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カテゴリ:子供が育つ環境
こんにちは、坂本です。
さて、本日のテーマはこちらです! ■勉強しなさい、より効果的な一手 これまで私は、塾講師や個別指導の現場、 また、オンライン家庭教師の運営を通して、 数多くのご家庭の受験に伴走してきました。 また、二児の父として わが子の勉強にも日々関わっています。 そうした中で、子どもたち自身の学習に焦点を当てて さまざまな提案をしてきました。 しかし今回は、あえて “親の学び”にフォーカスしてみたいと思います。 なぜなら、近年強く感じるのです。 子どもが本気で学び始めるのは、 「親が学ぶ姿」を見たときだと。 ■子どもに伝わる“背中”の力 あるお母さんがこんな話をしてくれました。 「最近、娘の英語学習が伸び悩んでいて…… 私も久しぶりに一緒に英単語を覚えるようにしたんです。 そしたら不思議と、娘も机に向かうようになって」 このエピソードは、家庭学習における“環境の力”を物語っています。 親の関心、姿勢、言葉遣い。 それらすべてが、子どもの学習意欲に 確実に影響を与えています。 たとえば中学受験というと、 塾通い、宿題管理、模試の結果に一喜一憂……と、 どうしても「子ども中心」に物事が回ってしまいがちです。 しかし、その中心のすぐそばに、 子どもを支える“親”がいて、 しかもその親が「学ぶ存在」になることで、 家庭の空気そのものが変わるのです。 ■親の学び直しが生む3つの効果 では、親が自ら学ぶことで、 具体的にどんな良い影響があるのでしょうか? 1. 子どもが「やらされ感」から抜け出す 親が勉強していないのに、「勉強しなさい」と言われるのは、 子どもにとって説得力を欠きます。反発したくもなります。 ですが、親も何かに挑戦している姿を見れば、 「自分も頑張ろうかな」と自然に思えるものです。 たとえば英検やTOEICにチャレンジするお母さん、 高校数学の問題集やプログラミング言語を学ぶお父さん。 子どもは、“勉強は誰かに強制されるもの”ではなく、 “能動的に行い、伸びていくもの”だと肌で感じるようになります。 2. 家庭内に“学びの文化”ができる 学ぶ親がいる家庭には、必然的に「学習の場」ができます。 本棚に本が増え、ニュースへの関心が高まり、 食卓で話される内容にも知的な彩りが加わります。 親子で同じ机に並ぶ時間をつくる。 それだけで、子どもにとっては貴重な共有体験です。 子どもは親の集中力を感じ取り、 自らの集中へとつなげます。 こうした文化は、一朝一夕ではできません。 だからこそ、「親が先に」始める意義があるのです。 お子さんが勉強をしていないときは、 あなたから「一緒に勉強をしよう」と誘ってみてください。 3. 親子の対話が“同じ目線”になる 家庭内の学習は、 ときに親子の距離を縮め、また時に離します。 ですが、親も勉強をしていれば、 子どもとの間に「同じく頑張る仲間」 としての連帯感が生まれます。 たとえば、 「今日は全然集中できなかったな〜」とぼやく母に、 「僕もだよ!」と子どもが返す。 そんなやりとりの中に、安心感や信頼が育まれていきます。 ■実践例:親が“学ぶ姿勢”を見せる方法 では、親が「学び直し」を実践するには、 どんな方法があるのでしょうか? 忙しい日常の中で無理なくできる方法をいくつか紹介します。 ・英文の音読をする 音声とセットになっている教材を購入して、自宅で音読を行います。 例:『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』 ・朝の10分だけ、新聞やニュースアプリを音読する 時事ニュースに触れることで親子の対話の幅が広がります。 子どもと交代制でもOK。 ・子どもと一緒に同じ漢字問題集に挑戦する 親世代はなかなか漢字を書く機会がありません。 そこで親子で同じ漢字の問題集に取り組むのもおすすめです。 レベル差が大きい場合は別々の問題集でもOK。 ・自作の勉強スケジュールを壁に貼る 親自身の「今週の学習予定表」を手書きで作ってリビングなどに貼り、 子どもと一緒に進捗を確認し合う。 これはほんの一例ですが、 親子で話し合って決めても楽しいですね。 ポイントは、 「がんばりすぎないこと」 「完璧を目指さないこと」。 たとえ3日坊主になってもOKです。 忙しいときはできなくてもいいのです。 子どもにとって大事なのは、 親が勉強するように促すことや教えることではなく、 親も学ぶことを大事だと思っていることを背中で教えることです。 お母さん、お父さんも 「うまくいかない日もあるけど、続けてるんだな」 という“姿勢”を見ること。 これが大切なのです。 ■「並んで学ぶ」ことの可能性 小・中・高の時間は、 子どもと唯一いっしょに勉強ができる時期でもあります。 特に中学受験は、親子の距離を近くできる そして絆を作れる数年間でもあります。 それは、ただ「管理する」「教える」期間ではなく、 「ともに悩み、励まし合う」時間にできるチャンスでもあります。 子どもが机に向かっている横で、親も本を開く。 その静かな時間こそが、 親からの温かいメッセージになるのかもしれません。 親が学ぶ──。 そのことが、家庭学習を変え、子どもの学びの姿勢を変え、 ひいては、親自身の人生にも再び学びの喜びを取り戻す。 そんな連鎖が、これからの家庭教育の 理想のかたちになっていくのかもしれません。 家庭学習コンサルタント 坂本七郎 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025/05/14 11:46:13 AM
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