マリアさんビーム

2007/06/07(木)12:08

連載130話にマリアさんビーム。

連載。(18)

装いも新たに生まれ変わったナギお嬢さま。 パゥワアップを果たした自分を試すためにも、子分(ハヤテくん)を連れて、 欲望うごめく魔界都市・新宿へと赴かれました。 そして、どういうわけか子分が迷子になりました。 さあこれは大変。 手塩にかけて育ててきた子分を、こんなところで失うわけにはいきません。 で、お嬢さま、賢明なるご判断により、迷子センターを訪ねられました。 すると、そこの係員ったら、こともあろうに、 「お嬢ちゃん、迷子でちゅかー?」 などと自分に向かってのたまってるではありませんか。 しかし、ここは生まれ変わったナギお嬢さま、 そう簡単に取り乱したりはしないのです。 優雅にほほえみ、穏やかなる口調で返されるのでございます。 「ウフフフフ。迷子? そんなバカな。  わたくし、迷子になんかなっておりませんことよ?  つうか、わたくしの子分が迷子なのです。」 ・・・でも悲しいかな、やはりマセたクソガキが話す内容からは 越えられなかったナギお嬢さま。 ていうか、現実としては自分自身が迷子そのもの。 この事実を受け入れられない哀しきさだめな彼女に対して、 わたくたちのマリアさんは美しくも ご慈悲をお与えくださいました。マリアさんビーム。 ところが、ナギお嬢さま、ビームを受けても自分の迷子を認めることなく、 そればかりかグレだした・・・・・!! (つづく) (つづかない。)

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