新城市作手 甘泉寺のコウヤマキ
甘泉寺のコウヤマキ高野槙甘泉寺 新城市作手鴨ケ谷 緯度34.9719 経度137.4406樹齢 600年樹高 24m幹周 6.4m新城市からR301号線を北上およそ15,6km、巴小学校を少し過ぎたあたりで右、500mくらいで甘泉寺に到着します。入り口には白鳥神社もあり、森の中に続く古い石の階段を登りきったところに甘泉寺が、その一番奥の太子堂の前に当のこうやまきがあります。あ、白鳥神社にも環境省の調査対象になっている杉があります。巨木ハンターの方、ご注意を、私は、見逃しました。また、甘泉寺の正面門前にも新城市指定の天然記念物の杉がありますので、念のため。(こちらは、見てきていますので、別途記事にします)甘泉寺のコウヤマキ_R000 posted by (C)ashura県下最大のこうやまきですが、姿はとても悲惨な感じでした。上に伸びた主幹には葉は無く、見る位置によっては死んでしまっているんでは、と思えるほどでした。甘泉寺のコウヤマキ_R001 posted by (C)ashura中ほどの枝には、まだ若干の葉がありますが、さすがに600年の長い時間はこの巨木を痛めつけるには十分過ぎる長さのようです。甘泉寺のコウヤマキ_R002 posted by (C)ashura主幹が残っていれば、とんでもない巨木だと思いますが、、がんばってほしいものです。あと、ここ甘泉寺には、長篠の合戦時に、武田勢の猛攻で瀕死状態の長篠城から独り抜け出し、援軍を頼み、戻る際に武田方に捕らえられ、あきらめるように言われましたが、援軍はくるから頑張れといって、結局処刑されてしまった逸話の残る鳥居強右衛門の墓があり、まさにこうやまきの真横に葬られていました。もとは、新城市内の新昌寺に葬られていましたが、後に強右衛門の子孫が、作手の松平忠明の家老として作手城に詰めることになった際に、甘泉寺を菩提寺としたことでここに墓を移したとのことです。歴史も面白いです。