「きく」を究めよう!広場●きくスキル研究会

2008/07/10(木)06:19

<601>書く音

田中日記(40)

 こんにちは、アニモの田中です。  今日は、「書く音」についてです。    「書く音」といえば、擬声(音)語・擬態語ですね。ドーン、ヒューヒュー、ワイワイ等。  このような擬声(音)語をオノマトペ(仏 onomatopee)といいます。  日本語は、このようなオノマトペに富む言語と言われています。  これは日本人は「虫の声」を言語脳である左脳で受けとり、「虫の声」として認識することと関係がありそうです。  ちなみに外国人は、虫の音を機械音や雑音と同様に「音楽脳」である右脳で処理します。  ま、音にならない音をマンガ等で、「シーン」と表現しますが、これは手塚治虫さんが始められたそうです。  ‥‥「音でない音」を描くこともある。音ひとつしない場面に「シーン」と書くのは、じつはなにをかくそうぼくが始めたものだ。   このほか、ものが消えるとき「フッ」と書いたり、顔をあからめるとき「ポーッ」と書いたり、木の葉がおちるときに「ヒラヒラ」と書くなど、文章から転用された効果は多い。‥‥(光文社「マンガの描き方」)  弊社のソリューションでも「沈黙分析」というのがあるのですが、沈黙を数えるセンスも日本ならではかもしれません。  (この項続く)

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