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杏子のKIMAGURE缶

その6

H13.11.9(金)
今日からやっと普通食になった。4日ぶりの白いご飯! 美味しかった。入院生活は食事が楽しみ。
 流動食も、食べごたえは全然ないが、一口一口がおいしくて・・・。食べれることがうれしかった。ましてや、である。おかずは、ししゃもの焼いたのに、味噌汁、卯の花、きゅうりの酢の物、と質素ではあるけれど、私にとっては十分だった。全般に魚類が多く、ヘルシーなメニューだが、うちのダンナのように好き嫌いがはげしいと大変だろうなぁ。ほとんど食べれるものがないだろう! それとも他に食べるものがないとなればしかたなく食べるようになるのだろうか、とちょっとおせっかいな興味・・・。
 それはおいといて。
 食事がまともなものになったのはうれしかった。おまけに、昼からはラウンジでの食事になった。部屋食もいいけれど、ラウンジで他のママさんたちと・・・というのもよいかもしれない。
 そう思い、いそいそとお昼にでかけた。そしたら、今朝廊下で会った人がいた。部屋で寝ていた時によく聞こえてきた声の人だ。まるで日本人じゃないみたいな、あっかるーいノリの茶髪ママさんだ(^^; じっさい、ルームネームみたら、「キリー・○○」と外国名だった。海外に住んでいたのかな? 会話にやたらと英単語がまじる(^^;
 はじめてラウンジで食事する私に、「今日がラウンジデビューなんだァ、やっぱちがうよ楽しいよぉ・・・」などと言ってくれる(^^ゞ たんにいまふうのママさんなのかもね(^^;
 その茶髪ママさんと同じテーブルで食事してたグループには、中国人のひともいて、中国の食事事情などを話していた。内容は「世界仰天ニュース」とでもいったらいいのか? 某TV番組「世界○○特報部」みたいな?
 ・・・で、思わずゲェーと思ってしまった。中国人は何でも食べるという話。そのなかでも、生きたサルの頭をぶち割って脳髄か何かを食べる話、というのがヘビーだった。とても食事どきの話じゃなくて。
 他にもヘビだの、ネズミだのなんだのとゲテモノ食いのオンパレード。ついには人間の肉もおいしいらしい、という話にいたってはもうグロッキー! 食欲もうせてしまいそうだった。(・・・とこれは夕食時の話題だったが)
 そこのグループ(すでにそういうのが出来上がっている)には、他にも茶髪だの金髪だのという人がいて・・・ ちょっとついていけないものを感じていた。そのキリーさんてひとともうひとりのひとが、同じく帝王切開してて(30日と31日)そういう話もしてみたかったのだが・・・ 機会がもてず残念。
 ほか、今日は午前中はフットバス、午後はシャンプーサービスがあり、すっきりできた。フットバスは文字通り、レモングラスの香料いれたお湯に足をいれて、熱と振動とでマッサージ、ってもんで気持ちよかった。これやってくれたおばちゃんがまたおしゃべりで・・・口はさむヒマないほど(^^; んで、しゃべるしゃべる。
 シャンプーは以前もやってもらったことあるけど、今回はビューティールームなどという名称の、こぎれいな一室でやってもらった。洗ってくれたのは看護婦さんで、大変ねぇという感じ。医療だけじゃなくてこんなことも、なんてね。頭ぼさぼさだったから、ありがたかった。
 以上、今日は術後やっと人並みな生活になってきた、ってとこかな。お通じがよくなるようにってもらった薬が効きすぎたのか?夜になって突然、お腹が痛くなってきてしまって・・・ ちょっと困った私だった。

  読書  「天帝妖狐」(乙一)集英社文庫


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