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カテゴリ:鉄道その他交通機関
日本航空のMD87型機が3月31日で退役とのこと。南紀白浜発羽田行き1386便を見送る関係者の写真が泣けるなぁ。 1996年に南紀白浜線でYS-11を追い出したのがJAS時代のMD87型機だったが少数グループの弱さというかこんなに早く退役とは感無量。 私は会社意時代に米国出張のおり、彼の地でこのMD87の原型であるDC9シリーズに何度も乗る機会があった。短い胴体でハイパワーの双発エンジン。まるで都内のタクシーのように全米どこでも見かけるほど売れに売れた飛行機。あまりに売れすぎてダグラスが黒字倒産してマクダネル社と合併したのは懐かしい話だ(受注があるのに資材不足;)。 DC9は、離陸時にシートの背に体が食い込むかのようにグイグイと急角度で加速上昇してゆく気持ちよさがあった。MD87はこのシリーズの最終形としてさらにハイパワーなエンジンを搭載していた。そしてこの飛行機の面白いところは「おしり」にも搭乗口があるところ。短いタラップで荷物の間を抜けるように乗り降りするのも楽しかった(末期には荷物の出し入れ専用になっていた)。 ちなみに私の一番好きな飛行機はDC10だ。日本航空とノースウェスト航空だけで使われたDC10-40型。1983年、初めての海外出張=初めての飛行機(笑)で乗ったJAL成田→サンフランシスコ線(会社の景気もよくペェペェなのにビジネスクラスだったナ;)。シャチを思わせるようなずんぐりボディに3発エンジン(エンジンはDC9シリーズと同じプラット&ホイットニー社、DC9/MD8XはJT8D、DC10はJT9D)がカッコよく一目ぼれしたのだ。飛行機の規模がちょうどよいという理由で皇族や政府関係者もよく利用するというところも嬉しかった。残念ながら2005年に全機退役してしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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