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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2016/10/27
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カテゴリ:入試対策

こんにちは、坂本です。

この頃、よくいただく相談があります。


それは、
「模試やテストで、実力が発揮できない」
というもの。


模試(あるいはテスト)では解けなかった問題も、
家に帰ってからさせてみると、あっさり解けてしまう。。。


緊張によるものなのか、それとも、
テスト慣れしていないからなのか・・・

思うように結果が出ないわが子にどうすればよいか?
という相談です。



では、ここでちょっと考えてみてください。


あなたは、このお子さんが模試で実力を発揮できない理由は
何だと思いますか?




■本番で実力が発揮できない3つの理由
───────────────────────────────


もちろん、普段と違う環境でテストをするのですから
緊張はするはずです。

テスト慣れしていないというのも事実。


しかし、単純に数をこなせば改善されていくのでしょうか?


私はそううまくいかないと思います。

なぜなら、ここにはある視点が抜けているから。


じつは、お子さんが実力を発揮できないのは
緊張やテスト慣れという面以外にも
3つの原因・理由があると私は考えています。


その3つを、今日は紹介したいと思います。





■理由1;気負いすぎ
───────────────────────────────

1つめは、親や本人が気負いすぎ、という問題です。

たとえば、親の期待が大きく、
「今回は勉強をがんばってきたんだから、
 明日のテストでは絶対成績が上がるはずよ、期待しているからね!」
などと余計なプレッシャーを与えてしまいます。

また、本人も
「必ず今回のテストで偏差値を上げるぞ」
「実力以上の点数を取ってやる」
と思えば思うほど、緊張でガチガチになり実力を発揮できません。


ではどういうスタンスで
子さんに接すればよいのでしょうか?


気持ちのスタンスとしては、
「いつも通りに問題を解いて、終わったら帰ってくればいい」
という非常にナチュラルな気持ちで臨むのがベストです。

緊張をするのは仕方ないこと。あたりまえのこと。

であれば、気持ちを少しでも静める心がけ、
あるいは声がけをすればよいのです。




■理由2;習熟不足
───────────────────────────────


つぎに、本番で実力を発揮できない理由として
「習熟不足」があります。

これは「わかったつもり」「できたつもり」
になっているという状態です。

勉強は「理解→習熟」という流れで身についていきます。

この「習熟」レベルまで達していないのに、
<できたつもり>になっている状態。

この場合、思うような点がとれません。


特に緊張感が高い状態で、こうした問題を解くと、
うまく正答できないことが多いもの。
暗記科目であれば、思い出せないという状態です。

では、これを防ぐにはどうすればよいのか?

これはとってもシンプル。
1つ1つ、つぶしていくしかありません。

模試やテストを受けて、見つけたほころびを
1つ1つ縫い付けていくしかないのです。


こうした<できたつもり>の問題を見つけたら
手持ちの問題集で類題を見つけて解いていく。

これにより、習熟度が上がり、
テストや模試、本番でも確実に点が取れるようになっていきます。





■理由3;解き方を知らない
───────────────────────────────


本番で実力を発揮できない理由、3つめは、
「テストの解き方を知らない」というものです。

多くの生徒は、1問目から順に解いていきますが、
模試や入試となるとこれではダメ。

実力を十分発揮できずに、終了時刻になってしまいます。


限られた時間内に、自己ベストの点数を取るためには、
つぎの3つの工夫が必要です。

(1)やさしい問題・得意分野から解いていく
  いきなり1問目から解き始めるのではなく、
  やさしい問題、得意な分野から解き始めるようにします。

(2)問題の難易を見極める
  「この問題は深入りすると時間のロスが大きい」と感じたら、
  サッと他の問題に移る、その感覚を身につけていきます。
  普段からここを意識させて模試を受けさせるとよいでしょう。

(3)見直す問題に○印をつけておく
  テスト中は、見直し問題(あるいは後回しにする問題)を
  チェックしておくことが重要です。
  見直す問題(後回しにする問題)の問題番号に○印をつけておきます。
  終了5分前は必ず見直し時間としてとっておき、その時間を使って、
  ○印をつけた問題の見直し、解き直しをしていきます。

テスト中は、(1)~(3)を意識させながら、問題を解くように
アドバイスしてください。



------


いかがでしたでしょうか。

模試やテスト本番で実力を発揮するためには、

・気負わない
 ナチュラルな心構えでテストに臨む

・習熟度の定期チェック
 <できたつもり>の問題の発見と類題演習

・テストの解き方を学ぶ
 テスト中に実力を発揮するための工夫を実践する

の3つが重要になります。



実力が発揮できないのは単に、
・本番に弱いから、緊張しやすいから、テスト慣れしていないから
ではない。

普段の勉強、心構え、テスト中の行動の中にも
原因の芽があるのです。


入試では、たった1点の差が合否を分けます。

ぜひ今日のアドバイスを参考に、
普段の勉強、模試対策などを考えてみてください。

お子さんの成績アップ、
そして志望校合格を、応援しています。


坂本 七郎



追伸;

最近、再び注目されている拙著『ユダヤ式学習法』が
ネット書店で手に入りにくいという問合せを
よくいただいています。申し訳ございません。

現在は、出版社の独自サイトで、送料無料で新品が購入できます。

手に入らず困っていたという方は、こちらからお求めください。
http://www.daiwashuppan.com/isbn9784804761619.html



追伸2;

こちらは先日、発売になった私の新刊問題集、
購入された方、お手元に届きましたでしょうか?

『出る順「中学受験」漢字1560が 7時間で覚えられる問題集』(大和出版)

すでにお気づきの方もいると思いますが、
この問題集は、実際に解いて、マル付けをすると、
印象・景色がだいぶ変わってきます。

その大きな原因が「ひと言アドバイス」にあります。
「マル付け後に」ここを読むといろんな学びや発見があるのです。

対象は小6受験生ではありますが、中高生や大人でも、
語彙力を高め・ことばの知識を広げる教養書として、
あるいは脳トレとしても楽しめる一冊だと思います。

有名私立中学の先生たちが、小6の子どもたちにどんな漢字の知識を
求めているのか。そしてそれをあなたは解けるのか。

書き込み式の問題集ですので、ちょっとしたスキマ時間に学習できます。
ぜひ挑戦してみてください。

→ https://goo.gl/UzYQ3Z




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 発 行      ドリームエデュケーション 坂本七郎
 ホームページ   http://www.dreameducation.co.jp
 
 ●学ぶ意欲が高められる。あらゆる分野で答えられる。
 オンラインスクール「まなぶてらす」 http://www.manatera.com
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Last updated  2016/10/27 02:57:05 PM
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