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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2016/09/05
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カテゴリ:入試対策


こんにちは、坂本です。

あっという間に夏休みが終わりましたね。


受験生はこれからが勝負どころ。


今日は、特に受験生にとって重要になる

ケアレスミス対処法について話をお届けします。




■ケアレスミスの減らす方法
─────────────────────────────


先日、ある受験生の親御さんから

算数のケアレスミスが多くて困っている

という相談を受けました。


何度か模擬試験を受けているようですが、

ケアレスミスがなくならないとのこと。



私はケアレスミスについては以前、

このような記事を書いています。



▽「子どものケアレスミスをなくす2つの方法」

http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201111160000/



この記事では、

・子どものミスパターンを把握する「うっかりノート」
・独自ルールをつくることでミスを減らす方法

について紹介しています。


これは重要で有効なテクニックですので

必ず実践してほしいのですが、もう1つ、

「特に受験生にとって」重要なテクニックが1つあります。



今日はそれを紹介したいと思います。




■ケアレスミスを根本からなくす「ミス予想マーク法」
──────────────────────────────


その方法とは「ケアレスミスをしたかもしれなない!」

という感性を磨く方法です。


問題を解き終えた段階で、ミスがあるかないかを

ある程度、正確に予想できる力を身につけていく方法になります。



やり方は、とてもカンタン。


普段の算数や数学の問題演習のとき、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1問1問、問題を解いた直後に「ミス予想マーク」をつけるだけ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


これを普段の勉強のなかでくせ付けさせてください。

これだけで、ケアレスミスは減っていきます。



くわしい手順は以下の通り。


1.問題を解く

  坂本(サクラサク)方式であれば、
  ノートに式や答えを書いていきます。


2.答えのすぐそばに「ミス予想マーク」をつける

  問題が解けたら、途中計算や単位の付け忘れ、
  書きまちがえなどのミスがないかどうかを
  本人に予想させて、印をつけます。

 ・ミスがあるかも...と思う場合
  →答えのすぐそばに △ を書きます。

 ・ミスはない!と思う場合
  →何も印をつけない


3.印付けをしたら早速マル付け

  △印をつけるかつけないかの判断が終わったら
  すぐにマル付けをしてみましょう。
 (何問かをまとめてマル付けしてもよいです)

  ここで実際にミスがあったか、なかったかが
  わかります。



このように、やることは、とってもシンプル。

答を出した後に、「ミス予想マーク」をつけるだけ。


このカンタンな印つけをおこなうだけで、

マル付けがとっても楽しくなります。


また、実際にミスがあったかどうかがその場で判明するので、

少しずつケアレスミスに対する判断力や感性が磨かれていきます。


つまり、これを続けることで、

自然とミスが減っていくというわけです。




■「ミス予想マーク法」の副次的効果
──────────────────────────────


そして、この「ミス予想マーク法」は、

そのまま模試や本番の入試における

ケアレスミス対策にもつながっていきます。



模試や入試の時は、

今まで答えのそばに書いてきた△印を、

問題用紙の問題番号につけていくのです。



入試は、時間との戦いでもあります。

1問1問ゆっくり見直しをする余裕はありません。



そこで、問題を解いていく中で、もしかしたらここは

ミスをしているかもしれない、自信がないという問題

については、問題番号にすばやく△印をつけておくのです。


こうすることで、問題をひととおり解き終えたとき、

見直しをすべき問題が、瞬時に判断できるというわけです。


そうです、この△印のついた問題だけ

見直しをすればいいことになりますね。


ここだけをチェックすれば、

他の問題はほぼ無視で構いません。


貴重な見直し時間を有効かつ最大限活用できるようになります。




■まとめ(ケアレスミスのなくし方)
──────────────────────


今日紹介した「ミス予想マーク法」、

そして、以前紹介した

・ミスパターンを把握する「うっかりノート」

・独自ルールをつくることでミスを減らす方法


これらすべてを合わせると、ケアレスミス対策としては、

次の打ち手があることがわかります。



●普段の問題演習時に「ミス予想マーク」をつけながら問題を解き、
 マル付けをしてうっかりミスの感性を磨いていく。


●そこで見つけたミスは「うっかりノート」に記録していく。


●「うっかりノート」で見えてきた自分のミスパターンをもとに、
 独自の対策、ルールをつくり実践していく。


●「ミス予想マーク法」を応用して、模試や入試での見直し時間の
 短縮化、効率化を図る。



ケアレスミス対策としては、以上の4点で十分です。

他には何もする必要はありません。


ケアレスミスが多くて困っている人は、

これらの打ち手をぜひ試してみてください。


それでは、また。


坂本 七郎





追伸:

現在、中学受験生(小6)向けの
中学入試 出る順 漢字問題集の制作に追われています。

「漢字の勉強にはあまり時間をかけたくない!」
「いや、かけられないんだ!」

そんな受験生にとってベストな選択になる問題集です。

できるだけ早く出そうと思います。
楽しみにしていて下さい。






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Last updated  2016/09/05 12:34:15 PM
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