1ヶ月間というタイミングで

学習が継続できたときには、何かごほうびをあげるとよいでしょう。


勉強量や学習時間、学習内容ではなく、

毎日継続していることに対してごほうびを与えるのです。


これが、学習習慣を身につけるカギとなります。



現在、学習習慣がないお子さんがいる場合は、

まずはこの「11ますシート」をプリントアウトをして、

日々の家庭学習に導入してみてください。


ここがやる気を育てる一歩になることでしょう。

応援しています。


坂本 七郎





追伸:

子どもを勉強に誘っても勉強を始めようとしないときは、
「今日は5分だけやろう」と言ってみてください。

そして5分勉強したら、11ますシートに記録して、
勉強をスパッと切り上げます。

そして「今日も勉強できたね」と認めてあげてください。

ここでよく親は欲を出して
「もう3問だけやってみない?」などと言って
勉強をさらにさせようとしますが、これはいけません。

いまは毎日継続することを目的にしていますから
5分でもいいので「毎日」することに価値があるのです。

勉強をさせたい気持ちを抑える、欲張らない。
ここ、ポイントです。



追伸2:

「11ますシート」について実践してみて気づいた点、
あるいはご意見、感想などあれば、メールください。

家庭で使ってみてどんな反応だったのか、
うまく継続できているかどうか。

わが家ではここをアレンジしたらさらに楽しく学習できるようになった、
ここをこうするともっと良いツールになるよなど
あなたの意見や気づき、感想を教えてください。

紹介すべきものはメルマガでもシェアしていきたいと思います。

このメールに返信をすると、私に届きます。
ご意見、お待ちしております。



追伸3:

私の初の問題集『小学漢字1006が5時間で覚えられる問題集』ですが、
お陰さまで増刷が決定いたしました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4804762566/

この問題集で紹介している「見るだけ暗記法」がきっかけとなり、
前向きに漢字学習をするようになった子がたくさんいます。

漢字嫌いの子供を見つけたら、ぜひこの本を紹介してあげてください。





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 発行: ドリームエデュケーション 家庭学習コンサルタント 坂本 七郎
 ホームページ  http://dreameducation.co.jp

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 ☆ サクラサク中学受験勉強法(小4~小6向け)
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Last updated  2016/03/07 12:00:08 PM
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