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桔梗2289

桔梗2289

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2006年06月14日
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カテゴリ:カテゴリ未分類


養老孟司さんのコラムを
面白く読みましたのでちょっと紹介いたします
(お読みになった方も沢山いらっしゃるとは思いますが)
原文のまま抜粋

「人間はカビに勝てない」
高松塚の壁画にカビが生えた
それが問題になっている
私の虫の標本にも年中カビが生えている
若い時からそれで苦労している
日本は湿気が多いのでカビが生えやすいのである
云々

人間はカビに勝てない
科学が進歩したのに
なぜそんな単純なことができないのか
ベトナム戦争を考えればわかる
最新の設備を備えた米軍が
ゴム草履を履いた軍隊に負けた
そこで反省すればいいのだが
人間はなかなか反省しない生きものである
だから反省という言葉が存在している
反省しないで科学技術をどんどん進めたら
なんとかなるはずだと
たぶんまだ思っている


どうすりゃいいのかというと
勝とうなんて思わなければいい
ベトナム戦争に負けたってアメリカが滅びたわけじゃない


月にロケットを飛ばせてもカビ一つ合成できない


ブルーチーズだってカビのおかげである
そのカビを科学技術はつくることができるか
カビなんて高級のものを
人間はまったくつくれないのである
たかだかコンピューター、自動車、
ロケット程度しかつくれない
つまり生命をつくれない


自転車はつくれるがゴキブリはつくれない
もしそう考えたことがないとすれば
あなたは近代人、文明人である
自分の都合のいいことにしか目がいっていない
その結果何が起こったかというなら
自然破壊、環境問題、エネルギー問題である
そんなことわかりきったことでしょうが
自分ではつくれもしない森の木を
ただいま現在のテメーの都合だけで
つまりお金の都合だけでどんどん切る
カビなんてありがたいものである
頼みもしないのにどんどん生えてくれる
上手に利用すれば発酵食品を含めて
さまざまな恩恵を与えてくれる


虫のカビを洗剤で洗うと最後のカビの繊維が残る
これを筆で顕微鏡で見ながら取り除く
このカビの繊維でセーターはできないか
梅雨から夏にかけてこのセーターはどんどん太る
冬になるといちだんと暖かくなったセーターが
毎年着られるのである


梅雨の季節は湿っぽくて嫌だけど
こんな風に思えば
梅雨もまた楽し・・・・・・かな?








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最終更新日  2006年06月14日 16時23分27秒
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