花と実と魔女と

0405060709花展







2004







こちらは高さ2メーター以上の大作です。
自宅のお庭のスオウの枝をノコギリで切ることから始め
枝先にはビー玉をアロンアルファなどでくっつけています。
(それが実に大変でした)

実際に見ると、枝に下げたドロップ型のガラスの器(5~6個)が
キラキラしてとても美しいのですよ。


製作時間、エネルギーともにとても頑張った意欲作!
花材は、アスパラ、オンシジウム、オバケアンスリウム。








続いて、こちらは上の作品の製作者のお嬢様(高校2年生)の作品。
めでたく親子出品の晴れ舞台を飾りました。

実は、わたしの教室内での生徒さん歴は
高校生のお嬢様の方が先輩 (*^_^*)
小学2年生の頃からのお付き合いです。

お母様は、お嬢さんの後輩!にあたります(笑)

花材はミリオンバンブー、リュウカデンドロン、ひまわり、スカビオサ、
ゴールデンスティック、シャクヤク。
和風な器共々、すべてご自分で選んだものです。


お二人とも、お仕事やお勉強で忙しい時間をやりくり、
親子で楽しみながら製作、出品してくださって
本当に、ありがとう。



*よく見て頂きたくて写真サイズが大きく重くなってごめんなさいm(__)m








古いタンスを器に見立て活けてみました~♪
今回花展に出品した作品です。


作品サイズが150×150cm(巾と奥行き)の規定でしたので、
以前より、使ったら面白いかも!と思っていた
巾120cmのタンスを利用することに決定。

普段はお花関連の資材を入れている引き出しを空にし
赤帽さん2人に会場まで運んでもらいました。


花材は季節感のある植物をと、
ギガンジウム(ネギボウズの大きい物)タンチョウアリアム、
カサブランカ、スオウの枝、カスミソウ、ニューサイラン。

この作品が置いてあるスペースは
ライティングが暗めなのですが、
そのこともアンテイークっぽさを際立たせラッキーだったかも。

反省点は色々ありますが、
何かと忙しかったので、ま、こんなもんかな~というのが、
わたしの偽らざる感想です。(笑)










きょうご紹介するいけばな作品は
高校二年生の男の子H君が今回の花展に出品したものです。

カラー、ニューサイラン、巻き藤(藤の蔓を加工したもの)
アルミ板(自分で細く切ったもの)、などです。

そして、なんと被ってきた帽子をトップに掛けた彼は、
着てきたジャケットをも作品に・・・


彼のアイディアはうまく融和し、予定には無かった作品の誕生。



会場にいらしたお客様方の足を止めるほどの
個性的な構成となりました(*^_^*)



残念なのは、彼のいけばなに特別の理解をもつ、
お母様(油絵を描かれています)がくるぶしの骨折で
来場できなかったこと。

H君ママ~、
小学一年からお花を学んできた彼は、
こんなに成長しましたよ~。

ちなみに彼はこの春、雅号(流派での名前)取得しました。



゜★。.:*:・’゜☆。.:*:・’゜ 。.:*:・’゜☆。.★。.:*:・’゜☆。.:*:・’゜ 。.:*:・’゜☆。




一昨日ご紹介した箪笥に活けた作品の一部が、
A新聞(県内版だとおもう)に掲載されました。

来場者が私の作品の前で鑑賞している写真で、
その記事を切り抜いてお友達が届けてくださいました。

気づいてくれてありがとう、Yさん、
届けてくれてありがとうSさん。









夢は映画監督・・・生徒さんの「いけばな」についての発表








こちらの作品に見覚えの方もいらっしゃるのではと存じますが、
日記で5月にご紹介した、高校2年生の男の子の作品です。
わたしの教室の生徒さんの一人でもあります。








そして12月23日、彼の高校の大きなイベントに行ってきました。
写真は、地域の大きなホールで、
全校生徒(中高一貫教育ですから中1~高3まで6学年)が
校歌をオーケストラ演奏と合唱しているところ。









そして、そして、こちらは、彼が一人「大舞台」で
いけばなのデモンストレーションをしている画像!



写真右端に白いスクリーンの一部が見えますが、
プロジェクターで発表内容に沿った写真などが
大きく映し出されています。




なんと、
彼は卒業前年度である5年生(高2)の論文で、
「いけばな」をテーマに最優秀賞に輝き・・・

この日は、その論文の発表と、
いけばなのデモンストレーションでした。




10年ほど前から、いけばなを学んできた彼が
その歴史を調べ
もともとは男性(僧侶)が精神修養と美意識を高めるために
様式化して、継承してきた「いけばな」の変遷や、
日本人の植物への特別の思いなどを述べ、

日本の生活文化の一つ、いけばなを
今後も学び続けたいと締めくくったのです。




生け花を通して、
小1のころからその成長を
楽しませてもらってきた私としては、
本当に晴れがましく嬉しい受賞と発表・・・・・


いけばなのデモンストレーションをご両親と見るとき
思わず熱いものがこみ上げてきました。






そしてなんと、彼が目下目指している将来像は「映画監督」
大学では心理学を学びたいともいい、
大学院は映画のみち、もしくはバイリンガルでもあるので
アメリカなどへの留学も視野に入れているようです。








ご両親と、学校の先生方の暖かい見守りの中、
もっともっと大きく成長するであろう彼の晴れ姿をみることができ、
大きな喜びの一日でした。



H.I君、これからも頑張ってね。
そして、世界に向けて大きく羽ばたいてねと願っています。







(わたしの夢は、彼の通訳の恩恵にあずかり、
外国の方々に
日本のいけばなをお伝えしてみたいな~ということですが・・・)










2005


暮らし彩る花あしらい小作品展から (1)








入り口を入ってすぐ、アイアンの台に大き目のガラス花器を乗せ
その中に浮かべる感じでリース型のアレンジ。
「水も活ける」ことを意識しています。


このリースの隣には、ドウダンとユリ(八重のマルコポーロ)
ダリア(黒蝶)スモークツリー等を使った2メートルほどの作品。

そこで、対照的に背が低く(高さ約60センチ)可愛い感じのアレンジを・・・
活けてくださった方も可愛いお嬢さんです(^.^)









入り口、正面の壁面上部に下から見上げるようなアレンジ。
黒薔薇は「リーク」という種類だとか。

つるものはサンキライ、葉物(モンステラー)や紫色のカラー。
そして白のトルコキキョウ等をあしらって、
キャスケードタイプにアレンジしました。

これを活けた方たちは、中学生のお嬢様のお母様2人。
いつも仲良くいろんなことにチャレンジ精神旺盛、
今回の花展も忙しい中、朝9時前から活けてくれました。












こちらは生け花クラスの生徒さん(30代のお母さん)の作品。
長年、熱心に学ばれています。

花材は白のデルフィニューム、グリーンの変わった形のモルセラ、
アルストロメリア、リューカデンドロン、ダバリアファーンです。

複数の花器を使うと、シンプルな形の活け方に
変化がでて、豪華な感じにも活けられます。



今回は同じシリーズの花器ですが、必ずしも同じと限らず
違う形や色の場合も、作品に表情と物語性が生まれます。





皆様お忙しいこともあり、花材は私が用意。
前もって注文し当日、限られた時間内にあれこれ割り振りするのが
ちょっと大変だけれど、楽しみでもありました。








       ~ つづく ~ 








暮らし彩る花あしらい小作品展から (2)






窓辺に活けたアレンジメント。

カラフルなキューブは、カラーオアシスをカットしてガラス器に入れ、
その中にチューブグラスを立て薔薇をあしらいました。

左端の若草色の器は、同じくカラーオアシスの粉を詰めて
ところどころに、半円にカットした白いオアシスが入っています。

真ん中の作品は、制作者のTちゃん(高3)が丁寧に色合わせして
絵を描くように作ってくれました。






こちらも、キューブにカットしたカラーオアシスが
モザイク模様に並んで、キュートな作品にできたと思います。

これもTちゃんともう一人が時間をかけて作ってくれました。
なんと、Tちゃんの後日談、テスト期間中(最終日の前日)にもかかわらず
一生懸命制作してくれました。
テストのほうも、バッチリだったとのこと・・・安心しました、ホッ。







花入れのグラスに、カラーオアシスを角砂糖のように飾って。
こんなのも、アリかと・・・(^.^)







この写真は、シルクフラワーとドライフラワーを使ったリース。

月一で車で一時間ほどの所にレッスンに出向いています。
その生徒さん7名が連作してくれたフォトフレームのような作品。

可愛くできて、写真をリースの中に飾ってよし、
玄関のウエルカムボード風に使ってもよし。

実用性も兼ね備えた、素敵なリースができました。

実物もなかなか好評でしたよ。









花あしらい小作品展から (3)







きょうご紹介するのは、フトイ(細いのにフトイ・笑)を集合させ、
面にして使った作品です。

フトイの他、グリーンアンセリウム、ガーベラ、ミリオグラタス、
ソラマメのような形の焼き物。(すっかりホンモノのソラマメだと
思った方が少なからずいらっしゃいました)


このように、同じ花材、同じ器で連作にしてみると、
小さな作品(高さ40センチぐらい)でもインパクトが出てくるから不思議。










こちらは、窓辺につるした藤ヅルにガラス花器を吊り下げて。
花材は、グリーンアンセリウムにカラー、利休草。

涼しさを感じていただけたら嬉しいです。









晒(さら)しミツマタに晒した植物から作られたリボン。
ドライ素材をフレッシュフラワーにあわせて使うと
それぞれの良さが引き立つとおもいます。

生は、生だけ!とか、ドライはドライだけ!と決め付けず
それぞれの良さを引き立てあって、
自由なコラボレーションを楽しめたら楽しいですね。

作品に使っている左側のモヤモヤはスモークグラス、
右下奥のモヤモヤは、スモークツリーと
スモークつながりでした・・・煙に巻かれそうかな?


ちなみに、この作品は生け花を学び始めて半年の
可愛い社会人一年生が活けたものです。(^.^)








花あしらい展(4)






花あしらい展から・・・ふたたび。

作品はアクリルのオブジェを使って涼しさをテーマに
花材はダリア(黒蝶)スチールグラス、スモークツリー、サンキライの実など。

アルミワイヤーを花留めにし、ガラス花器に活けてあります。

特にこれからの暑い季節に花もちを良くするには
なんと言ってもたっぷりの水を張った花瓶に直接活ける「投げ入れ」がお勧め。

そのとき、写真の作例のように、
アルミの線(盆栽などにつかいますね)を使うと、留めやすいと思います。
100均などでも手に入りますから、気軽ですしね。
よろしかったら、お試しください。

比較的簡単に思うような角度で活けられます。






こちらは一枚目の作品のズームアップ(^.^)
オアシスはカラーオアシスの白を使い、
ガラス器は食器(多目的器)を利用しています。


見せるオアシスというのは、特に夏に向けて重宝しますね。
先日の陶器製の「そらまめ」も使っています。








最後にご紹介するのは、目下大ブレークの「寒天」を使ったアレンジ。

けっしてお花がダイエットしているわけではありませんが・・・

すりガラス状のアクリルの器に和紙を敷き、
その上に直接色をつけた寒天を流し込みました。

そして水を張り、アナベルと利休草を寒天に挿す様に留め、
一見すると浮き花のようなアレンジにしてあります。

ご来場のお客様にも興味をもって頂き、
「仕掛け」をお話しすると、へ~って、感心してくださいました。


単に浮き花にすると、思うように止まってくれなかったり
動いてしまうので、寒天を利用するのはとても便利でした。


寒天を溶かし固める時間がかかりますが、
よろしかったら、お試しくださいませ。







花あしらい展から (5)








プリザーブドのブーケをアクリルのオブジェ?に飾ってみました。
プリザーブドやシルクフラワーなどの良い点は
ひっくり返しても水がこぼれることはありません。(笑)

ですから電化製品の近くなどに飾るのにぴったり!
花もちだけの問題ではなく、適材適所ということで
生だったり、ドライだったり・・・選ぶといいですね。










こちらは少し大振りの壷に活けてあります。
花材は、ドウダン、カラー、紫色のトルコキキョウ、モンステラ等。

お花を活けるのが大好きな(だからお上手です)Oさんが
おおらかに伸び伸びと活けてくださいました。






花あしらい展から (6)










屋外にも切花のアレンジを・・

大きな籠(ざるみたいですね)を7枚。
そこにオアシスをチキンネットでくるんで取り付け
水もちの良い花材を挿してみました。

数人で連作し、全体でひとつの流れを作っています。










グリーンのオバケアンスリウム、モンステラなど、
おおぶりの花材をつかうと、屋外のスケールにも負けません(笑)





作品をつなぐのに、サンキライなどツルものを使っています。

連作や合作は調和させて全体をみる目と
ひとつ一つがしっかりと作られていることが求められます。

でも、みんなで作り上げる楽しさも味わえますね。

そんな気持ちを生徒さんたちも感じてくれたようなので
花展を企画・準備した私も嬉しかったです。

参加してくれた皆さん、ありがとう。






2006・5・29

いけばな花展に出品して ☆ 作品






いけばな花展に出品した生徒さんの作品。

50センチ四方のサイズの花席に
工夫を凝らして出来上がった作品です。

赤い小さな椅子を合計25個ならべ、
1個を敢えて下の台に落として飾ってあります。
小さな緑の葉は、ヒメアオカ。

意表をつく、可愛い作品に
沢山の方が足を止めてくださいました。



若い生徒さんの発想は、本当に豊かです。







こちらは、恥ずかしながら(^^ゞ 今回の出品作。

縦長の表現だったので、中央部のご紹介となります。
使ったのは鉄花器に
流木、オバケ・アンスリウム、アマランサス、アンスリウムの葉。

作品サイズは幅90cm 奥行き70cm 高さ220cm位。

いまヒトツもフタツも工夫が足りなく、課題の残る出来でした・・・
次回は、頑張ります!








こちらは、県支部有志の合作・インスタレーション。
トンネルのようになっていて、通り抜けできるんですよ。

圧巻でした。

(参加しなくて、すみませんでした・・・これまた反省デス)






そしてトンネルを抜けると、家元の大作。
実際、家元が見えて、製作の指揮をとっておられました。

サイズはもう・・・特大です。



*****・・・******・・・*****・・・******









先日の花展に出品した生徒さんの作品です。

70センチ×70センチ×高さ自由という規定寸法を
最大限に活かし、ナチュラルな季節感たっぷりの作品となりました。


花材は、藤ヅル、木(ボク)、鉄線、胡蝶蘭、アスパラ、タマシダなど。
木(ボク)はお母様がご趣味の山歩きのときに探していらして、
虫など湧かない様にブリーチ後、ラッカー処理してあります。

藤ヅルはお父様と切り出しに行き、
ボクと藤ヅルを合板で作ってペイントした台に、釘付けしてあります。


二箇所の花入れはツルで編んだものをくくり
その中にペットボトルを入れ(こういう仕掛けを落としと呼ぶ)
水入れになっています。


花展に出展を決めてから、
丁寧に構想を練り、お休みの日に時間をかけて準備なさいました。

その説明が要らないほど、力作が写真からもお分かりいただけると思います。


本当に、私は生徒さんに恵まれています。感謝!










2006・10・31

南仏風エントランスの在る教室と花展







先週末、
花仲間である友人主宰の花展に行ってきました。
上の写真が、南仏風!教室の外観です。

なぜ南仏風かというと、依頼した設計士の方が
ちょうど南仏旅行帰りだったから・・・
と友人は言っています(笑)








そしてこちらが、

花展会場でもある教室のエントランス。








今回のテーマは彩り・・・彩(あや or いろどり)
と読むのでしょうか?
色にこだわったということです。

タイトル額に添えたお花は、
残り花を私がちょこっと飾ってみました。








こちらは、エントランスに在った
ブルーベリーのテラコッタ鉢に
豆柿等枝ものを組み、南蛮、椿、
リンドウなどをアレンジしてみました。


夕方、教室内の生徒さんたちの作品が出来上がり
残りの花材を使っても良いというので、
もったいない精神を発揮して、
わたしの「おせっかいアレンジ」です。








そして、今回一作だけの
友情出品することになっていた私のアレンジ。
牧草を使って手作りしたチューテに
秋の草花をアレンジしてみました。










上の作品にもう少し近づいてみると・・・
チョコレートコスモス、
ダリアの黒蝶、シンフォルカルフォスの白い実、
着色雪柳などを入れてあります。

背景の壁がステキで、作品が映える様な気がします。









ポストの上にも、
若い生徒さんがシックなアレンジを
作ってくれました。




たまたま、教室の入り口のアレンジを
わたしが活けさせていただいたので、
拙い作品を最初にご紹介することになってしまいましたが

教室内の作品群は、とってもステキなんですよ・・・

乞うご期待!です。








2006・10・31


彩りをテーマに☆アレンジスクールの花展から(2)







昨日に続きご紹介するのは先週末行った
友人の主宰するアレンジスクールの花展の様子です。

きょうご紹介するのはウェディング関連のエリア。








シサル麻(ふわふわの真綿のようなもの)を使って
中にある小さなランプが雰囲気を出しています。
赤い実は、葉付きサンキライ。








手前はテーブルアレンジ。
奥にはウエディングドレスのミニチュアもありますね。
その上には いろんなデザインのブーケが飾ってあります。








キャンドルもおしゃれでしょう?
クロスの色等も、
秋を意識したテーブルコーディネートになっています。

なお、使われている家具はお教室で普段使っているもの。
(友人の趣味を反映し、とってもステキなんですよ)








色にこだわった花展というのが
この一枚でもお分かりいただけると思います・・・








こちらは、タジィマジィというスタイルで、
蛇の目模様のような、グルグル巻きのラウンドブーケです。
生徒さんが一生懸命作っていました。








秋色のバラを手組み(ハンドタイドブーケ)した
カラードレス用のウエディングブーケです。
他に和風ブーケなどもあって、いずれもステキでした。

こちらの教室は、ブーケコースが特に人気のようです。










黄色いカラーと水をモダンに活けた、
フランス風アレンジ。
さかさまにしたカラーは水中花・・・


お楽しみいただけたでしょうか。
いずれ劣らぬ、力作揃いですね。


すてきな作品は、もう少し続きます・・・が



3日間程 横浜の孫に会いに行くので
日記をお休みいたします。

では、日曜日にお会いする時まで・・・

いってきま~す。








2006・11・13


彩りをテーマに☆アレンジスクールの花展から(3)






10月末に行ってきた静岡の友人の花展から
和風コーナーの作品をご紹介します。

最初の一枚は「煤竹(すすだけ)」の足元に
秋の植栽風アレンジ。
カラーが入っているほうは隣のコーナーに合わせて洋風アレンジ。








小菊を使って間仕切り風に・・・
この作品も友禅模様のようでしょう?








作品の後ろには時代物のお着物をレイアウトして・・・
写真には写ってませんが、
帯や半襟もステキにコーディネートされてました。






友人のコレクションの黄金のチェストがまた良いでしょう?







こちらも、古い木の桶?に
骨董の蕎麦ちょくを花器にみたてて・・・








ツルウメモドキ、黒蝶(ダリア)、カラー、ローゼルなどを
和風のテーブルコーデイネートと組み合わせてセッティング。

講師である友人と生徒さんたちのセンスが光ります。







最近好評だと言う、和風ブーケ。
ウエディング用で、黒引きや内掛け姿の花嫁さんが手に持ちます。







お茶事用のセンスをブーケに飾って
格式とモダンさのコラボ。

バーガンディ色の組み合わせもおしゃれですね。


これから花嫁さんになるお嬢様方、
こんなブーケは如何ですか?








2006・11・13


フランス風アレンジ ☆ アレンジスクールの花展から(4)






昨日に続き、10月末に行った友人の花展から・・・

このコーナーはご覧の通り白と黒のモノトーンコーナー。
フランス風アレンジと申しましょうか・・・

大きな樹脂の花いれ(ケース)を
今回の花展のため誂えたそうです。








角度を変えてみるとこんな風です。
壁際のファブリック(布地)も
地模様があって、とてもステキです。

友人は布(テーブルクロスなど)もコレクションしてます。







白い花々の美しさが圧巻。


見る者をうならせます・・・








傍に近づくと、


写真からも匂い立つような美しさ!








グリーンのスプレーマムが
白さを引き立たせて・・・
丸く入っているニューサイランの葉も効いてますね(^.^)

アレンジを乗せているトレーにも注目してね。

食器売り場で求めたそうです。









左側のキャンドルの下に
ゲイラックス(丸い葉)を敷物に見立ててあるのをご覧くださいませ。
細やかな心配りがニクイ(^.^)花展です。








そして再び、花展の会場となった教室の外観。
改めてみても、ステキですよね~。

そしてこの教室のデザイン性に負けない
生徒さんと先生のフラワーアレンジの構成力に脱帽。

ほんとうにステキな花展でした。

S先生、教室の皆様ごくろうさま、
そしてステキなアレンジを堪能させてくださって
ありがとう m(_ _"m)ペコリ







☆ 付録 ☆

教室の斜め向かいに写真の家庭菜園があります。
じつは、この畑を丹精込めて作っているのも、友人Sさんです。

草一本なく、スパルタ農法で甘く美味しいキャベツが
元気に育っていました。
左側の木は、全部夏みかん!
グリーン色の大きな実が秋の日に光ってました。


畑の世話が大変・・・と常々言っていますが
几帳面で働き者の彼女は、
ワイン大好きなご主人と
(彼女はお料理上手でもあります)
毎日仲良くお野菜いっぱいの食卓を囲んでいるのであります。







2007・10・14


秋のいけばな展に参加 ☆ 古民家に活ける 







ほぼ、全国的に
爽やかな秋の一日になったようです。

写真は、今開催中のいけばな展の会場、
とある公園内の道。
走行中の眺め。







この公園では、
丁度コスモス祭りも開催中。
広い敷地一面に色んなコスモスが咲いていました。
ダブルのコスモスの名前に、
「ダブルクリック」なんていう名札も発見 (*´艸`)








園内には、
7軒の古民家が移築してあるのですが、
私が活けさせていただいたのはこちら
「津軽の家」です。

右側に見える幹で組み立てられた作品も
私達の仲間の作品で、会場にピッタリ。
なのに、会期が終わる日には
モチロン解体されます。

組み立てにはクレーン車も使っていました。








こちらが、「津軽の家」のエントランス。
飾ってある左右一対の迎え花を
不肖HANA魔女が活けさせていただきました。









近寄ってみていただくと
こちらが左手の作品で、
流木を白くペイントしたものに
カラー南蛮(花南蛮)とハラン(葉)を
手桶にいけました。

時代物のこの手桶は、会場の備品で
使ってもOKだということで、
活けさせていただきました。

さすが、江戸の末期から
明治初頭の建築だというだけあって
小物も、古い感じでマッチしていますね。









メインの作品はこちら。
ツルウメモドキを天井の
梁のところまで伸ばして活けてあり
それなりのサイズが出せました。








玄関の正面には
こんな風なねぷた(扇形)も
ディスプレイされていて、
郷土色が感じられます。
建物も広くて豪農の家だということが伺われます。









作品に使った花材は
ツルウメモドキ、イタリアンパンパス、
ピンクッション、
ブルーファンタジー、フォックスフェイス。
他にゴールドと赤にペイントしたザル、
金色にペイントしたカゴを使って活けました。


会期は5日間ですが、
“活けこみ”から“あげ花”(解体)まで7日間を
屋外の風雨に耐えられる作品に
しなければならないということもあって
(もちろん、秋の陽射しにも)
構想に苦心しましたが、
なんとか無事、明日までの会期を終えそうなので
ホッとしてます。

このほか、この津軽の家だけで内部に三つの合作、
他の6軒の家にも沢山の大作が製作展示されています。

そして家元もお出でになって
スタッフと一緒に公園入り口に大作を製作。

明日はそちらをご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに・・・








2007・10・16


秋のいけばな展に参加 ☆ 家元とスタッフ製作の竹の作品 






先日は拙いいけばなの作品に
温かいお言葉をありがとうございました。

その作品のあげ花(解体)に、朝から行ってきました。

生憎の曇天でしたが、
会期中は好天に恵まれたことを感謝しつつ
皆で、手際よく片付け方をいたしました。

写真は日曜に撮ったコスモス畑。







こんなせせらぎの流れがあるところもあって、
傍には水車小屋もありました。







そしてこちらが、
家元とスタッフ製作の竹の作品。
先代家元が注目した竹を使い、
後継者である現家元も全国で
大きな作品を発表されています。







一つ一つの作品が
かなり迫力のあるサイズです。







竹のまっすぐな直線と
たわめる自由がかなり利く竹の曲線。







直線と曲線の構成の美を感じていただけたら嬉しいかな・・と。






こうして近寄ってみると
竹自らが持つ生命力、たわむ力が
ビンビン伝わってきます。

折に触れ、
日本全国で竹のインスタレーションを行っていますので
機会があったら、
是非間近でご覧下さると嬉しいです。


竹のように、
力強く、かつしなやかにありたい・・・

家元の大作を前に、
そんなことを考えたHANA魔女なのです (^.^)













2009・2・29


私の器に私の花 ☆ いけばな・技と心の卒業展





(2月25日撮影)


3年間ほぼ毎月、東京の本部会館に通って学んだ、
いけばな技と心の卒業展として
3月26日~28日の3日間
花展が開催され、わたしも出品致しました。

赤坂、皇居前にある会館は
1977年丹下健三氏設計によるものです。





(2月26日撮影)

玄関を入ると見上げるような形で
ノグチイサム氏デザインの
プラザと呼ぶ、石と水のホールがあり
今回は、このプラザに活けさせていただくという
貴重な経験に恵まれました。






(2月26日撮影)

テーマは「私の器に私の花」
総勢59名の出品です。

そのタイトル通り
自分でデザインしてガラス工房に出向き
職人さんに吹いてもらって作った
世界にひとつのオリジナル花器。






(2月26日撮影)


お家元からの
あたたかなメッセージも戴くことができました。





(2月25日撮影)


こちらは、活け込み当日の
まだ、足場の渡り板があるときのスナップ。

本当はブログ用に、
製作途中を何度か写真に撮りましょうと
思っていたのですが、
朝11時から15時30分までの限られた時間、
悪戦苦闘しているうちに(~_~;)
結局カメラに収めることができたのは
ほぼ仕上がったときだけ!

この余裕の無さからも、
活け込み当日のアタフタぶりを
ご想像下さい。

いつもですと、
花展活けこみはアシスタントの生徒さんと
2~3人で行うのですが
この日はお手伝いの人の入場はダメ!
お互いに助け合いながら活けましょう、と
指示がでていましたので
仲間同士、限られた時間で
必死で活けたのです・・・





(2月28日撮影)


そして、なんとか活けあがったのが
こちら・・・
作品サイズは幅2.5メートル位。

28日の揚げ花(撤収)の日
友人が見にきてくれました。
写真には30年来の友人が映りこんでいます。(^.^)





(2月26日撮影)

私は、活け込みの夜近くのホテルに一泊し
翌朝、お手入れのあと帰宅して
揚げ花の日に行きましたが
他の仲間は3泊して
毎朝お手入れに行っていました。

わたしが帰ってこれた理由は
水もちの良い花材
(ヘリコニアとモンステラ、ペイント木材、晒しシダ)だったから。

もし、今回の花展で
繊細な生花をたくさん使っていたら、
もしくは水が下がりやすいダリアなどを活けていたら
毎朝行って活け替えなどの必要があったのです。

そういう作業を、花のお守り(おもり)をするといいますが・・・







(2月26日撮影)

ホテルに三泊して頑張った
私と同じ県から参加した仲間の一人の作品。

ルトジのほか、オンシジウム レンギョウなど
盛りだくさんの黄色い花をいっぱい入れてあります。

彼女の金箔を貼ったガラス花器が
素敵なアクセントになっていますね。

そしてこちらの作者さんにわたしが行かない朝
作品の水差し、お世話になりました。
Yさん、本当にありがとうございました。





(2月26日撮影)

一つ前の黄色い作品の上に製作した友人Nさんの作品、
ライオンみたいでしょう?(^.^)

ヒムロ杉の刈り込みマッスの作品。

そして注目すべきは、
象さんのお鼻のような花器。

とっても可愛い器で
思わずナデナデしたくなる雰囲気のある器でした。







(2月28日撮影)

こちらも友人Uさんの作品。
シュロのサイズ、幅120センチぐらいあるのですよ~。

アクリルの裏打ちをはさんで一対を一枚として、
裏表都合4枚の葉っぱを使っています。

ドンと存在感のある赤いガラス器が魅力的です。






(2月28日撮影)

同県から参加したお仲間、Iさんの作品は
お庭のツツジを切って乾かし
シルバーにスプレー、
そこにバームポートを組み合わせ
ボケの花とのコンビネーションがオシャレです。






(2月26日撮影)

たくさんの素敵な作品がありましたが
こちらは石のテーブルいっぱいに使って
場を表現することに成功なさっていますよね。





(2月26日撮影)

ニューサイランを黒くペイントして
自作の花器にマッチさせた作品。

会場にお運びいただいた
楽天仲間のミーシャさんが
お気に召した作品です。(^.^)


ミーシャさんには、わざわざお運びいただいたのに
お会いできず失礼いたしました。
ごめんなさい、そして本当にありがとうございました。





(2月28日撮影)


最後に、同期間5階和室に展示してあった
茜家元の作品。
(私たちの花展が草月のいろんなイベント満載期間と
同時期だったので、会員のために活けてありました)

傍に桜という書の掛け物がありましたが、
匂いたつ春を感じることができました。




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以上、ご覧戴いてありがとうございました。

私の長年学んでいる「いけばな」の世界を
すこしでもお楽しみいただけたら嬉しく存じます。

機会がありましたら、
お近くで開催される いけばな展に 
お気軽に足を運ばれたら幸いです。










2009・4・30


作品展:これも!いけばな?! ☆ 緑に映える樹の作品 





(2009年4月28日撮影)

県境の公園には 最後のしだれ桜が
春の名残をとどめていました。


前日の雨にあらわれた緑は
輝くばかりに美しかったですよ。







(2009年4月28日撮影)


今回、私たちが作品を展示する空間は
こちらの古民家の前庭。

この松は ダム湖に沈没してしまう古木を
数千万円かけて移植に成功したものだそう・・・

値段をつけるとするなら 
なんと! 一億円だそうです。

形がまるで竪琴のようでした。






(2009年4月28日撮影)


そんな中での私たちの作品はというと・・・
公園で提供してくれる間伐材を
ご覧のように切って並べて・・・
どんな作品になると思われますか?

(注・写真の女性は私ではありません(^.^))


正解の方には・・・と
引っ張りたいところですが(笑)
答えは↓






(2009年4月28日撮影)

写真のおじさんと
お兄さんにも手伝ってもらって
だんだん、形になってきました・・・ね。

そうなんです、
ピアノの鍵盤の上に
黒鍵を並べているんですよ。





(2009年4月28日撮影)



見事完成した姿がこちら。
タイトルは「踊るメロデイ ♪」

これからGWには
沢山の家族連れでにぎわう公園ですから
お子さんが乗っても大丈夫なようにしっかり
組み立てられています。


この作品以外にも、
草月・県支部の有志による作品が
公園のあちこちに5月6日まで展示してあります。

お天気も良いようですので、
皆様に楽しんでいただけたら
わたしたちも、とっても嬉しいです。






























































































































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