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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2017/04/12
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カテゴリ:教科別の勉強法
こんにちは、坂本です。

いよいよ新年度がスタートしましたね。


年度はじめ ということで、
今日は「新出漢字の学習法」
をテーマに書きたいとと思います。


現在、小学校で学ぶ漢字は以下の通りです。

  1年  80字
  2年 160字
  3年 200字
  4年 200字
  5年 185字
  6年 181字
  ----------------
  計 1006字


5,6年生になると覚える漢字の量は減りますが、
その分、熟語での応用範囲が広がっていきます。

そのため、負担感としては、3年や4年よりも増え、
語いの難易度も上がるのだということを覚えておいてください。



■漢字はどのように覚えていくのがよいか
─────────────────────────────

さて、まずは「漢字を覚える3ステップ」から
書いていこうと思います。

漢字には
1.読める
2.書ける
3.活用できる

という3つのステップがあります。

必ずこの3つの順番を意識して
学習するようにしてください。


まずは読めること。

次に、その漢字の書き順を覚えて書けるようにする段階。

ここまでは、学校の宿題でも出るところ。
漢字学習の基本ですね。


しかし、このあとに
もう1つ大事なステップがあります。

それが・・・

3.活用できる


「活用できる」とは、新出漢字を使った熟語の読み書き、
そして意味を知り、文章や対話の中で使える、という段階です。

「語い力」と考えていただいても構いません。

特に高学年になるとこの部分がとても重要になります。


では、私たちは家庭学習において
どうやって漢字を学習させていけばよいのでしょうか?


いまからおすすめの方法を紹介したいと思います。



■新出漢字 3か月速習法
────────────────────────────


私の推奨する漢字学習法は次の通り。

「4・5・6月の3か月でその学年の漢字をひととおりマスターする」

具体的に言うと、
・最初の15日で、漢字の読みをすべて覚え、
・次の50~80日で、漢字の書きを練習する。

この方法により、1年かけて学ぶ新出漢字を
約2~3か月で、ひととおり覚えてしまうのです。



そしてさらに、ここで。

・書きの学習が完了したら、
 漢字検定を受検して活用力を磨いていく

というステップを入れていきます。


これにより、さらに語いが増え、
熟語の理解が深まっていきます。


学校では生徒数も多いため、
サポートされるのは、
・読み
・書き
の2ステップまでだと考えておくべきです。

「学校+家庭」の連携でくりかえし漢字を学習していく。

そして「活用できる段階」まで
学力を伸ばしていく必要があるのです。



■では具体的に、どう勉強すればいいの?
────────────────────────────


おすすめする方法と教材は以下の通りです。


<1.漢字が読める(15日間)>

小学校で学習する1006字の漢字が読める! 名作物語集

こちらを使い、最初の15日で、
すべての新出漢字を読めるようにしていきます。

毎日10分、声に出して上記の教材を読ませていきましょう。
通して3~5回読めば、だいたい読み方は覚えられます。

お子さんが低学年の場合、最初はお母さんが指で文字を追いながら、
夜寝る前に読んであげるだけでも効果があります。

慣れてきたら、1文ずつ交互に読むようにしましょう。



<2.漢字が書ける(50~80日間)>

『新・書き順プリント』 小学校1・2・3年(小学館)

『新・書き順プリント』 小学校4・5・6年(小学館)


読みができたら次は書きです。

1日2字~4字ずつ、漢字の書き順と練習を行います。

たとえば、4年生なら200字の新出漢字があります。

200字を2か月で終えるには、
1日4字ずつ練習していく必要があります。

月曜~土曜まで、毎日4字ずつ練習して、
日曜日は予備日として、遅れを取り戻す日としておく。

このペースで進めていけば、だいたい2か月で
書きを終えることができます。



漢字の読みと書きがひととおり学習できたら、
あとは「活用できる」の段階です。

漢字検定に申し込み、
漢検専用の問題集で学習を進めていきましょう。

オススメは、漢字検定協会から出ているものか、
成美堂出版から出ているもの。


この段階までくれば、私の推奨している
「見るだけ暗記法」での学習が可能です。

・見るだけ暗記法のやり方
 https://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201206120000/


見るだけ暗記法は、読み・書きの基本練習が終わった後の
段階で活用することをオススメしています。

こうして漢検対策を進めていくことで、
学んだ漢字の使い方、語い力を伸ばしていくのです。


---

いかがでしたでしょうか?

この流れで漢字学習を進めていけば、
新出漢字をいち早く、そして確実に身につけることができます。


小学校時代に学ぶ、漢字や計算は基本中の基本です。

これらは「わかる→できる」で止まるのではなくて、
そのあとの「すらすらできる(習熟)」の段階まで
できるように、家庭でフォローしてあげる必要があります。

学校だけでは不十分な場合もありますので、
この点はぜひしっかりフォローしてあげてください。


それでは今年度もみなさまの家庭学習を
応援させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。


家庭学習コンサルタント
坂本 七郎



追伸:

お子さんの中には、今日紹介した
3か月で身につけるという方法が
なじまない子もいると思います。

たとえば学校で漢字の宿題が多く、宿題の他に、
漢字を学習する余力がない場合もあると思います。

そんなときは、量を調整したり、
こんどの夏休みにまとめて学習するのもよいでしょう。

または、学校の漢字の学習ペースに沿って、
復習を厚くすることで、習熟度を上げていく方向でもよいです。

大切なのは、いろいろ試しながらも、
お子さんにあった方法を見つけることです。

今日の方法は、その1つのアイデアだとお考え下さい。



追伸2:

小学漢字を「見るだけ暗記法」で覚えるなら、
私がつくった専用問題集もあります。

小学漢字1006が5時間で覚えられる問題集(大和出版)

つい先日、2万部を突破したそうです。
皆さまのおかげです。ありがとうございます。



追伸3:

中学受験用をお探しならこちら。

出る順「中学受験」漢字1560が7時間で覚えられる問題集(大和出版)

今年の中学入試では「これ一冊で漢字は全部できた」
という声がたくさん届きました。

入試対策の負担減に、役立つと思います。

それでは、また次回。




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 発 行      ドリームエデュケーション 坂本七郎
 ホームページ   http://www.dreameducation.co.jp
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Last updated  2017/04/12 11:22:05 AM
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