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午後から日本橋の三井記念美術館へ行った。
今月8日に開館したばかりだ。 場所は三井本館7Fにある。うおおお! 今までこれらの収蔵品は 中野の三井文庫別館で細々と展示してきたが このたび三井家に縁のある日本橋に移転してきた模様。 待ってましたよ。 所蔵する美術工芸品は多岐にわたっており 主に三井家十一家のうち 北家(惣領家)、新町家、室町家から寄贈されたんだとか。 まず三井家が十一家もある…とこからして初耳。 そんなにあったんかぃ。 さて開館記念展である「美の伝統 三井家伝世の名宝」の展覧会は お披露目的意味合いを持つのでしょう。 質の高いものばかりで度肝を抜かれた。 まず陶磁器たち、スゴかった。 全然知識が無くても、作品から出されるパワーにタジタジだ。 どうしてあんな色が出せるんだ。 あのデザインはどこから生まれる? 昔の人たちの創造性に頭が下がった。 あの有名な茶室「如庵」の再現も面白かった。 名鉄の前は、三井家が所有していたとは知らなかった。 きりんの一番の目当ては 円山応挙筆・国宝「雪松図屏風」。 今日で4回目のご対面となった。 何度も書いているが、 高校時代にこの絵に出会って脳天直撃をくらって以来、 きりんは応挙に夢中。単純あたま。 大学時代、この屏風が特別公開された時は 講義をサボって見に行ったりしたもんだ。 中野で公開されてた時と違って ココは展示スペースが とにかく広い! と~~くの方からこの屏風をじっくり眺めることが出来た。 二つの松は静かに、そしてどっしりと 幽玄の世界に漂っているかに見えた…。 色々感極まって泣きそうになった。 もう終始 「さすが三井家、三井財閥よ!」 と叫びたいほど 名品のオンパレードだった。 特にこの美術館の展示室1と展示室2は 以前は三井の重役達が会食の時に使ってたトコロを そのまま使用している。 三井のおエラ方しか入れなかった空間に今、ワタシが居る。 頭がクラクラしそうになった。 金融面では住友と一緒になるなんて 当時の重役達は思いもしなかっただろうなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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