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テーマ:小学生ママの日記(28741)
カテゴリ:教科別の勉強法
こんにちは、坂本です。
いよいよ新年度がスタートしましたね。 年度はじめ ということで、 今日は「新出漢字の学習法」 をテーマに書きたいとと思います。 現在、小学校で学ぶ漢字は以下の通りです。 1年 80字 2年 160字 3年 200字 4年 200字 5年 185字 6年 181字 ---------------- 計 1006字 5,6年生になると覚える漢字の量は減りますが、 その分、熟語での応用範囲が広がっていきます。 そのため、負担感としては、3年や4年よりも増え、 語いの難易度も上がるのだということを覚えておいてください。 ■漢字はどのように覚えていくのがよいか ───────────────────────────── さて、まずは「漢字を覚える3ステップ」から 書いていこうと思います。 漢字には 1.読める 2.書ける 3.活用できる という3つのステップがあります。 必ずこの3つの順番を意識して 学習するようにしてください。 まずは読めること。 次に、その漢字の書き順を覚えて書けるようにする段階。 ここまでは、学校の宿題でも出るところ。 漢字学習の基本ですね。 しかし、このあとに もう1つ大事なステップがあります。 それが・・・ 3.活用できる 「活用できる」とは、新出漢字を使った熟語の読み書き、 そして意味を知り、文章や対話の中で使える、という段階です。 「語い力」と考えていただいても構いません。 特に高学年になるとこの部分がとても重要になります。 では、私たちは家庭学習において どうやって漢字を学習させていけばよいのでしょうか? いまからおすすめの方法を紹介したいと思います。 ■新出漢字 3か月速習法 ──────────────────────────── 私の推奨する漢字学習法は次の通り。 「4・5・6月の3か月でその学年の漢字をひととおりマスターする」 具体的に言うと、 ・最初の15日で、漢字の読みをすべて覚え、 ・次の50~80日で、漢字の書きを練習する。 この方法により、1年かけて学ぶ新出漢字を 約2~3か月で、ひととおり覚えてしまうのです。 そしてさらに、ここで。 ・書きの学習が完了したら、 漢字検定を受検して活用力を磨いていく というステップを入れていきます。 これにより、さらに語いが増え、 熟語の理解が深まっていきます。 学校では生徒数も多いため、 サポートされるのは、 ・読み ・書き の2ステップまでだと考えておくべきです。 「学校+家庭」の連携でくりかえし漢字を学習していく。 そして「活用できる段階」まで 学力を伸ばしていく必要があるのです。 ■では具体的に、どう勉強すればいいの? ──────────────────────────── おすすめする方法と教材は以下の通りです。 <1.漢字が読める(15日間)> ・小学校で学習する1006字の漢字が読める! 名作物語集 こちらを使い、最初の15日で、 すべての新出漢字を読めるようにしていきます。 毎日10分、声に出して上記の教材を読ませていきましょう。 通して3~5回読めば、だいたい読み方は覚えられます。 お子さんが低学年の場合、最初はお母さんが指で文字を追いながら、 夜寝る前に読んであげるだけでも効果があります。 慣れてきたら、1文ずつ交互に読むようにしましょう。 <2.漢字が書ける(50~80日間)> ・『新・書き順プリント』 小学校1・2・3年(小学館) ・『新・書き順プリント』 小学校4・5・6年(小学館) 読みができたら次は書きです。 1日2字~4字ずつ、漢字の書き順と練習を行います。 たとえば、4年生なら200字の新出漢字があります。 200字を2か月で終えるには、 1日4字ずつ練習していく必要があります。 月曜~土曜まで、毎日4字ずつ練習して、 日曜日は予備日として、遅れを取り戻す日としておく。 このペースで進めていけば、だいたい2か月で 書きを終えることができます。 漢字の読みと書きがひととおり学習できたら、 あとは「活用できる」の段階です。 漢字検定に申し込み、 漢検専用の問題集で学習を進めていきましょう。 オススメは、漢字検定協会から出ているものか、 成美堂出版から出ているもの。 この段階までくれば、私の推奨している 「見るだけ暗記法」での学習が可能です。 ・見るだけ暗記法のやり方 https://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201206120000/ 見るだけ暗記法は、読み・書きの基本練習が終わった後の 段階で活用することをオススメしています。 こうして漢検対策を進めていくことで、 学んだ漢字の使い方、語い力を伸ばしていくのです。 --- いかがでしたでしょうか? この流れで漢字学習を進めていけば、 新出漢字をいち早く、そして確実に身につけることができます。 小学校時代に学ぶ、漢字や計算は基本中の基本です。 これらは「わかる→できる」で止まるのではなくて、 そのあとの「すらすらできる(習熟)」の段階まで できるように、家庭でフォローしてあげる必要があります。 学校だけでは不十分な場合もありますので、 この点はぜひしっかりフォローしてあげてください。 それでは今年度もみなさまの家庭学習を 応援させていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。 家庭学習コンサルタント 坂本 七郎 追伸: お子さんの中には、今日紹介した 3か月で身につけるという方法が なじまない子もいると思います。 たとえば学校で漢字の宿題が多く、宿題の他に、 漢字を学習する余力がない場合もあると思います。 そんなときは、量を調整したり、 こんどの夏休みにまとめて学習するのもよいでしょう。 または、学校の漢字の学習ペースに沿って、 復習を厚くすることで、習熟度を上げていく方向でもよいです。 大切なのは、いろいろ試しながらも、 お子さんにあった方法を見つけることです。 今日の方法は、その1つのアイデアだとお考え下さい。 追伸2: 小学漢字を「見るだけ暗記法」で覚えるなら、 私がつくった専用問題集もあります。 ・小学漢字1006が5時間で覚えられる問題集(大和出版) つい先日、2万部を突破したそうです。 皆さまのおかげです。ありがとうございます。 追伸3: 中学受験用をお探しならこちら。 ・出る順「中学受験」漢字1560が7時間で覚えられる問題集(大和出版) 今年の中学入試では「これ一冊で漢字は全部できた」 という声がたくさん届きました。 入試対策の負担減に、役立つと思います。 それでは、また次回。 ▽このような記事をあなたのメールボックスに無料で配信します。 詳しくはこちらをご覧ください。→ メールマガジン登録 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発 行 ドリームエデュケーション 坂本七郎 ホームページ http://www.dreameducation.co.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2017/04/12 11:22:05 AM
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