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カテゴリ:入試対策
こんにちは、坂本です。 あっという間に夏休みが終わりましたね。 受験生はこれからが勝負どころ。 今日は、特に受験生にとって重要になる ケアレスミス対処法について話をお届けします。 ■ケアレスミスの減らす方法 ───────────────────────────── 先日、ある受験生の親御さんから 算数のケアレスミスが多くて困っている という相談を受けました。 何度か模擬試験を受けているようですが、 ケアレスミスがなくならないとのこと。 私はケアレスミスについては以前、 このような記事を書いています。 ▽「子どものケアレスミスをなくす2つの方法」 http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201111160000/ この記事では、 ・子どものミスパターンを把握する「うっかりノート」 ・独自ルールをつくることでミスを減らす方法 について紹介しています。 これは重要で有効なテクニックですので 必ず実践してほしいのですが、もう1つ、 「特に受験生にとって」重要なテクニックが1つあります。 今日はそれを紹介したいと思います。 ■ケアレスミスを根本からなくす「ミス予想マーク法」 ────────────────────────────── その方法とは「ケアレスミスをしたかもしれなない!」 という感性を磨く方法です。 問題を解き終えた段階で、ミスがあるかないかを ある程度、正確に予想できる力を身につけていく方法になります。 やり方は、とてもカンタン。 普段の算数や数学の問題演習のとき、 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 1問1問、問題を解いた直後に「ミス予想マーク」をつけるだけ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ これを普段の勉強のなかでくせ付けさせてください。 これだけで、ケアレスミスは減っていきます。 くわしい手順は以下の通り。 1.問題を解く 坂本(サクラサク)方式であれば、 ノートに式や答えを書いていきます。 2.答えのすぐそばに「ミス予想マーク」をつける 問題が解けたら、途中計算や単位の付け忘れ、 書きまちがえなどのミスがないかどうかを 本人に予想させて、印をつけます。 ・ミスがあるかも...と思う場合 →答えのすぐそばに △ を書きます。 ・ミスはない!と思う場合 →何も印をつけない 3.印付けをしたら早速マル付け △印をつけるかつけないかの判断が終わったら すぐにマル付けをしてみましょう。 (何問かをまとめてマル付けしてもよいです) ここで実際にミスがあったか、なかったかが わかります。 このように、やることは、とってもシンプル。 答を出した後に、「ミス予想マーク」をつけるだけ。 このカンタンな印つけをおこなうだけで、 マル付けがとっても楽しくなります。 また、実際にミスがあったかどうかがその場で判明するので、 少しずつケアレスミスに対する判断力や感性が磨かれていきます。 つまり、これを続けることで、 自然とミスが減っていくというわけです。 ■「ミス予想マーク法」の副次的効果 ────────────────────────────── そして、この「ミス予想マーク法」は、 そのまま模試や本番の入試における ケアレスミス対策にもつながっていきます。 模試や入試の時は、 今まで答えのそばに書いてきた△印を、 問題用紙の問題番号につけていくのです。 入試は、時間との戦いでもあります。 1問1問ゆっくり見直しをする余裕はありません。 そこで、問題を解いていく中で、もしかしたらここは ミスをしているかもしれない、自信がないという問題 については、問題番号にすばやく△印をつけておくのです。 こうすることで、問題をひととおり解き終えたとき、 見直しをすべき問題が、瞬時に判断できるというわけです。 そうです、この△印のついた問題だけ 見直しをすればいいことになりますね。 ここだけをチェックすれば、 他の問題はほぼ無視で構いません。 貴重な見直し時間を有効かつ最大限活用できるようになります。 ■まとめ(ケアレスミスのなくし方) ────────────────────── 今日紹介した「ミス予想マーク法」、 そして、以前紹介した ・ミスパターンを把握する「うっかりノート」 ・独自ルールをつくることでミスを減らす方法 これらすべてを合わせると、ケアレスミス対策としては、 次の打ち手があることがわかります。 ●普段の問題演習時に「ミス予想マーク」をつけながら問題を解き、 マル付けをしてうっかりミスの感性を磨いていく。 ●そこで見つけたミスは「うっかりノート」に記録していく。 ●「うっかりノート」で見えてきた自分のミスパターンをもとに、 独自の対策、ルールをつくり実践していく。 ●「ミス予想マーク法」を応用して、模試や入試での見直し時間の 短縮化、効率化を図る。 ケアレスミス対策としては、以上の4点で十分です。 他には何もする必要はありません。 ケアレスミスが多くて困っている人は、 これらの打ち手をぜひ試してみてください。 それでは、また。 坂本 七郎 追伸: 現在、中学受験生(小6)向けの 中学入試 出る順 漢字問題集の制作に追われています。 「漢字の勉強にはあまり時間をかけたくない!」 「いや、かけられないんだ!」 そんな受験生にとってベストな選択になる問題集です。 できるだけ早く出そうと思います。 楽しみにしていて下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/09/05 12:34:15 PM
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