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テーマ:きくスキルの研究(496)
カテゴリ:日向日記
昨日「新世界より」の話題を出しました。
私事で恐縮ですが、私が10年くらい前に突然クラシックというか、オーケストラ音楽にはまったのは、この曲がきっかけでした。何を思ったか、一人ででかけたニューイヤーコンサートで、この曲を聴いて泣いてしまうほど感動したのです。 ピアノを習っていましたし、一応有名な曲はメロディーと曲目が一致するくらいの知識はありましたが、それでも初めて聴いたような気がしました。 それまではきっとこの曲を「聞いて」いたけど「聴いて」いなかったのでしょうね。 ドボルザークが、新世界のアメリカより、故郷を思ってつづった音楽は理屈(意味)を越えて心(感情)を揺すぶります。 コミュニケーションは意味と感情のやり取りで成り立っていると書いていらっしゃるのは、斉藤孝先生ですが、お客様応対でも、意味は後回しでも、まず感情だけで成り立つコミュニケーションも確かにあります。 しかし、感情のやりとりをするには、聴く側の心の豊かさと、何かに囚われることのない自由さが必要です。 私が突然音楽に感動したのは何故かと考えてきれば、多分、半世紀生きてきたまあ人並みの経験と、母、妻、会社員、研修講師、受講生、患者、リーダー、異邦人、などいろいろな役割を果たしてきた蓄積がそうさせたのでしょう。 きくスキルの中で「心情察知力」が重要と多くの人が言いますが、それは、長い間培ってきた自分の内部にあるものを顕在化させる作業が実現するための一助になるのではないでしょうか。 確かに音楽は、楽譜の訴えを「聴く」指揮者がいて、指揮者の解釈を忠実に「聴く」演奏者がいて、そして「聴く耳のある」聴衆の元に届くのです。「聴く」が3つあれば、感動もするだろう・・しかし、お客様との対話はそうはいかない・・・・今年も試行錯誤です。 (この項続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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